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年度 2024年度 開講部局 情報科学部
講義コード KA237001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 情報科学演習III(計算機科学プログラム)
授業科目名
(フリガナ)
ジョウホウカガクエンシュウ3(ケイサンキカガクプログラム)
英文授業科目名 Informatics and Data Science Exercise III(Computer Science Program)
担当教員名 近堂 徹,高藤 大介
担当教員名
(フリガナ)
コンドウ トオル,タカフジ ダイスケ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 月5-7:メディアセンター本館2F端末室
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心 
単位 1.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 02 : 情報科学
対象学生 3年次生
授業のキーワード プログラミング,IoT,デジタル回路設計,FPGAボード,Verilog HDL 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
情報科学部専門教育科目に属し,これまでの授業で身に付けたハードウェア・ソフトウェアの知識を用いて課題を解決することにより,これらの知識をより深く理解すると同時に問題解決能力も身に付ける。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
計算機科学プログラム
(能力・技能)
・A. 情報基盤の開発技術,情報処理技術,データを分析して新しい付加価値を生む技術.
・B. 新たな課題を自ら発見し,データに基づいた定量的かつ論理的な思考と,多角的視野と高度な情報処理・分析により,課題を解決する能力.
・D3. ハードウェアとソフトウェアの知識及びデータを効率的に処理するプログラミング能力.

データ科学プログラム
(知識・理解)
・D1. 統計とデータ解析の理論体系を理解し,ビッグデータの質的/量的情報を的確かつ効率的に分析するための知識と能力.
(能力・技能)
・A. 情報基盤の開発技術,情報処理技術,データを分析して新しい付加価値を生む技術.
・B. 新たな課題を自ら発見し,データに基づいた定量的かつ論理的な思考と,多角的視野と高度な情報処理・分析により,課題を解決する能力.

知能科学プログラム
(能力・技能)
・A. 情報基盤の開発技術,情報処理技術,データを分析して新しい付加価値を生む技術.
・B. 新たな課題を自ら発見し,データに基づいた定量的かつ論理的な思考と,多角的視野と高度な情報処理・分析により,課題を解決する能力.
(総合的な力)
・D3. 複合的に絡み合う社会的ニーズや課題を俯瞰的に捉え,知能科学の幅広い知識に基づいた多角的視野と分析能力で課題を解決する能力. 
授業の目標・概要等 情報科学演習I,IIで学んだ知識を踏まえて,最新の計算機が持つ演算能力の活かし方とその評価,システム・アプリケーションソフトウェア構築に必要な諸技法,与えられた演習課題や問題に対して自ら解決方法を見つけ出して対処する能力の習得を目的とする。 
授業計画 第1回 ガイダンス

第2回から第7回まで 実習
 2つのテーマについて,受講生を2つの班に分けてローテーションして実施する。
 (各テーマは3週ずつ)

■テーマ1 Raspberry PiによるIoT実習(近堂)
1人1台Raspberry Piを用意します。Linuxの基本操作からセンサ情報の取得,可視化までのシステム開発を学びます。
 第1回 Raspberry Piのセットアップと基本的な使用方法の習得
 第2回 温度・湿度センサデータのグラフ化とWebサーバによる公開
 第3回 GPIOによる組み込みシステム制御

■テーマ2 デジタル回路設計(高藤)
各回の演習開始直後に小テストを実施します。予習をして小テスト・演習に臨んでください。小テストの結果はレポート評価に加えます。
 第1回
  基本ゲート回路(AND,OR,NOT等)や全加算器をVerilog HDLで設計します。
  設計した回路をシミュレーションやFPGAで実行させることで動作を確認し,理解を深めます。
 第2回
  フリップフロップやカウンタなどの順序回路をVerilog HDLで設計します。
  設計した回路をシミュレーションやFPGAで実行させることで動作を確認し,理解を深めます。
  7セグメントディスプレイを使った回路を設計し,FPGAで実行させることで動作を確認し,理解を深めます。
 第3回
  複数の数取器をVerilog HDLで設計し,シミュレーションやFPGAで実行させることで動作を確認し,理解を深めます。
  サンプリングに基づくチャタリング除去回路も設計し,同様に動作を確認します。
  レポートを提出します。

第8回 試験


テーマ毎にレポート及び試験を行う。 
教科書・参考書等 配布資料

参考書:デジタル回路設計について
デジタル回路設計入門
中野浩嗣・伊藤靖朗著,コロナ社,ISBN:978-4-339-00943-9  
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配布資料,演習用PC(必携パソコンも利用します) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
(テーマ1)Raspberry PiによるIoT実習
 Raspberry Piのハードウェアは演習の時間にしか利用できないため,自習することが難しいテーマです。配布資料については事前に提供しますので,授業までに熟読し,演習当日に備えてください。また,課題終了後にも配布資料を読み返して理解を深めるようにしてください。

(テーマ2)デジタル回路設計について.
全体について:講義「ディジタル回路設計」の内容を復習すること.
第1回 基本ゲート回路(AND,OR,NOT等)や全加算器の動作を理解する。
第2回 フリップフロップやカウンタの動作を理解する。
第3回 これまでに学習した数取器の動作を理解する。 
履修上の注意
受講条件等
・すべてのテーマで課題を期日までに提出すること。
・講義「ディジタル回路設計」を履修すること。 
成績評価の基準等 各演習のレポート課題(60点以上),および試験の成績(60点以上)で総合的に合格とします。  
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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