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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科専門職学位課程実務法学専攻実務法学プログラム
講義コード PA346511 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 刑法A
授業科目名
(フリガナ)
ケイホウA
英文授業科目名 Criminal Law A
担当教員名 秋野 成人
担当教員名
(フリガナ)
アキノ シゲト
開講キャンパス 東千田 開設期 1年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 月3-4
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
授業において提示された初歩的な資料を読み、教員かrなお質問等の対話を通じて、基本概念等を押さえつつ、論理的に考える思考習慣を身につける。
1.予習 
 授業時に考える対象テーマを事前に提示するので、これにつき自らの手元にある教科書等に目を通しておく。
2.授業 
 授業時に提示された初歩的文献の意味内容を押さえることに加えて、論理的に理解する学修方法を意識づけする。
3.復習 
 授業時に提示した文献とは異なる資料を復習用に提示するので、これを授業時の手法を用いてその意味内容を読み取るとともに、授業時の文献との異同を考えてみる。
 
単位 1.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生 1年次
授業のキーワード 犯罪論と刑罰論、刑法の基本原則罪(刑法定主義、行為主義、責任主義)、刑法の解釈方法(文言解釈・論理解釈・目的論的解釈、厳格解釈、拡張解釈の限界、類推(解釈)禁止)、構成要件、違法性、有責性 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
必修【a法律基本科目】 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 【目標】
1.刑法の初歩的な文献・資料の基本的な考え方や問題へのアプローチ方法を読み取ることができる。
2.刑法における条文解釈のプロセスを理解し、これに則って条文文言の意味を考えることができる。
3.刑法の基礎概念や基本原則についてその根幹部分を理解すっるとともに、そこからの論理的展開の多様性を認識できる。
【概要】
 刑法の基本原則(罪刑法定原則、行為原則、法益保護原則及び責任原則)及び基礎概念(因果性、非難可能性、共犯性と正犯性等)につき、初歩的な文献資料とこれと読み比べる資料とを通じて、刑法典の全体構造及び個々の条文の文言を確認しその意味合いを探求することで、刑法の体系的理解に不可欠である論理的な思考フレームを構築すること、また、1年間を通じて繰り返し学修することでその本質をより深く理解することができるように、基本的な学修方法の意識づけと実践を目指す。特に、文献資料を読むことから、原理・原則と個別の条文の解釈とのつながりを意識し、何を考えてどう論理を組み立てていくのかにつき、思考モデルをいくつか獲得することも目指す。
 
授業計画 第1回  条文から導かれる刑法総論 刑法 第1編 総則 第7章 版材の不成立及び刑の減免
第2回 犯罪の一般的成立要件ー構成要件論・違法論・責任論 
第3回 構成要件の機能と構成要件要素、未遂論(刑法43条)
第4回 構成要件と違法性、違法と責任との関係
第5回 違法性阻却の一般原理と正当防衛・緊急避難
第6回 正当防衛と過剰防衛(刑法36条)
第7回 故意論と錯誤論(刑法38条)
第8回 体系論と問題解決思考

授業時に提示した文献資料に関する小テスト2回実施予定 
教科書・参考書等 特に授業用テキストは指定しない。
なお、参考文献として、以下の単著の刑法概説書を挙げておく。
 松原芳博 刑法概説第2版 成文堂 2022年
 山口 厚 刑法第3版    有斐閣 2015年 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配布資料を用いて授業は進行し、これに伴い、板書を多用する。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
 TKCで具体的な指示をするので、これを参考としてください。   
履修上の注意
受講条件等
本講義は、各科目の実施方法の「1(1)導入、基本(重要なこと)の重視」、「2(1)教員からの対話中心」に相当します。成績評価は、「法的思考の基礎(初歩的な文献資料を論理的に分析できるか)」を基に行います。
 
成績評価の基準等 授業時に適宜行う小テスト・レポート(合計30%)及び期末試験(70%)。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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