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年度 2024年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L3001004 科目区分 専門教育科目
授業科目名 動物遺伝育種学
授業科目名
(フリガナ)
ドウブツイデンイクシュガク
英文授業科目名 Animal Breeding and Genetics
担当教員名 中村 隼明,米澤 隆弘,西堀 正英
担当教員名
(フリガナ)
ナカムラ ヨシアキ,ヨネザワ タカヒロ,ニシボリ マサヒデ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 火1-4:生C301
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
スライドを使用した講義 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 動物生産科学コース, 必修
授業のキーワード 家畜, 家禽, 育種, 選抜, 質的形質, 量的形質, 遺伝資源, 凍結保存 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
「知識・理解」
動物生産に関る生体機構,遺伝育種,生殖,栄養,管理学の基礎的知識があること。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
応用動植物科学プログラム
(知識・理解)
・動植物生産に関わる分子・細胞・個体レベルの生命現象や,それを支える生産環境についての知識・理解
・フィールドにおける動植物生産機構並びに動植物と人間社会・自然環境との関係について,知識・理解
(総合的な力)
・動植物生産に関連する具体的諸事象について,自らの対象を設定し,それについての自分の考えをまとめ,文章や口頭で論理的に発表し,応答する能力


分子農学生命科学プログラム
(知識・理解)
・生体分子・細胞・生物個体,個体群に関する知識・理解
 
授業の目標・概要等 遺伝学の知識を基礎から応用まで幅広く概説するとともに,遺伝と進化について紹介します。また,家畜化,主要な家畜における遺伝的多様性と品種ついて概説します。さらに,遺伝資源の利用や保存法について概説します。 
授業計画 第1回 メンデル性遺伝
第2回 遺伝子の化学的性質
第3回 集団遺伝学
第4回 近親交配と遺伝浮動
第5回 量的形質
第6回 遺伝と進化
第7回 動物の分類と家畜化
第8回 ウシ:遺伝的多様性と品種について
第9回 ブタ:遺伝的多様性と品種について
第10回 ニワトリ:遺伝的多様性と品種について
第11回 ヒツジとヤギ:品種について
第12回 なぜシマウマは家畜化されなかったのか?
第13回 遺伝資源とその保存
第14回 動物遺伝資源の保存法
第15回 鳥類遺伝資源の保存法

担当教員ごとにレポートを課します。



 
 
教科書・参考書等 家畜育種学(朝倉書店) 動物の遺伝と育種(朝倉書店) 畜産大事典(養賢堂) つくると食べるをつなぐサイエンス(恒星社厚生閣) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 スライドを使用した講義です。講義終了後に資料をアップロードします。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
予習に関するアドバイスを以下に記します。なお,復習については,講義終了後に配布される資料を参考にして実施してください。

第1回 メンデル遺伝について予習しましょう。
第2回 遺伝子,DNA,染色体について事前に調べてみましょう。
第3回 ハーディ・ワインベルグの法則について事前に調べてみましょう。
第4回 近親交配,遺伝浮動,選択について事前に調べてみましょう。
第5回 質的遺伝と量的に遺伝について事前に調べてみましょう。
第6回 種の起源と分子遺伝について事前に調べてみましょう。
第7回 家畜化について予習してください。
第8回 ウシについて事前に調べてみましょう。
第9回 ブタについて事前に調べてみましょう。
第10回 ニワトリについて事前に調べてみましょう。
第11回 ヤギとヒツジについて事前に調べてみましょう。
第12回 家畜化されやすい動物の性質について予習してください。
第13回 遺伝資源とは何か?利用の歴史について調べてみましょう。
第14回 ほ乳類の繁殖について予習してください。
第15回 鳥類の繁殖について予習してください。

第3回 授業後、復習により、どんな家畜がどんな遺伝形質をもっているか良く記憶しておこう。

第4回 授業後、遺伝子頻度をはじめ、今回の授業で出てきた遺伝育種学用語をいつでも自分で説明できるようにしておこう。また次回までに、自分で家畜をつくるとしたらどんな家畜を作りたいか考えておこう。

第5回 授業後、育種目標とそれを達成するための計画に関し、復習によりよく理解しておこう。

第6回 授業後、本回の授業に出てきた「育種価」などの育種学用語について更に勉強し、いつでも自分で説明できるようにしておこう。これらの育種学用語は公務員試験に頻出します。

第7回 授業後、復習により、家畜の交配の違いとそこから生じる意義についてよく理解しておこう。今回の授業内容も公務員試験によく出ます。

第8回 授業後、雑種強勢の意義についてよく復習し理解しておこう。雑種強勢についての出題も、公務員試験にはよくあります。次回までに乳牛の品種にはどんなものがあるか調べておこう。

第9回 改良された乳牛とそうでないものとはどう違うか理解しよう。またどのようにしてその差が生じたかについても理解しよう。次回までに、肉用牛の品種にはどんなものがあるか調べておこう。

第10回 日本の肉用牛と外国の肉用牛とどういう点が異なるか、育種目標の違いから理解しよう。次回までに、豚の品種にはどんなものがあるか調べておこう。

第11回 豚の育種目標はウシとどうして異なるのか、豚の家畜としての用途に着目しつつ理解しよう。次回までに採卵用のニワトリ品種について調べておこう。

第12回 原種鶏から実用鶏ができるまでの流れを良く理解しておこう。次回までに肉用鶏の品種について調べておこう。

第13回 肉用鶏と卵用鶏との差異について良く理解しよう。次回までに、実験動物にはどんな動物種が存在するか考えておこう。

第14回 マーカーアシスト育種と従来の育種法の違いをよく頭に入れよう。どっちが良いかよく考えてみよう。

第15回 家畜と家禽における遺伝資源の保存法の違いをよく頭に入れよう。
また、第1回から15回までの授業の総復習を行って、来る試験に備えよう。
 
履修上の注意
受講条件等
「生物統計学」を履修していることが望ましい。
必要に応じ、パソコンを持参することを推奨します。 
成績評価の基準等 担当教員ごとにレポートを課します。学内規約により、授業全体の1/3以上を無断欠席の場合、成績評価の対象外とします。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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