年度 |
2024年度 |
開講部局 |
先進理工系科学研究科博士課程前期先進理工系科学専攻地球惑星システム学プログラム |
講義コード |
WSC12000 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
地球惑星システム学特別講義B(海洋地球科学技術概論) |
授業科目名 (フリガナ) |
チキュウワクセイシステムガクトクベツコウギビー |
英文授業科目名 |
Special Lecture on Earth and Planetary Systems Science B |
担当教員名 |
倉本 真一,安東 淳一 |
担当教員名 (フリガナ) |
クラモト シンイチ,アンドウ ジュンイチ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 集中 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
04
:
地球惑星科学 |
対象学生 |
地球惑星システム学プログラム |
授業のキーワード |
海洋地球科学、海洋調査技術、地球環境変動、地震・津波発生場、海底火山、海洋資源、海洋生命、人新世 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
地球を理解するうえで、海洋は無視できない。その海洋を理解するうえで必要な基礎的な現象・事象を科学的に理解し、それを理解するための調査技術の概要について理解する。海底下には2億年にわたる歴史が記録されており、それを紐解き現在を理解すると同時に、急激に変化しつつある現代を地球科学的に考える力を養う。 |
授業計画 |
第1回:「海」とは何者か?その起源から現在の様態まで、導入 第2回:「海」を調べる技術―1(船、ROV、AUV、HOV、直接手法) 第3回:「海」を調べる技術―2(間接手法、弾性波探査、通信) 第4回:海底地形・地質(海嶺、海溝、TTT、海台、TF断層、活断層、地層のでき方) 第5回:海洋の動態、海洋大循環、海水準変動 第6回:付加体-大陸の形成・成長(南海トラフ、IBM) 第7回:付加体―地震・津波(南海トラフ) 第8回:付加体―地震・津波(日本海溝) 第9回:海底火山(ハワイ、IBM、鬼界カルデラ、オントンジャワ海台) 第10回:生命の起源、極限環境生命、地球外生命 第11回:資源―在来型(石油、ガス)、CCS、CCUS 第12回:資源―非在来型(メタンハイドレート、マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、レアアース泥) 第13回:人類の夢、マントルからのサンプルリターン 第14回:人新世、人類と地球環境の急激な変化の関係、沸騰する地球を冷ますことができるか?、Geo-Engineering?、まとめ 第15回:公開セミナー
レポート提出 |
教科書・参考書等 |
Marine Geology (James Kennett, Prentice-Hall) カラー図解 地球科学入門 地球の観察――地質・地形・地球史を読み解く(平 朝彦&JAMSTEC、講談社) 人新世(平 朝彦、東海大学出版部) DEEP LIFE 海底下生命圏 生命存在の限界はどこにあるのか (稲垣史生、ブルーバックス) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回:地球46億年の歴史の中で、なぜ海ができたことによって奇跡の進化を遂げたのかを理解する。 第2回:海を調査する道具や直接的な手法について理解する。 第3回:海を調査する道具や間接的な手法について理解する。 第4回:海底の地形・地質は陸上に比べよく保存されるので、そこから様々な変動史を理解する。 第5回:海水は時間をかけて循環し、物質とエネルギーを運び、様々な影響を及ぼしていることを理解する。 第6回:プレートの沈み込みによって形成される現生の付加体や島弧の構造について理解する。 第7回:南海トラフ付加体で発生する様々なタイプの地震と地質構造の関係を理解する。 第8回:東北地方太平洋沖地震・津波のメカニズムを理解する。 第9回:海底火山の形式や規模、それらの持つ意味について理解する。 第10回:海底下の極限環境下で生息する微生物の生存戦略について理解する。 第11回:在来型資源の利用とカーボンニュートラルに向けた新たな科学技術について理解する。 第12回:非在来型資源の利用について理解する。 第13回:マントルからのサンプルリターンについての科学技術の現状について理解し、新たなアイディアを議論する。 第14回:新たな地質年代区分として提案されている「人新世」について理解する。人類の地球への関わり方について議論する。 第15回:公開セミナー |
履修上の注意 受講条件等 |
特になし |
成績評価の基準等 |
取り組み態度、積極的な質問や議論、レポート内容 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
「海」から学ぶ地球、宇宙の生命・地球科学の概要を掴んでほしい! |
その他 |
なし |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |