年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻経済学プログラム |
講義コード |
WMEA1300 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
経済数学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ケイザイスウガク |
英文授業科目名 |
Mathematics for Economic Analysis |
担当教員名 |
堀江 真由美 |
担当教員名 (フリガナ) |
ホリエ マユミ |
開講キャンパス |
東千田 |
開設期 |
1年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 月11-12:東千田第3演習室 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、板書多用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
5
:
大学院基礎的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
03
:
経済学 |
対象学生 |
M1以上 |
授業のキーワード |
微分、線形代数、最適化理論、制約条件つき最適化問題、ラグランジュ乗数法、凸解析 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
本授業では、大学院レベルの経済学・経営学を学ぶうえで身につけておきたい数学の基礎知識を丁寧に解説し、ファイナンス分野で用いられる数理的手法の習得に役立てられるようになることを目標とします。そのため、微分、線形代数、最適化理論を重点的にカバーし、凸解析まで進める予定です。 公式や問題の解法、計算方法をマスターすることも必要ですが、定義、定理、証明をしっかりと理解することで、背後にある数学の論理や考え方を身につけ基礎を固めることを目指します。そのため、テキストの記述に沿って解説しながら、なぜそのように定義するのか、なぜそのような定理が重要なのかについての説明を加えます。必要に応じて、課題の形で問題演習を行う予定です。 尚、受講生の到達目標と理解度に合わせて、授業内容を一部変更する等の対応を考えます。 |
授業計画 |
第1回 微分(1):実数、数列の極限 第2回 微分(2):級数、関数 第3回 微分(3):1変数関数の微分 第4回 微分(4):2変数関数の微分 第5回 線形代数(1):ベクトルと行列 第6回 線形代数(2):ベクトル空間 第7回 線形代数(3):線形写像と行列の階数 第8回 線形代数(4):行列式、連立1次方程式 第9回 線形代数(5):固有値と固有ベクトル、2次形式 第10回 最適化理論(1):制約条件なし最適化問題、テイラーの定理 第11回 最適化理論(2):局所的最適化、等式制約条件つき最適化問題 第12回 最適化理論(3):陰関数定理、ラグランジュ乗数法 第13回 最適化理論(4):包絡線定理 第14回 凸解析(1):凸集合と凸関数、凸関数の最適化 第15回 凸解析(2):分離定理
進捗状況に合わせて、練習問題を課題(宿題)として解き、提出してもらいます。 期末試験を実施します。 |
教科書・参考書等 |
テキスト 『経済学・経営学のための数学』 岡田章著 東洋経済新報社、2001年 その他の参考文献等は、必要に応じて授業中に紹介します。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
受講者は、テキストの該当箇所を必ず予習したうえで受講してください。問題演習の課題がある場合は、次回の講義までの間に、必ず問題を解いて来るようにしてください。問題の解説は解説動画で行う場合がありますので、必ず視聴して復習するようにしてください。(平均して、2時間程度の予習・復習・問題演習の学習時間が想定されます。) |
履修上の注意 受講条件等 |
テキストの冒頭にある「本書を学習する前に」を早めに読んで準備をしておいてください。入門テキスト(『経済学で出る数学』 尾山大輔・安田洋祐著 日本評論社、2013年)を自習する、高校の数学教科書(微分・積分)を復習しておく等の準備を推奨します。 |
成績評価の基準等 |
期末試験70点、課題30点の合計 100 点で評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |