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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期教育科学専攻教育学プログラム
講義コード WNC60000 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 高等教育基礎演習 I (実践研究)
授業科目名
(フリガナ)
英文授業科目名 Practice of Higher Education Foundation I (Practical I)
担当教員名 村澤 昌崇,樊 怡舟
担当教員名
(フリガナ)
ムラサワ マサタカ,ハン イシュウ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 月3-4
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心
社会人院生の受講が予想されることや、コロナウイルス対策が必要なことを踏まえ、Zoom等のオンラインを通じた授業も併せて行う。
詳細については、履修予定の院生と密な連絡を取ることで対応する。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 07 : 教育学
対象学生
授業のキーワード 高等教育、大学、大学経営、高等教育政策、大学授業 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 学習目標:
高等教育研究の今旬の課題に関する議論への参加を目指します。

授業内容:
本授業は情報調査室などRIHEの施設を活用し、以下の取り組みを行うこととします。
①高等教育分野の研究動向・政策動向を整理し、自身の問題関心を形成すること。
②研究関心に関連する資料等を、RIHE情報調査室やウェブサイト等多様なリソースより、目的意識を持って効率的に収集すること。
③方法論に関する理解を深め、課題関心に基づく研究の企画を体験すること。
④理論研究や実証研究の基礎知識を補強し、研究課題の解題および分析を具体的に構想すること。
⑤研究課題に関する自身の学びと思考を文字化して共有すること。

*解題および分析にあたって、以下のような基礎スキルを育成することとします。
・歴史研究:高等教育研究に飛び交う専門用語の歴史的文脈・制度的文脈を自ら探究し、社会認識の変容や既存制度の政策過程などに注目し、研究課題のリアリティを深く理解すること。
・質的研究:社会科学分野における存在論・認識論に関する検討を初歩的に抑え、なぜ質的研究を行うか、何を目指して質的研究を行うかについて理解すること。言葉の意味合いの複層性と多角性、質的データの間主観性などを議論を踏まえ、どのように質的研究を行うかを把握すること。
・因果推論:量的分析の基礎知識を補強し、因果推論の基本理念および初歩的な実装を把握すること。 
授業計画 (ざっくりとした)各回でやる内容
第一回:高等教育分野の研究動向調査をどうすればいいか〜情報調査室探検隊
第二回:IDEとアルカディア学報からみたホットトピックを抑える
第三回:各自の研究関心を発表し、それに関連する資料の在りどころを探り、調査企画を立ててみる
第四回:歴史的資料の収集・解読(言葉の変遷)
第五回:歴史的資料の収集・解読(政策過程)
第六回:存在論・認識論の議論および質的研究の意義
第七回:インタビューの実践
第八回:量的研究の基礎知識(平均値と分散)
第九回:量的研究の基礎知識(回帰分析・疑似相関)
第十回:因果推論の基礎的考え方(因果の定義・DAG)
第十一回:因果推論の基礎的考え方(回帰分析の可能性・準実験)
第十二回:分析ソフトで体感する量的研究
第十三回:分析ソフトで体感する量的研究
第十四回:研究課題のDAGを描いて、先行研究を再考・批評
第十五回:スピンオフ+レポート発表

レポートを課す

上述のように、各回は『IDE 現代の高等教育』の最新号を中心に、各号の特集内容を取り上げ、履修者により精読してもらい、内容のとりまとめおよび内容に関係する政策担当者・大学経営者の立場に立った政策や施策の具体的立案を行ってもらう。
扱う号は、受講生の希望も反映して選定するが、大学の国際化、IR、FD、SD、学習成果、大学教員問題を予定している。 
教科書・参考書等 『IDE 現代の高等教育』を資料として用いる
ただし、状況に応じて、資料は変更する可能性がある。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
センターの情報調査室を十分に活用し、授業で扱うIDE以外の関連する文献情報も参照し、それらを丁寧に整理・検討すること。
各授業の予習に必要な事前学習や作業は、1日3時間程度×2,3≒6〜9時間程度を目安とする。 
履修上の注意
受講条件等
授業で課された課題は、最低でも授業の1日前には提出すること。授業の直前での提出は、やむを得ない場合以外は避けること。 
成績評価の基準等 出席状況、課題の遂行状況、レポートの完成度から総合的に判断する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 社会人の受講も予想されるので、受講日時を別途調整する。コロナ禍を踏まえ、Zoomによるオンライン授業を併せて行う。
教員から事前に配布される資料は、授業当日までに熟読し且つ概要をまとめることを通じて、あらかじめ理解を促進することが望ましいです。この作業を面倒な作業だと思わず、自身の力量形成や成長に繋がると前向きに捉えて取り組むこと。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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