年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻経済学プログラム |
講義コード |
WMEA2200 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
空間経済学 |
授業科目名 (フリガナ) |
クウカンケイザイガク |
英文授業科目名 |
Spatial Economics |
担当教員名 |
周 義明 |
担当教員名 (フリガナ) |
シュウ ギメイ |
開講キャンパス |
東千田 |
開設期 |
1年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 木11-12:東千田A304講義室 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、ディスカッション、学生の発表 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
E
:
英語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
03
:
経済学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
SDG_10、SDG_11、国際貿易、経済集積、経済成長、定量的空間経済学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
空間経済学は、経済活動が地理空間的にどのように分布しているか、またその分布が貿易利得、経済成長や空間的格差、福祉などにどんな影響を与えるかを研究する学問分野である。この分野では、都市・地域経済学、地域科学、国際貿易分野の研究手法やツールを利用し、学際的研究が多く行われる。本講義では、主に国際学術論文の解説を中心に、空間経済学の今までの発展と最新の研究動向を講義する。空間経済学における既存研究の問題意識や分析手法を理解し、独自の学術研究を開始するための基礎知識と研究能力を得ることを目的とする。 |
授業計画 |
第1回:イントロダクション 第2回:新貿易理論 (Helpman and Krugman 1985; Krugman 1980) 第3回:Core-Periphery モデル (Krugman 1991) 第4回:Vertical Linkage モデル (Venables 1996) 第5回:経済集積と成長 (Baldwin 1999) 第6回:経済集積と都市混雑 (Helpman 1998; Murata and Thisse 2005) 第7回:企業の異質性と国際貿易Ⅰ (Melitz 2003Ⅰ) 第8回:企業の異質性と国際貿易Ⅱ (Melitz 2003Ⅱ) 第9回:企業の異質性と経済集積 (Baldwin and Okubo 2006; Ehrlich and Seidel 2013) 第10回:Eaton and Kortum モデル (Eaton and Kortum 2002) 第11回:定量的空間経済学Ⅰ (Redding 2016; Redding and Rossi-Hansberg 2017) 第12回:定量的空間経済学Ⅱ (Ahlfeldt et al. 2015Ⅰ) 第13回:定量的空間経済学Ⅲ (Ahlfeldt et al. 2015Ⅱ) 第14回:学生による論文報告とディスカッションⅠ (論文リストを提供する) 第15回:学生による論文報告とディスカッションⅠ (論文リストを提供する) |
教科書・参考書等 |
教科書: 指定なし、国際学術論文を中心に学習する。 参考書: Baldwin, Richard E., Rikard Forslid, Philippe Martin, Gianmarco I. P. Ottaviano, and Frederic Robert-Nicoud, Economic Geography and Public Policy, Princeton University Press, 2003. Fujita, Masahisa, Paul R. Krugman, and Anthony Venables. The spatial economy: Cities, regions, and international trade, MIT press, 2001. Brueckner, Jan K., Lectures on Urban Economics, Cambridge, MA: MIT Press, 2001. 空間経済学: 都市・地域・国際貿易の新しい分析、藤田 昌久、ポール・クルーグマン、アンソニー・J・ベナブルズ (著)、東洋経済新報社、2000年 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
授業内容に応じて配布資料を使用し、関連資料をmoodleにアップロードする。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
次回解説予定の学術論文を各自で読んでおくこと。授業後、自分の研究に何か新なことをできるかを考えること。 |
履修上の注意 受講条件等 |
ミクロ経済学を履修済み、微分積分の基礎知識があること。 |
成績評価の基準等 |
論文報告70%(程度),ディスカッション20%(程度)及び取組態度10%(程度)により行う。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
この講義は国際経済学や都市経済学に関連するものが多く、こういった分野に興味ある方も大歓迎。なお、質問および講義に関する相談は、休憩時間やメールにて随時受け付けます。オフィスアワーも積極的にご利用ください。 |
その他 |
講義は英語で行い、質問は日本語でも英語でも構わなく、講義後必要に応じて英語と日本語でサポートする。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |