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年度 2024年度 開講部局 教養教育
講義コード 63060101 科目区分 基盤科目
授業科目名 ヘルスサイエンスのための基盤数学[1医看,1医理,1医作,1歯工]
授業科目名
(フリガナ)
ヘルスサイエンスノタメノキバンスウガク
英文授業科目名 Foundation Mathematics for Health Science
担当教員名 梯 正之
担当教員名
(フリガナ)
カケハシ マサユキ
開講キャンパス 開設期 1年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 火9-10,金9-10:霞R204講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義を中心に対面で行うが,パソコンを教室に持ち込んで数学ソフトを使ったり,授業の感想・質問をWebから入力することも行う(Moodle)。また,適宜演習の機会を設ける。必要に応じて、MSTeamsを活用したオンライン授業を行う場合がある。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 01 : 数学・統計学
対象学生
授業のキーワード  
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育での
この授業の位置づけ
専門教育との有機的関連性を持つ前専門教育として,それぞれの専門分野を学ぶために必要な基礎的知識の学習により,基礎学問の論理的骨格や体系及び学問形成に必要な知識・技術を修得することを目標とする。 
学習の成果各科目に応じた基礎学問の論理的骨格や体系及び学問形成に必要な知識・技術を理解・修得し,説明できる。 
授業の目標・概要等 この授業は、高校で数Ⅲ・数Cを学習していない学生のための補充教育でもありますが、数Ⅲ・数Cを学習していなくてもライフサイエンスを学習する上で役立つ数学的知識を身につけることを目指した講義となっています。そのため、数Ⅲ・数Cの内容である「ベクトルと行列」「指数関数・三角関数や対数関数も含めた微積分」「確率と統計」について丁寧に解説しながら授業を進めますが、授業が終わるときには、生体内の諸反応を表す微分方程式モデル、公衆衛生学とも関連の深い生命表・人口統計学と感染症モデル、統計的仮説検定や多変量解析(回帰・因子分析など)について、それらが必要なときに使いこなせるだけの基礎知識と技術の獲得が達成されます。特にパソコンを使用して少ない労力で高度な結果を得ることができるよう、エクセルなどの表計算ソフトの他、数学ソフトのMathematicaや統計ソフトのR(アール)の使い方に習熟することも目標にしています。(Mathematicaはキャンパスライセンス、Rはフリーソフトですので、広大生なら誰でもただでインストールできます。)数学に興味を持っているライフサイエンス系の学生はもちろんのこと、数学になじみがないかあるいはどちらかというと嫌いと感じている学生にもお勧めしたいと思います。 
授業計画 1 イントロダクション
「ライフサイエンスの数学入門」
2 指数・対数関数と人間の感覚
3 計算楽々Mathematica(数学ソフトウェア)
4 ダイナミカルシステム(微分方程式モデル):数学を知ると生命がわかる
5 人口論でも便利な行列の考え方:生命表と人口論の数学
6 ベクトルと行列:固有値とは?
7 感染症の数理モデル
8 遺伝の数理と「進化とゲーム理論」
9 自分でも計算してみよう(演習)
10 確率分布と「黒い白鳥」の話
11 統計的仮説検定の考え方
12 多変量解析と統計解析ソフトR「超」入門
13 応用例:恋愛の数理
14 応用例:免疫システム、神経細胞、発がんの数理
15 まとめ(もっと先を勉強したい学生のために)

レポートを実施予定

状況により、授業の内容がや順番が変更される場合があります。 
教科書・参考書等 (参考書)
理論生物学の基礎、関村利朗・山村則男編著、海游舎、2012
進化とゲーム理論、メイナード=スミス(寺本英・梯正之訳)、産業図書、1985
その他、授業の中で適宜指示します。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 パソコン等 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
わからないことがあれば、積極的に質問してください。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 授業への参加態度(30%程度)とレポートの内容(70%程度)により評価します。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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