年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
62153003 |
科目区分 |
領域科目 |
授業科目名 |
日本国憲法 |
授業科目名 (フリガナ) |
ニホンコクケンポウ |
英文授業科目名 |
Japanese Constitution |
担当教員名 |
辛嶋 了憲 |
担当教員名 (フリガナ) |
カラシマ リョウケン |
開講キャンパス |
双方向 |
開設期 |
1年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 木1-4:オンライン |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、オンライン授業(Teamsによる同時双方向型)、Myもみじを通しての資料配布、Moodleからの課題提出。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
01
:
法学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
基本的人権、統治機構、日本国憲法、判例、法学、SDGs_03・05・10・16 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 領域科目(人文社会科学系科目群) 分類:法学・政治学・社会学・経済学・教育学 |
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学習の成果 | 1.各学問領域について,その形成過程と発展過程及び現代的な課題について説明できる。 2.複数の学問領域にまたがる歴史的,現代的課題について,多角的な視点から説明できる。 |
授業の目標・概要等 |
■授業の概要 本授業では、日本における法上の諸問題を「日本国憲法」を中心に検討し、学習します。 具体的には、憲法学に関する基本的な思考、知識などについて講義を行います。 主に、①憲法学の基本的な知識の提供・検討に加えて、②具体的な事案についての裁判所の判旨を紹介し、裁判所の思考枠組み、その当否など憲法学的視点から検討します。また、代表的な諸判例や伝統的な議論の他に、適宜、最新の公法(憲法・行政法)に関する裁判例やトピックを紹介する予定です。 ■授業の目標 本講義を通して以下の能力を身につけてもらいます。 (1)憲法の基本的な原則、基本的知識を理解し、説明することができる。 (2)関連する主要な判例の事案や裁判所の思考枠組みを説明することができる。 (3)主要な判例の他に、現代的な問題について興味・関心を持つことができ、憲法学上の考察・検討ができる。 ■授業のテーマ:下記のメッセージをご覧ください。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション(法学の基礎、憲法学の学習の仕方など)(教科書、Appendix 1) 第2回 信教の自由(教科書6章) 第3回 思想・良心の自由(教科書5章) 第4回 新しい人権(教科書3章) 第5回 表現の自由:表現の自由の保障内容(教科書7-9章) 第6回 表現の自由:検閲など(教科書7-9章) 第7回 学問の自由(教科書10章) 第8回 経済的自由権・総論:職業選択の自由の保障内容(教科書11章) 第9回 経済的自由権・判例:規制目的二分論など(教科書11章) 第10回 平等原則:総論(教科書4章) 第11回 平等原則:家族をめぐる具体的な判例検討(教科書4章) 第12回 生存権(教科書13章) 第13回 統治機構総論(教科書18,29章) 第14回 立法・行政(教科書19-22章) 第15回 司法、まとめ(教科書23,24章)
成績評価は普段の授業におけるコメントシート・小テストの提出:60%、最終レポート40%で成績を付ける予定です。
授業の順序・進度はその時々に応じて変更する可能性があります。 |
教科書・参考書等 |
■教科書(必ず各自で用意してください) 斎藤一久・堀口悟郎(編)『図録 日本国憲法[第2版]』(弘文堂、2021年)(ISBN:978-4-335-35896-8)、定価:2530円(税込)を教科書として用いますので、必ず各自で用意してください。
■参考書 ・以下の文献は購入する必要はありませんが、近年の憲法の教科書の一例を紹介します。 講義のみならず、予習・復習の際に、図書館などで下記の参考文献等を読むことにより、憲法学、現代社会の問題に対する理解をより深めることができます。 <近年の教職課程向けの憲法の教科書、憲法の入門書など> 加藤一彦『教職教養憲法15話[改定5版]』(北樹出版、2023年) 駒村圭吾(編)『プレステップ憲法[第3版]』(弘文堂、2019年) 西原博史・斎藤一久編『教職課程のための憲法入門[第3版]』(弘文堂、2024年) 毛利透『グラフィック憲法入門 第2版』(新世社、2021年) 片桐直人・井上武史・大林啓吾『一歩先への憲法入門』(有斐閣、2016年) 山元一編『トピックから考える日本国憲法』(北大路書房、2023)
<教科書など> 芦部信喜・高橋和之(補訂)『憲法[第8版]』(岩波書店、2023年) 只野雅人・松田浩編『現代憲法入門』(法律文化社、2019年)など。
<判例集・判例教材> 長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ、Ⅱ[第7版]』(有斐閣、2019年) 上田健介・尾形健・片桐直人『憲法判例 50! [第3版]』(有斐閣、2023年) 岡田順太・淡路智典・今井健太郎編『判例キーポイント憲法』(成文堂、2020年)
<法学入門書> 道垣内弘人『プレップ法学を学ぶ前に[第2版]』(弘文堂、2017年) 田中成明『法学入門[第3版]』(有斐閣、2023年) 早川吉尚『法学入門』(有斐閣、2016年) 長谷部恭男『法律学の始発駅』(有斐閣、2021年) 山田晟『法學[新版]』(東京大学出版会、1964年) 田中英夫『実定法学入門[第3版]』(東京大学出版会、1974年) 西田真之『「法のカタチ」から考える法学の基礎』(ミネルヴァ書房、2020年) 宍戸常寿・石川博康『法学入門』(有斐閣、2021年) 村中洋介ほか『嫌いにならない法学入門[第2版]』(信山社、2023年) 三上威彦(編)『法を学ぼう』(信山社、2020年) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予習に際しては、教科書の該当箇所を熟読してください。 復習の際には、教科書の該当箇所を読み直すほか、授業で紹介した判例を再度、皆様自身でも読み直して、理解を深めてください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
本授業はTeamsによるリアルタイム配信による授業を予定しております。 毎回、教科書や授業資料を用いて、しっかりと予習・復習をしてください。 |
成績評価の基準等 |
①普段の授業における理解度を確認するためのコメントシート・小テストの評価:60% ②最終レポート40%で成績を付ける予定です。 なお、①は毎回提出してもらいます。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
憲法学(あるいは、法学)と聞くと何やら自分たちとは縁遠い議論を扱っている学問領域だと思われているかもしれません。 しかし、今日、新聞やネットニュースを見ると、平等問題や表現の自由・営業の自由・生存権に関する憲法に関連する具体的な諸問題が存在します。憲法学が検討対象とする事項は、現代を生きる我々にとって身近な問題なのです。このことは、教育の現場においても、決して例外ではありません。学校は憲法問題の現場として度々登場します。 本講義を通して、憲法(に限らず、法学)が身近なものであることを実感し、現代社会の諸問題を憲法学的観点から検討していきましょう。そして、本講義の伝統的な議論の紹介や判例を素材とするケーススタディーを通して、未だ解答のない現代社会の具体的な諸問題を皆様自身が検討するための重要な基礎知識を提供したいと思っています。 なお、講義で扱うトピックの順番は時々に応じて前後する可能性があります。どうぞご了承ください。 |
その他 |
【受講希望者が250人を超えたときは受講者抽選を行う可能性があります。】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |