年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期教育科学専攻日本語教育学プログラム |
講義コード |
WND01150 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
日本語教育学特講 |
授業科目名 (フリガナ) |
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英文授業科目名 |
Special Lecture on Teaching Japanese as a Second Language |
担当教員名 |
小口 悠紀子 |
担当教員名 (フリガナ) |
コグチ ユキコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 火1-4:教L108 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、ディスカッション、学生の発表 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
07
:
教育学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
日本語教育学、コーパスを活かした日本語授業、日本語教育文法、日本語教材研究、日本語教育実践研究、学習者の誤用に基づく日本語習得研究 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 日本語教育学の基礎理論に関する先行研究の考察を通して、日本語指導を高めるために利用可能な研究手法について理解を深め、指導法を向上させるための効果的な検証方法を提案する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
論文講読や実践を通して、日本語コーパスの基本的な使用について理解することができる。コーパスを活用した日本語教育実践や教材開発の事例を知ることで、コーパスを活かしたより良い日本語指導や教材について提案することができる。 |
授業計画 |
第1回 オリエンテーション:「この文法いつ使うねん!?」について考える(対面) 第2回 日本語教育に活かすコーパス研究:コーパスってなに?(対面) 第3回 「ないでください」はいつ使うのか?:論文を読む(オンデマンド) 第4回 「ないでください」はいつ使うのか?:ディスカッション(対面) 第5回 「てあげる」はいつ使うのか?:論文を読む(オンデマンド) 第6回 「てあげる」はいつ使うのか?:ディスカッション(対面) 第7回 これまでの振り返り・日本語教育文法とは?(オンデマンド) 第8回 習ったはずなのに使えない文法:経験から(対面) 第9回 課題1 「この文法いつ使う?」「習ったのに使わない文法」(レポート) 第10回 課題1 「この文法いつ使う?」「習ったのに使わない文法」(レポート) 第11回 コーパスから教材へ:コロケーションクイズ(オンデマンド) 第12回 コーパスから教材へ:コーパスを使ってコロケーションクイズを作る 第13回 課題2 コーパスから教材へ(レポート) 第14回 課題2 コーパスから教材へ(レポート) 第15回 総括・フィードバック(対面)
この授業は、現状の日本語教科書や日本語指導のあり方にツッコミを入れながら、批判的な思考を養うことを目指します。目の前にいる学習者に最善の授業とは何かを常に考え、データを味方に日本語指導が行える日本語教員を養成することを目指しています。 |
教科書・参考書等 |
参考書:(課題2の参考になります) 岩田一成編『語から始まる教材作り』(くろしお出版) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
日常的に日本語学習者の日本語や、若者が用いる表現などに敏感になり、気になる表現を書き留めておくとスムーズに課題を遂行できる。 |
履修上の注意 受講条件等 |
・受講には、講義の日本語を理解したり、日本語でディスカッションを行ったり、レポート課題を遂行する高い日本語能力が求められる。留学生の場合、JLPT N1相応。 ・コーパスを日本語授業や研究にも活かしたい方は、4T開講の日本語教育学演習も合わせて受講することが望ましい。 |
成績評価の基準等 |
①課題レポート(30%×2)、③ディスカッションへの主体的参加(30%)で総合的に評価する。課題は授業期間にA4、2枚程度の短いレポートを2〜3回程度課すが、最終課題は設けない。各種評価項目の詳細、課題内容は授業内で明確に示す。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
本授業は、コーパスを活かした日本語教育実践について理解を深める授業であり、コーパス研究のスキルを高めるための授業ではありません。 コーパス利用の「初心者」や、より良い日本語授業を目指している方の受講を特に歓迎します。 |
その他 |
(注意)この授業は留学生向けの「日本語」の授業ではありません。日本語教員養成のための専門科目です。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |