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年度 2024年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L3021040 科目区分 専門教育科目
授業科目名 草地・飼料学
授業科目名
(フリガナ)
ソウチ・シリョウガク
英文授業科目名 Grassland and Feed Science
担当教員名 小櫃 剛人,黒川 勇三
担当教員名
(フリガナ)
オビツ タケト,クロカワ ユウゾウ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 火1-4:生C203
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 動物生産科学コース 3年次生 選択必修
授業のキーワード 飼料自給率、濃厚飼料、粗飼料、繊維、タンパク質、アミノ酸、脂肪酸、飼料添加物、プロバイオティクス、反芻動物、単胃動物、草地、飼料作物、牧草、栽培、収穫、サイレージ、作付体系、環境問題 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 飼料に関する諸問題を考察することによって、飼料を生産し、利用するうえで必要な論理的な判断能力を身につける。  
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
応用動植物科学プログラム
(知識・理解)
・動植物生産に関わる分子・細胞・個体レベルの生命現象や,それを支える生産環境についての知識・理解
・フィールドにおける動植物生産機構並びに動植物と人間社会・自然環境との関係について,知識・理解
(総合的な力)
・動植物生産に関連する具体的諸事象について,自らの対象を設定し,それについての自分の考えをまとめ,文章や口頭で論理的に発表し,応答する能力
 
授業の目標・概要等  家畜生産を安定的・合理的に行い、家畜を健康に飼育するための、様々な家畜の生育過程、生産のプロセスで、どのような飼料設計が必要になるか、そのためにどんな種類の飼料が必要となるかを学びましょう。それら飼料の生産は、家畜生産に必須であるとともに、その方法によっては、環境に対する負荷を生むこともあります。適切な飼料生産の方法についての理解を進めていきましょう。
 現在の飼料をめぐる社会的情勢について理解するとともに、環境の保全や畜産物の安全性を担保するための飼料給与について、現在行われている方法を理解し、改善するための考察ができるよう、理解を進めましょう。 
授業計画 第1回 イントロダクション 飼料と草地 飼料と草地の種類
第2回 牧草と飼料作物の種類
第3回 草地の利用法1、飼料作物の作付体系
第4回 草地の利用法2、放牧
第5回 飼料の栽培・収穫法
第6回 草地と雑草 栽培種以外の植物種、外来生物法と牧草
第7回 草地における雑草の耕種的防除、草地診断、植生調査法
第8回 草地の生産力と環境問題、物質とエネルギーの流れ
第9回 飼料自給率、粗飼料と濃厚飼料
第10回 飼料の化学成分
第11回 飼料の種類と特徴 エネルギー飼料
第12回 飼料の種類と特徴 タンパク質飼料
第13回 飼料の種類と特徴 飼料の加工・貯蔵
第14回 飼料添加物と飼料の安全性
第15回 飼料給与法
第16回 試験


毎回、知識理解度を問う小テストを実施する。 
教科書・参考書等 動物飼養学,石橋晃編,養賢堂
   
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 なし 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
どのような家畜が、どのような畜産物をどのようなプロセスで生産しているかを、思い描きましょう。それらのプロセスで、どのような飼料が必要になり、どのように生産・供給されるかを理解するよう、学習を進めましょう。そのうえで、様々な課題、例えば畜産物の品質向上と安全性の確保、環境と調和した飼料生産と、具体的な対策とを関連付けて整理していきましょう。 
履修上の注意
受講条件等
専門科目の動物栄養学を修得していることが望ましい。 
成績評価の基準等 小テスト30%,期末試験70%
出席回数が授業全体の3分の2を満たさない場合、評価できない。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 生態学、生化学、生理学、栄養学などの基礎的知識に基づいて、どのように飼料を生産し、動物にどのように飼料を給与するかを学ぶ、裾野の広い応用的な授業である。これまでに学んできた知識を生かして広い視野をもって授業に望んでほしい。
 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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