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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻マネジメントプログラム
講義コード WMF04700 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 マネジメント特講(社会調査)
授業科目名
(フリガナ)
英文授業科目名 Special Seminar in Management
担当教員名 西村 太志,相馬 敏彦
担当教員名
(フリガナ)
ニシムラ タカシ,ソウマ トシヒコ
開講キャンパス 東千田 開設期 1年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 火13-14:東千田第2演習室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
対面(対面形式と非対面形式を状況に応じて使い分ける)
講義と演習を並行して行う。受講生の発表と受講生相互の共同作業も含む。ディスカッションや調査票の作成作業を含む。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 04 : 経営学
対象学生 社会科学研究科マネジメント専攻の大学院生
授業のキーワード データ収集の技法、データ解析のための前提、世論調査、サンプリング、量的調査、尺度構成、概念と測定の関連性の理解、行動科学 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 修士論文・学術研究論文の執筆においては、様々な調査によって得られたデータを読み取ることと、適切にデータを収集することが重要となる。そこで、多数の対象に対して各種調査を行う上で注意すべき点や、実際の社会調査の実態、および新聞やテレビなどのメディアにおいて行われる各種調査や公的団体の白書,公刊論文などで示されるデータとその背景を読み取り、解釈する力を養う。量的調査を行う際に注意すべき点、調査後の分析において必要な前提事項を講義する。
また実際に調査を研究のために行う際には、調査の技術的な問題のみではなく、その背後にある概念構成や操作的定義といった、研究の枠組みを考えることも重要である。そこで、それらの観点について、社会心理・行動科学の観点を中心に講義する。
 加えて、それらの内容を踏まえて、実際に調査票を作成し、データ収集と分析を行うことで、調査手法についての習得も行う。教材としてはインターネットを使った調査を用い、そのプロセスを体験的に理解する。 
授業計画 第1回 調査のあれこれ 世の中の調査を「疑う」
第2回 データとして対象を扱うことの意義、数字を用いることの利点
第3回 「構成概念」と「操作的定義」の理解
第4回 測定と尺度、測定の妥当性と信頼性
第5回 全数調査と標本調査、サンプリング方法
第6回 調査法によるデータ収集の長所と短所、二次データの利活用
第7回 統計的検定の基本的考え方、母集団と標本の関係、データの種類に基づく検定方法の差異
第8回 実際の質問紙の形式、調査の留意点(1)聞き方のポイント
第9回 実際の質問紙の形式、調査の留意点(2)体裁のポイント
第10回 インターネットを用いた調査の概略と、調査票の作成、調査の実施(グループごとにテーマを設定し、オンライン調査票の作成、調査実施を行う)
第11回 インターネットを用いた調査の概略と、調査票の作成、調査の実施(グループごとにテーマを設インターネットを用いた調査の概略と、調査票の作成、調査の実施(グループごとにテーマを設定し、オンライン調査票の作成、調査実施を行う)定し、オンライン調査票の作成、調査実施を行う)
第12回 インターネットを用いた調査の概略と、調査票の作成、調査の実施(グループごとにテーマを設定し、オンライン調査票の作成、調査実施を行う)
第13回 インターネットを用いた調査の概略と、調査票の作成、調査の実施(グループごとにテーマを設定し、オンライン調査票の作成、調査実施を行う)
第14回 インターネットを用いた調査の概略と、調査票の作成、調査の実施(グループごとにテーマを設定し、オンライン調査票の作成、調査実施を行う)
第15回 各グループが作成した調査票についての内容の発表、討論、まとめ

主に以上の内容で進める。また適宜議論や発表等も含める予定である。なお、内容と順序は開講回とすべて対応しているわけではなく、進捗状況に応じて一部変更する場合もある。 
教科書・参考書等 参考書
よりよい社会調査をめざして 1995 井上文夫他 創元社
ウェブ調査の基礎:実例で考える設計と管理 2023 山田 一成 (編集) 誠信書房
「社会調査ウェブ調査の基礎:実例で考える設計と管理」のウソ 2000 谷岡一郎 文藝春秋
聞き方の技術―リサーチのための調査票作成ガイド― 2010 山田一成 日本経済新聞出版社
社会調査の実際-統計調査の方法とデータの分析-第9版 2011 島崎哲彦(編著) 学文社
社会調査法の基礎 2009 小田利勝 プレアデス出版
質問紙調査と心理測定尺度―計画から実施・解析まで 2014 宮本 聡介・宇井 美代子(編) サイエンス社
ウェブ調査の科学-調査計画から分析まで- 2019 大隈昇他(訳)朝倉書店
他に必要な資料等は適宜配布する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,映像(PC),PC 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
講義の中での内容を、現実社会とリンクさせて理解することが重要です。また、共同で行う課題には、受講生同士が協力して取り組む姿勢も必要となります。
社会問題への関心(特に調査を行うような話題に対して)、それらを客観的に見る能力を意識することも必要です。
後半の調査票作成の課題は、グループで行います。時間外の作業も相当必要になってきます。それらにも積極的に取り組むことが必要です。
前半は、講義内容を現実社会での事象とリンクさせて考えることが復習となり、後半は実際の作業を円滑に進めるための準備(他の受講生との調整含む)が特に必要です。 
履修上の注意
受講条件等
受講生が共同で課題に取り組むこともあるため、欠席・遅刻が頻繁にあると、講義の実施・共同での課題実施に支障がでるため、充分留意してください。
科目の内容上、「社会行動データ解析」と関連した内容となる箇所もあります。両方の講義を履修することで、社会行動を量的に捉え、分析するためのスキルを身につけやすくなります。 
成績評価の基準等 受講態度、およびレポート等を総合的に判断し評価する。
レポート評価(60%程度)+講義中の課題への取り組み(課題の成果、議論等の内容,グループ課題への取り組み,貢献度)(40%程度) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ ノートパソコンを持参すること(詳細は講義中に指示する) 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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