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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科専門職学位課程実務法学専攻実務法学プログラム
講義コード PA347911 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 会社法1
授業科目名
(フリガナ)
カイシャホウ1
英文授業科目名 Corporate Law II
担当教員名 片木 晴彦
担当教員名
(フリガナ)
カタギ ハルヒコ
開講キャンパス 東千田 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 木7-8
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
テキストに従いつつ,特に会社法の条文を丁寧に読み、会社法の基本的な考え方を理解することができるよう,適宜質疑応答を交えて授業を行う。 
単位 1.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生 1年次生
授業のキーワード  
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
必修【a 法律基本科目】 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 【目標】
(1)複雑な会社法の条文を的確に理解できるようにその内容を読み取る、
(2)会社法のテキストを適切に読み込んで、基本概念を理解し、各規定の趣旨を学び、重要な争点を把握する、
(3)基本的な判例を理解し、解釈上の争点を掌握することを目標にする。
【概要】
  会社法1,2,3を通じて会社法の基本を学ぶ。会社法1では,株式会社制度の基本概念,会社制度の経済的意義,会社の設立,株式制度,株式譲渡および株主総会制度までの内容を講義する。1年生の会社法では,全体として,(1)複雑な会社法の条文を的確に理解できるようにその内容を読み取る, (2)会社法のテキストを適切に読み込んで,基本概念を理解し,各規定の趣旨を学び,重要な争点を把握する,(3)基本的な判例を理解し,解釈上の争点を掌握することを目標にしている。各講義を通じて上記の能力の修得を目指すが,会社法1では特に各条文を,会社法の体系の中で適切に読み込む能力の修得に主眼を置く。 
授業計画 第1回 会社・株式会社の特色
    各種企業制度・会社の種類・法人格・有限責任
第2回 株式会社の設立と消滅
    発起設立・募集設立・設立定款・発起人の設立前の行為
第3回 株式会社の登記
    会社の商号・目的・登記の公信力
第4回 株式の意義と単位
    株式制度の特色・株式の分割と併合・単元株式
第5回 株式の内容
    株主権・株主平等原則・種類株式
第6回 株式の譲渡・譲渡制限株式
    株式譲渡の方式・株主名簿・基準日・譲渡承認の手続
第7回 株式会社の統治システム
    株式会社の統治形態・委員会設置会社・会社の監査と監督
第8回 株主総会の招集手続

講義中に2回程度、小テスト(短答式)を実施する 
教科書・参考書等 伊藤・大杉・田中・松井『リーガルクエスト会社法〔第4版〕』(2018年・有斐閣)
江頭憲治郎他編『会社法判例百選第4版』(2021年・有斐閣)
その他,適宜資料を配付する。
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,映像(画像資料),音声教材
事前配付資料はTKCに掲載される。
なお、講義の録音は講義後にMoodleに掲載される。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
 講義資料をTKCで事前配布する。資料に従って,教科書及び講義で扱う会社法の条文をしっかりと読み込んでほしい(予習時間1時間半程度)。講義資料に示される質問・課題を講義で答えられるようにしてほしい。
 予習段階での理解を深めるために,一部の授業では,音声付きガイダンスを用意する予定。講義資料を読むときに参照されたい。 
履修上の注意
受講条件等
 本講義は、各科目の実施方法の「1(2)知識、理論の獲得」、「2(1)教員からの対話中心」に相当する。成績評価は、「基本、原則の正確な理解」を基に行う。 
成績評価の基準等 期末テスト80%、小テスト20% 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 担当教員は,広島総合法律会計事務所の客員弁護士として,主として事務所所属の弁護士に企業法務に関する法的助言を行っている。 
メッセージ  会社法は,非常に多くの条文からなり,しかも憲法や,民法,刑法と比べると条文が複雑かつ長文である。この難解な条文を読み解いてもらい,またその趣旨を理解してもらうことが,1年次会社法の主要な目標である。 
その他  講義の内容、順番については変更することがある。詳細はTKC参照。
 講義資料には,補論が示されている。これらは講義終了後,講義の内容や該当条文を確認しながら復習として参照してもらうことを前提としているので,予習段階では読む必要はない。また,復習用にTKCの授業理解度テストが作成されているので,活用されたい。授業理解度テストの内容を基礎に,講義中に小テストを実施する。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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