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年度 2024年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L9001001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 植物育種学
授業科目名
(フリガナ)
ショクブツイクシュガク
英文授業科目名 Plant Breeding
担当教員名 杉野 利久,上田 晃弘
担当教員名
(フリガナ)
スギノ トシヒサ,ウエダ アキヒロ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 水1-4:生C305
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
山口大学農学部教員による,テレビ会議システムを使用した遠隔講義である。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 3年次生以上
授業のキーワード SDG_2, SDG_13, SDG_15 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 (概要)植物の分類、繁殖様式、集団構造を理解し、自殖性、他殖性、栄養繁殖性植物の品種改良(育種)の実例、新旧育種技術の原理、急速に変動する地球環境における育種の役割について学ぶ。
(一般目標)農業における品種改良の役割と育種理論および応用について習得する。また、急速に変化する地球環境の中で将来育種学が解決できる課題について議論する。 
授業計画 【全体】
資料に従い、
・植物の分類法、繁殖様式、集団構造を理解して、交配育種の方法が繁殖様式によって異なることを理解する。
・一代育種、突然変異育種、遺伝子組換え育種、ゲノム育種、ゲノム編集など、様々な育種技術の方法を学ぶ。
・急速に変化する地球環境の中で将来育種学が解決できる課題について議論する。

第1回 植物育種学とは
植物育種学という学問が成立した背景および関連する学問について
第2回
物の繁殖様式
植物種ごとに存在する様々な生殖システム
第3回
遺伝資源、純系分離    
遺伝資源とは何かー品種改良のはじまり
第4回
自殖性植物の育種
遺伝資源を利用した系統選抜と自殖系統を用いた育種方法
第5回
他殖性植物の育種
他殖性とはー他殖性植物の育種方法
第6回
一代雑種育種
ヘテロシス(雑種強勢)の利用とF1種子生産技術
第7回
栄養繁殖植物の育種
栄養繁殖植物の育種方法ークローン増殖
第8回
倍数体育種、半数体育種
倍数体、半数体とはー倍数体、半数体の育種利用
第9回
遠縁交雑、細胞・組織培養による育種
変異拡大を目指す高難易度の品種改良技術
第10回
突然変異育種
人為的変異導入と選抜の手法
第11回
遺伝子組換え育種
遺伝子組換え技術
第12回
ゲノム育種
DNAマーカー選抜と次世代シーケンサーの登場によるシーケンス革命
第13回
量的形質
形質の遺伝について
第14回
新育種技術
ゲノム編集、NPBT(New Plant Breeding Technonogy)の事例紹介
第15回
育種学の展望(ディスカッション形式)
近未来の品種改良技術、環境変動を克服するために育種学が担う役割

第16回 最終テスト
全体のまとめ 
教科書・参考書等 【参考書1】「 植物育種学 第5版」(著者名:北柴大泰, 西尾剛編)(出版社:文永堂出版)
【参考書2】「 Plant Physiology and Development 6th Edition」(著者名:Lincoln Taiz, Eduardo Zeiger)(出版社:Sinauer Associates, Inc.)
【参考書3】「 遺伝学の基礎 第2版」(著者名: 北柴大泰, 西尾剛)(出版社:朝倉書店) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テレビ会議システムによる遠隔講義  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
遺伝学とバイオテクノロジーで学習した内容が基礎になるので、よく復習しておくこと。 
履修上の注意
受講条件等
本授業は山口大学との遠隔講義で実施します。 
成績評価の基準等 毎回の小テスト(50%)と最終テストの成績(50%)によって評価する。

  
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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