年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
62038001 |
科目区分 |
領域科目 |
授業科目名 |
ヨーロッパ史A |
授業科目名 (フリガナ) |
ヨーロッパシA |
英文授業科目名 |
European History A |
担当教員名 |
長田 浩彰 |
担当教員名 (フリガナ) |
ナガタ ヒロアキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 月1-4:総K208 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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対面授業が主体だが、オンライン授業の併用になる場合もある。オンライン授業の場合、使用するツール(moodle, Teamsを利用)、学生への連絡は、もみじの掲示を通じて行う。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
07
:
史学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
SDG_5, SDG_10, SDG_16、ナチ第三帝国、日常史、ユダヤ人、青少年、女性、労働者、中間層 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 領域科目(人文社会科学系科目群) 分類:人類学・地理学・歴史学 |
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学習の成果 | |
授業の目標・概要等 |
ワイマル期からナチ第三帝国期におけるドイツで、人々はどう生きたのか。本講義では、この時期におけるドイツでの政治史を概観した後に、そこでの人々の日常生活史に焦点を当てて、なぜ、国民の側から政権を打倒する行動が生じなかったのかを考察する。また特に、ユダヤ人迫害に関しては、重点を絞って講義する。 |
授業計画 |
第1回 オリエンテーション(資料ビデオ) 第2回 ワイマル共和国の政治史(外交面を中心に) 第3回 ワイマル共和国の政治史(内政面を中心に) 第4回 ヒトラー、権力掌握への道 第5回 第三帝国の日常生活ー普通の人びとの言動の矛盾 第6回 「ヒトラー神話」と日常の消極的合意 第7回 人びとの日常(1)中間層 第8回 人びとの日常(2)労働者 第9回 人びとの日常(3)青少年 第10回 人びとの日常(4)女性 第11回 映像によるこれまでの復習(資料ビデオ) 第12回 ヒトラーの反ユダヤ主義思想
第13回 政権獲得後の反ユダヤ政策 第14回 国外追放からホロコーストへ 第15回 まとめ(資料ビデオ) 第16回 期末試験
記述式の期末試験を行う。ノート類の持ち込みは、不可の予定である。さらに、講義の途中で、3回の小テストを実施する。小テストに関しては、ノートや資料の持ち込みは可である。小テストに関しては、moodleの課題提出機能を利用して行います。期末試験は、対面で実施の予定です。 |
教科書・参考書等 |
講義形式(講義中心;板書多用;教科書はない・プリント配布) 使用する視聴覚教材の種類(ビデオ等のみ) ビデオ・DVD使用の場合(本数は3本程度;1回の上映時間は50-70分) ビデオ・DVDの文字情報(字幕・内容解説は、部分的にあり) 山本秀行『ナチズムの時代』山川・世界史リブレット49、1998年と、小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』岩波ブックレット1080、2023年は、参考になる。テキストはない。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキストはない。moodleで毎回資料を配布する。紙媒体では配布しない。対面授業では、映像(ビデオ)も利用する。ビデオでは、字幕がない場合もある。パソコン必携である。パワーポイントは利用しない。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 山本秀行『ナチズムの時代』山川・世界史リブレット49(1998年)は、授業では使いませんが、講義全体の理解のためには役立ちます。 第2回 ドイツがワイマル期におかれていた国際関係上の状況を、ノートを読んで復習しておこう。 第3回 ヒトラーが、クーデターにより政権を奪ったわけではなかったことが、理解できましたか? 第4回 1933年がヒトラーの独裁体制成立の時期ではなかったことが理解できましたか? 第5回 人びとの言動の矛盾とは、何だったでしょうか? 第6回 「ヒトラー神話」だけでは、体制を守れなかったことがわかりましたか? 第7回 中間層といっても、内部での利害は異なっていたことがわかりましたか? 第8回 労働者への余暇提供の重みについて、理解できましたか? 第9回 あなたたちと同世代の人の行動を、どう思いましたか? 第10回 ナチスを女性も支えたことが、わかりましたか? 第11回 単なる過去の出来事以上の重みを、映像から感じ取れましたか? 第12回 1920年代の彼の反ユダヤ主義思想の内容が理解できましたか? 第13回 1933年からユダヤ人の大量虐殺が始まったわけでないことが理解できましたか? 第14回 ホロコーストという出来事が、反ユダヤ主義思想だけでは生じ得なかったことが理解できましたか? 第15回 試験問題を発表します。試験へのノート類の持ち込みは一切禁止です。 |
履修上の注意 受講条件等 |
ホロコーストがなぜ起こったのか、といったことに興味のある学生であれば、受講の条件は特に設けない。 |
成績評価の基準等 |
期末試験と小テストの両方により評価する。両者の比率は、70%、30%程度です。期末試験を受けなければ、単位は出ません。小テストは、対面授業の場合、講義のはじめの時間で行う場合もあるので、遅刻した場合には受験は出来ないこともあります。要注意です。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
講義は、諸君の興味を喚起する役目も持っている。図書館も利用しよう。自分で物事を調べられるようになっていってほしい。そのためのアドヴァイスもしたいと思っています。 |
その他 |
2023年度までに「ヨーロッパ史」の単位を取得している学生は受講できません。「ヨーロッパ史B」を取得した学生は、受講できます。対面授業を主体とします。納得できる理由がある場合は遠隔授業を個別に許可しますが、授業ビデオを観てもらうので、moodleから参加することになります。遅刻厳禁!!ターム科目の2時間目からしか出てこないと、もう授業が終わっている可能性もあります。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |