年度 |
2024年度 |
開講部局 |
薬学部薬学科 |
講義コード |
I7007002 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
薬品分析科学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ヤクヒンブンセキカガク |
英文授業科目名 |
Pharmaceutical Analysis |
担当教員名 |
紙谷 浩之 |
担当教員名 (フリガナ) |
カミヤ ヒロユキ |
開講キャンパス |
霞 |
開設期 |
1年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 金1-4:霞R304講義室 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
27
:
健康科学 |
学問分野(分科) |
03
:
薬学 |
対象学生 |
薬学部薬学科1年生、薬学部薬科学科1年生 |
授業のキーワード |
溶液中の平衡(equilibria in solutions)、酸塩基平衡(acid-base equilibria)、錯生成平衡(complex formation equilibria)、溶解平衡(precipitation equilibria)、酸化還元平衡(oxidation-reduction equilibria) |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第2ステップ:物質の構造と性質 薬学教育モデル・コアカリキュラム: 学修目標の項目番号 C 基礎薬学 C-2 医薬品及び化学物質の分析法と医療現場における分析法 C-2-2 溶液の化学平衡と容量分析法 C-2-2-1, C-2-2-2, C-2-2-3, C-2-2-4 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 薬学プログラム (能力・技能) ・日本薬局方収載の代表的な医薬品の分析・解析をおこなうことができる。●資質④
薬科学プログラム (能力・技能) ・代表的な化学物質や生体関連物質及び微生物の基本的取り扱いができる |
授業の目標・概要等 |
【授業の目標】 1. 水溶液中の化学平衡の基本的考え方を説明できるようになる。 2. 酸塩基平衡定数から酸塩基反応の結果を定量的に予測できるようになる。 3. 錯生成平衡定数から錯生成反応の結果を定量的に予測できるようになる。 4. 溶解度積定数から沈殿生成反応の結果を定量的に予測できるようになる。 5. 酸化還元電位から酸化還元反応の結果を定量的に予測できるようになる。 【授業の概要】 1. 化学平衡の基本的な考え方 2. 酸塩基平衡 3. 錯生成平衡 4. 溶解平衡 5. 酸化還元平衡 |
授業計画 |
第1回:定量分析総論(有効数字、誤差) 第2回:化学平衡・酸塩基平衡 (1)(酸・塩基の定義) 第3回:酸塩基平衡 (2) (強酸・強塩基水溶液のpH) 第4回:酸塩基平衡 (3) (弱酸・弱塩基水溶液のpH) 第5回:酸塩基平衡 (4)(複雑な系の酸塩基平衡、緩衝液、分率) 第6回:酸塩基平衡 (5)(中和滴定) 第7回:酸塩基平衡 (6)(非水滴定) 第8回:錯生成平衡 (1)(配位子と錯体、錯生成反応) 第9回:錯生成平衡 (2)(EDTAの化学種分布のpHによる変化、キレート滴定曲線) 第10回:溶解平衡 (1) (溶解度積、溶解度に影響する因子) 第11回:溶解平衡 (2)(分別沈殿、沈殿滴定) 第12回:酸化還元平衡 (1)(酸化還元反応、電池(ガルバニセル)) 第13回:酸化還元平衡 (2)(酸化還元電位、ネルンストの式) 第14回:酸化還元平衡 (3)(酸化還元滴定) 第15回:分配、イオン交換、重量分析
毎回の授業で小テストを実施するとともに、期末試験を実施する。 |
教科書・参考書等 |
教科書 「パートナー分析化学 I 第 4 版 増補」 萩中 淳/加藤 くみ子 編 南江堂 出版年 2023(ISBN 978-4-524-40453-7) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
スライド |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回:有効数字や誤差を調べ、理解する。 第2回:化学平衡や酸・塩基の定義を調べ、理解する。 第3回:強酸・強塩基のpHの計算法を調べ、理解する。 第4回:弱酸・弱塩基のpHの計算法を調べ、理解する。 第5回:複雑な系の酸塩基平衡を調べ、理解する。 第6回:滴定の終点の検出法や酸塩基指示薬の選び方を調べ、理解する。 第7回:非水滴定の利点を調べ、理解する。 第8回:錯生成反応を調べ、理解する。 第9回:EDTA錯体の化学種分布のpHによる変化、キレート滴定曲線を調べ、理解する。 第10回:溶解度積や共通イオン濃度・pH・錯生成などの影響を調べ、理解する。 第11回:沈殿滴定による溶液中イオン量の測定を調べ、理解する。 第12回:電池(ガルバニセル)を調べ、理解する。 第13回:酸化還元電位とネルンストの式を調べ、理解する。 第14回:酸化還元滴定による溶液中イオン量の測定を調べ、理解する。 第15回:分配・イオン交換・重量分析を調べ、理解する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
特に言及がなくても、関数電卓(log機能付き)を持参してください。ただし、通信機能付き電卓は不可とします。 |
成績評価の基準等 |
小テスト 30 点、期末試験 70 点の 100 点満点で総合評価し、60 点以上を合格とします。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
計算が数多く出てきますが、原理を理解すれば予想以上に簡単に答を導きだせます。 |
その他 |
この講義では、下記の学修目標の内容を修得できる。学修目標の項目番号 C 基礎薬学 C-2 医薬品及び化学物質の分析法と医療現場における分析法 C-2-2 溶液の化学平衡と容量分析法 C-2-2-1, C-2-2-2, C-2-2-3, C-2-2-4 当該講義で修得した知識は、実験実習科目における技能修得の基礎となる。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |