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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻人間総合科学プログラム
講義コード WMJ30101 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 美的感性論
授業科目名
(フリガナ)
ビテキカンセイロン
英文授業科目名 Aesthetics and KANSEI-affective Philosophy
担当教員名 桑島 秀樹
担当教員名
(フリガナ)
クワジマ ヒデキ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 木9-10:総A704
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
★前期・セメスター制で開講する科目です(4月~8月:毎週木曜9-10限:各90分、主担当:桑島)。
★講義中心(ビデオ・スライド映像などAV機器も使用するかもしれません。:※残念ながら、暗室で映像資料(動画含む)を一緒に観ることが困難な場合は、受講に向きません。予めご諒承ください)。
★ただし、コロナ禍再拡大の際には、完全オンライン授業(同時双方向/Microsoft Teams使用)に変更する可能性もあります。
 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 04 : 芸術
対象学生 大学院1年生を中心とした全研究科・全学年(※学部生の自主参加/オブザーバー参加も歓迎)
授業のキーワード ★感性、美、アート(芸術/技術)、パトロン、ライバル、工芸、デザイン、能楽、仏像、庭園、茶道、水墨画、浮世絵、歴史、宗教 etc. 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
★人間の「感性」思考について、理知的・論理的・具体的に説明する大学院基礎レベルの専門科目。「人間文化の華(エッセンス)」について考える、21世紀型思考モデルを提供するリベラルアーツ科目。
★日本のさまざまな時代・ジャンルの「芸術家」をテーマに、「生と芸術」「権力と芸術」など、芸術(アート)が人間存在の本質、あるいは社会・時代や時代の気質と深く切り結ぶ点をあぶりだす、人文・社会科学の基礎科目。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 ★これまでほぼ論じられてこなかった、昭和の国民作家・松本清張による「歴史小説」たる『小説日本芸譚』(1958年、新潮社)に登場する「芸術家たち」――仏師・能楽師・茶人・漢画師・浮世絵師・工芸師など――をテーマに、1)それぞれの芸術家を清張はどう描いているか、2)それぞれの芸術家の扱いかたは、現代の視点から見てどうか、を考えていく。
★司馬遼太郎、山崎正和、加藤周一など、同時代の作家/評論家の作品との比較も念頭におく。
★講義の進行に当たっては、参加者にあらかじめ担当章/担当芸術家を割りあて、芸術家とその作品について基礎知識を調べ、資料とともに発表してもらう。すなわち、たんなる講義ではなく(一部)演習ゼミの形式を採用の予定。 
授業計画 講義テーマ:
松本清張『小説日本芸譚』を読む―生と美、権力と芸術―
★第1回―第2回のテーマ:
 ・イントロダクション:松本清張の「小説」観/「芸術(家)」観は?
★以下、第3回―第15回の個別テーマ(予定):
 ・第3回―第4回:運慶/世阿弥
 ・第5回―第7回:千利休/雪舟/古田織部
 ・第8回―第10回:岩佐又兵衛/小堀遠州
 ・第11回―第13回:光悦/写楽/止利仏師
 ・第14回:まとめ(※あるいは、ここまでの講義の補足)
 ・第15回:期末試験(もしくは期末レポート)の実施
 ※なお、最終授業日に「レポート」(宿題)を課して終わる場合もあります。

  
教科書・参考書等 ★指定テキスト(※受講に当たっては、購読用テキストのため、必ず入手のこと。)
・松本清張『小説日本芸譚』新潮文庫、1961年初版(※現在も刊行中)。
★参考書
・『松本清張全集』(第26巻「小説日本芸譚」ほか2篇所収)文芸春秋、1973年。
・半藤一利『清張さんと司馬さん』文春文庫、2005年。
・司馬遼太郎、山崎正和、加藤周一らの一連の評論集や小説・戯曲など。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 ・講義形式/テキスト購読中心(講義中心・補助プリント適宜配布の予定)
・使用する視聴覚教材の種類(PPTスライドなど。※テレビモニターに投影)
・必読・必帯テキストあり(※講義時に確認・指示)。テキストの要約/用語解説などの分担あり。
★資料の配布、出席管理、課題の提示などでMicrosoft Teamsを使うこともあります。受講までに使用法に習熟しておくこと。
 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
★講義を聴きながら、ビデオ映像を観ながら、「自分なり」にノートをとること。基本的に板書は、キーワードのみの記述が中心です。謙虚で素直な勉学姿勢を忘れずに! 
履修上の注意
受講条件等
★毎回、指定テキストを必帯してください。テキストに出てきた事物/人物などを調べてきてもらうこともあります。 
成績評価の基準等 ★平常授業参加での評価(出席・発表・討議など): 80パーセント程度。
★期末試験(論述式、教科書など持込可を予定):20パーセント程度。 
※ただし、講義終盤がオンライン開講主体となった場合は、期末レポートに代えることもある。
★中間レポート(1回程度 ※授業進行状況では割愛もある。):10パーセント程度。
 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
★地方自治体での美術館協議会(会長)・文化懇話会(座長)の経験に基づき、モノとしての作品の展示/鑑賞の方法と、われわれの感性の関係などを具体的に考えます。その時々のヴィヴィッドな話題にも臨機応変に触れる予定。 
メッセージ  
その他 ★学期中できれば最低1回は、関連学会・関連研究会の主催する例会・講演会・シンポジウムなどのへの参加を促すかもしれません。ぜひ自主的・積極的にご参加ください。※見学会は任意参加(各自の責任で交通安全に留意し、ご参加ください)。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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