年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻人文学プログラム |
講義コード |
WMBB3001 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
表象文化論講義A |
授業科目名 (フリガナ) |
ヒョウショウブンカロンコウギA |
英文授業科目名 |
Lecture on Representation and Culture A |
担当教員名 |
西槇 偉,溝渕 園子 |
担当教員名 (フリガナ) |
ニシマキ イサム,ミゾブチ ソノコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 ターム外(前期) |
曜日・時限・講義室 |
(外前) 集中:詳細は掲示板参照 |
授業の方法 |
講義・演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
05
:
文学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
比較文学 翻訳 受容 夏目漱石 日本近代文学 中国近現代文学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
【テーマ】夏目漱石と中国近代文学――民国期の翻訳受容を中心に―― 【概要】1920~40年代の中国で、夏目漱石の作品は如何に翻訳されたのか。本講義では、当時の新聞・雑誌に掲載された翻訳を通して、近代中国における漱石文学の受容を考察します。 【目標】 (1)翻訳を素材とする比較文学研究について理解を深めます。 (2)夏目漱石の作品が中国で翻訳、受容された特色について理解を深めます。 (3)翻訳の視点から、漱石文学の特色を逆照射します。 |
授業計画 |
第1回:ガイダンス 第2回:『吾輩は猫である』(1) 第3回:『吾輩は猫である』(2) 第4回:『吾輩は猫である』(3) 第5回:『永日小品』(1) 第6回:『永日小品』(2) 第7回:『夢十夜』(1) 第8回:『夢十夜』(2) 第9回:『二百十日』(1) 第10回:『二百十日』(2) 第11回:『草枕』(1) 第12回:『草枕』(2) 第13回:『彼岸過迄』 第14回:『道草』 第15回:まとめ
日本文学の中国語訳を読んで、訳文を原典と照らし合わせて、考察をしてみてください。
講義で扱う作品は変更する可能性があります。 |
教科書・参考書等 |
授業で使用する資料は教員が複写を配付します。 参考書: 孫軍悦『現代中国と日本文学の翻訳 テクストと社会の相互形成史』青土社、2021年 波潟剛ほか編『近代アジアの文学と翻訳 西洋受容・植民地・日本』勉誠出版、2023年 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回:今回の受講を機に夏目漱石の作品を日本語または中国語訳で、なるべく多く読んでおくのもよいでしょう。授業では民国期の新聞・雑誌などに掲載された夏目漱石の作品の翻訳を使用します。 第2回:事前に配布された当該回で用いる資料に目を通しておくとよいでしょう。 第3回~第14回:同上。 第15回:これまでの授業内容を復習しておくとよいでしょう。 |
履修上の注意 受講条件等 |
とくにありません。 |
成績評価の基準等 |
授業への積極的な取り組みと課題レポートによって評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
民国期の新聞・雑誌には日本近代文学の翻訳が多く掲載されています。今回はそこから夏目漱石の作品を選び、ご一緒に楽しく読んでみたいと思います。 |
その他 |
集中講義日程:2024.9.16~9.20 初日は3コマ目から開始 文B201 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |