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年度 2024年度 開講部局 教養教育
講義コード 61092001 科目区分 領域科目
授業科目名 倫理学
授業科目名
(フリガナ)
リンリガク
英文授業科目名 Ethics
担当教員名 澤井 努
担当教員名
(フリガナ)
サワイ ツトム
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 火5-8:総K211
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
対面で授業を行う予定だが、コロナ感染状況次第では、オンラインに切り替えることもありうる。オンラインで行う場合は、Zoomを用いる。 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 02 : 倫理学
対象学生 1年次生以上
授業のキーワード 倫理学、規範倫理学、メタ倫理学、応用倫理学 
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育での
この授業の位置づけ
領域科目(人文社会科学系科目群) 分類:哲学・倫理学・宗教学・芸術学 
学習の成果1.各学問領域について,その形成過程と発展過程及び現代的な課題について説明できる。
2.複数の学問領域にまたがる歴史的,現代的課題について,多角的な視点から説明できる。 
授業の目標・概要等 哲学の一分野である倫理学は、一般的に三つの下位分野(規範倫理学、メタ倫理学、応用倫理学)から成ります。 本講義の前半(第1回~第6回)では、倫理学、特に現代英米の倫理学を俯瞰的に講義することで、倫理学がどういう方法 で何を扱う学問分野なのかを学びます。それによって、多くの人がぼんやりと考えている「正しさ」や「善さ」について 自覚的に考えることができるようになります。

本講義の後半(第7回~第15回)では、教科書(「教科書・参考書等」参照)を用いながら、応用倫理学上の諸問題を扱 います。グループ・ディスカッションや全体でのディスカッションを実施しますので、参加学生には積極的な参加を期待します。

本講義を通して、哲学・倫理学を専攻するしないにかかわらず、応用倫理学上の諸問題について自分自身の意見をより説得的に相手に伝えることができるようになることを目指します。 
授業計画 第1回:イントロダクション(倫理学の基礎)
第2回:規範倫理学(1):功利主義
第3回:規範倫理学(2):義務論
第4回:規範倫理学(3):徳倫理
第5回:メタ倫理学(1):実在論、認知主義
第6回:メタ倫理学(2):反実在論、非認知主義
第7回:応用倫理学(1):倫理学基礎
第8回:応用倫理学(2):倫理学の基礎
第9回:応用倫理学(3):動物倫理
第10回:応用倫理学(4):動物倫理
第11回:応用倫理学(5):研究倫理
第12回:応用倫理学(6):研究倫理
第13回:応用倫理学(7):生殖倫理
第14回:応用倫理学(8):生殖倫理
第15回:応用倫理学(9):工学倫理

レポート課題を課す 
教科書・参考書等 【教科書】
・澤井努『命をどこまで操作してよいか――応用倫理学講義』、慶應義塾大学出版会、2021年。
※教科書を用いた事前課題がありますので、(購入したり、図書館で借りたりして)教科書を読めるようにしておいてください。教科書がなくて事前課題を提出できない場合は成績評価に影響します。
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
講義資料は、各回の講義後に公開しますので、受講者は必要に応じて復習を行ってください。
教科書や参考書に事前に目を通しておくことで、学習効果が高まります。 
履修上の注意
受講条件等
10回以上出席することを単位取得の必須要件とします。
・コメントシートを各授業ごとに各自がTAに手渡ししてもらい、出席を取ります。
・授業開始後20分後の入室は欠席扱い(その場合も授業参加は可)
・正当な理由なく(途中)退席した場合も欠席扱い 
成績評価の基準等 【レポート】:60%
レポートによって、本講義で扱った倫理学の基礎的事項に関する理解度、倫理学的思考力、および習熟度を評価します。
※レポート課題については、Moodleに掲示しますので、受講者は見落としのないようにしてください。

【事前課題】:40%
毎回のコメントシート(20%)、および第8回、第10回、第12回、第14回、第15回に課す事前課題の提出物(20%)とし て評価します。
※事前課題については、Moodleに掲示しますので、受講者は見落としのないようにしてください。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 講義中に全てを理解するのは難しいかもしれません。講義で分からないことがあれば、コメントシートやメール等で質問してください。 
その他 【受講希望者が250人を超えたときは受講者抽選を行う可能性があります。】 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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