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English
年度 2024年度 開講部局 ライティングセンター(大学院)
講義コード 8A001002 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 論文英語修辞学I
授業科目名
(フリガナ)
ロンブンエイゴシュウジガクイチ
英文授業科目名 English Rhetoric & Writing Scientific Papers I
担当教員名 河本 健
担当教員名
(フリガナ)
カワモト タケシ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 火5-6:オンライン
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
オンライン講義 
単位 1.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 21 : 社会人基礎
学問分野(分科) 06 : グローバリゼーション・国際協力
対象学生
授業のキーワード 英語論文、科学論文、アカデミックライティング、コーパス 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 本授業では、Move分析に基づく科学論文の構成と書き方のポイントについて学ぶ。合わせて、ライフサイエンス辞書コーパスを使って英語表現を見つける方法についても学ぶ。理系向け。
授業は日本語で行います。 
授業計画 第1回 関連論文を分析して学ぶ
関連論文から学ぶべき主なポイントは、
・分野の特徴に基づく論文の構成
・論理的なストーリー展開、特に、「直接的な因果関係・つながり」の強さ
・特有の英語表現:AI翻訳では、出てこない頻出英語表現
・教材となる論文を見つける
第2回 論文特有の構成を学ぶ
第2回 論文の構成要素の基本形は、Introduction, Materials & Methods、Results, Discussionである。これらは頭文字を取って、IMRaDと呼ばれる。
背景にある科学論文の歴史や、アカデミックライティングの基本である。序論・本論・結論との関係を学ぶ。
IMRDは、論文では見出しと使われることが多い、実際の論文を分析する。
第3回 英語的な論理展開を学ぶ(1)
英語の論理展開が、日本語とどのように異なるのか。また、どのように書くべきなのかを、「主張・因果関係・つながり」の以下の点を中心に学ぶ。
学んだことを、実際の論文で確認する。

第4回 英語的な論理展開を学ぶ(2)
英語の論理展開が、日本語とどのように異なるのか。また、どのように書くべきなのかを、「タイトルのキーワード・ABT構造・パラグラフ構造」の以下の点を中心に学ぶ。
学んだことを、実際の論文で確認する。

第5回 MoveとStep
多くの論文で共通に使われているストーリー展開がある。これは、Introduction, Materials & Methods、Results, Discussionの各セクションをどのように書くかである。
Sectionは複数のMoveから成り、各Moveは複数のStepから成ることを学ぶ。Resultsの書き方は、分野によって少し異なるが、共通する部分も多い。典型的なパターンや分野ごとの特徴について学ぶ。
学んだことを、実際の論文で確認する。
第6回 論文特有の英語表現を学ぶ
論文で統計学的によく使われるキーフレーズを、Move→Step→Phraseに分けて分析したので、その特徴を示す。
学んだことを、実際の論文で確認する。
第7回 文法力とコーパス
母語でない英語で論文を書くためには、文法力が決定的に重要である。必要な範囲で完璧に文法力を身につける方法を学ぶ。
ライフサイエンス辞書(http://lsd-project.jp/ja/index.html)は、誰でも自由に使えるオンライン辞書です。その中になる英語共起表現検索は、論文執筆のための強力なツールとなります。

第8回 まとめ
学んだことを、総合的に振り返って、議論する。
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回

試験なし、レポートあり 
教科書・参考書等 【教科書】
無し
【参考書等】
 ライフサイエンストップジャーナル300編の「型」で書く英語論文
〜言語学的Move分析が明かしたすぐに使える定型表現とストーリー展開のつくり方、河本健/石井 達也 (著)、羊土社
 トップジャーナル395編の「型」で書く医学英語論文〜言語学的Move分析が明かした執筆の武器になるパターンと頻出表現、河本健/石井 達也 (著)、羊土社
 ライフサイエンス英語表現使い分け辞典第2版:河本健/大武博編(羊土社)
 ライフサイエンス英語動詞使い分け辞典:河本健/大武博著(羊土社)
 ライフサイエンス英語類語使い分け辞典:河本健編(羊土社)
 ライフサイエンス論文作成のための英文法:河本健編(羊土社)
ライフサイエンス辞書(https://lsd-project.jp) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回:手本となる論文を探そう。
第2回:手本となる論文を選んで提出して下さい。選んだ論文の構成を分析してみよう。
第3回:選んだ論文のIntroductionの論理を、観点を分けて分析しよう。
第4回:選んだ論文のIntroductionの論理を、観点を分けて分析しよう。
第5回:選んだ論文のMoveとStepを分析しよう。
第6回:選んだ論文の英語表現を分析しよう。
第7回:ライフサイエンス辞書を使ってみよう。
第8回:論文を書こう。 
履修上の注意
受講条件等
パソコンを使用します。
(受講定員10名)
 
成績評価の基準等 課題提出や授業への積極的な参加などを総合的に勘案する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 授業は日本語で行います。いくつかの内容を組み合わせながら平行して行います。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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