年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期教育科学専攻日本語教育学プログラム |
講義コード |
WND11000 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
文化社会学特講 |
授業科目名 (フリガナ) |
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英文授業科目名 |
Research in Cultural Sociology |
担当教員名 |
西村 大志 |
担当教員名 (フリガナ) |
ニシムラ ヒロシ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 金1-4:教K115 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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対面のみで行います。講義中心、演習中心、ディスカッション、学生のみなさんに毎回感想文を書いてもらうなど。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
05
:
社会学 |
対象学生 |
日本語教育学専修生、その他大学院生ほか |
授業のキーワード |
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教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 文化や社会に関する思考を深め、構造化し、さらには語るための補助線となる文化理論、社会理論を身につける。おもに文化社会学を中心とした社会学領域の知見を中心とし、周辺の各種文化理論にもふれていく。国語教育においては、論説文、説明文を中心とした論理的な文章を構造的に読む力、ならびに小論文を書く際の構成力の向上に資する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
文化や社会を考え、構造化し、語るための社会理論、文化理論を身につける。学問的には文化社会学を中心に、文化人類学等周辺領域に拡がる知を講義する。日本映画、およびマンガを援用して映像がうかぶように理論への理解を深め、実際に使える読解力、思考力、論理構成力を養成する。講義全体の統一性を高めるべく、日本における身体の文化や歴史を主軸にすえて展開する。各種文化理論、社会理論を確かなものとして身につけ、国語教育の現場で活用できるようにする。 |
授業計画 |
第1回: 日本における身体を軸として文化理論、社会理論を学ぶために 第2回:身体技法を考える(M.モースの理論、映画Shall we ダンス?) 第3回:身体技法と洋の東西(柳田國男の議論、リメイクされた洋画Shall we dance?) 第4回:身体と伝統の創造(E.ホブズボウム、T.レンジャーの理論、映画シコふんじゃった) 第5回:文明化の過程と暴力の管理(N.エリアスの理論、映画けんかえれじい) 第6回:全制的施設と身体(E.ゴフマンの理論、映画刑務所の中) 第7回:規律訓練と身体(M.フーコーの理論、映画ファンシイダンス) 第8回:精神と身体と自己同一性(G.H.ミードの理論、映画刑法第39条) 第9回:文化資本と身体(P.ブルデューの理論、映画社長シリーズ) 第10回:社会的な身体とジェンダー(M.ミードの理論、映画転校生) 第11回:消費社会と身体(J.ボードリヤールの理論、映画下妻物語) 第12回:監視社会と捕捉される身体(D.ライアンの理論、映画踊る大捜査線) 第13回:まなざしの地獄、まなざしの不在の地獄における身体(見田宗介の議論、映画ヘルタースケルター) 第14回:身体の全体性の消滅と管理社会(G.ドゥルーズの理論、映画プラチナデータ) 第15回:文化理論、社会理論をいかに読解力、思考力、論理構成力の向上に生かすか 定期試験を行います。
B5の紙をもってきてください。よく感想や意見を書いていただきます。
いろいろご指摘ください。ともに学びましょう。 |
教科書・参考書等 |
西村大志・松浦雄介編2016『映画は社会学する』法律文化社。買ったほうがわかりやすくなりますが、無理に買わなくてもいいです。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
ときどき授業で紹介したDVDなどを見て、理論を思い出すとよいと思います。 |
履修上の注意 受講条件等 |
授業もそれなりに大切ですが、自分なりに関連分野の本を読むのも大切です。 |
成績評価の基準等 |
毎回書いてもらう感想文の内容を点数化(100パーセント)。単位のためだけでなく、趣味で受講される方も歓迎します。成績ばかりをあまり気にする人は、とらないほうがいいとおもいます。成績が悪くても気にせず、興味関心で履修してください。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
皆さんの興味関心、理解の進み具合にあわせて内容を適宜修正していきます。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |