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年度 2024年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L2021005 科目区分 専門教育科目
授業科目名 水圏生態学II
授業科目名
(フリガナ)
スイケンセイタイガクII
英文授業科目名 Hydrospheric EcologyII
担当教員名 斉藤 英俊
担当教員名
(フリガナ)
サイトウ ヒデトシ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 木1-4:生C302
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、板書多用、ディスカッション 
単位 2.0 週時間   使用言語 O : その他
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 選択必修、水圏統合科学
授業のキーワード 底生動物、分類、生態、物質循環、生物指標、餌料 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
水産生物の形態・生態と水圏環境との関わりについて理解する。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
水圏統合科学プログラム
(知識・理解)
・水圏におけるさまざまな生物の形態学,生態学,生理学,病理学,生化学,遺伝学的特性を総体的に理解する。
・水産生物の形態・生態と水圏環境との関わりの理解 
授業の目標・概要等 水圏生物、特に底生生物の摂餌生態、繁殖生態および群集生態を知り、水界生態系がさまざまな機能を発揮する上での底生生物の重要性を理解することを目的とする。
 
授業計画 第1回 底生生物とは

第2回 分類 
第3回 系統・進化・種分化 
第4回 生活史(海産底生生物)
第5回 生活史(淡水産底生生物)
第6回 群集生態(棲み分け)

第7回 群集生態(生態遷移)
第8回 物質循環と底生生物(物質循環における役割)
第9回 物質循環と底生生物(水質浄化能)

第10回 環境と底生生物(環境適応・環境指標)

第11回 環境と底生生物(人為的環境改変の影響)

第12回 餌料としての底生生物(食物連鎖)

第13回 餌料としての底生生物(摂餌選択・摂餌戦略)

第14回 餌料としての底生生物(食い分け)

第15回 まとめ


底生生物の分類、生活史、群集構造や食物網における位置づけについて論述し、さらにその物質循環における役割や環境指標生物としての有用性についても概説する。
 
教科書・参考書等 水野・御勢共著、河川の生態学、築地書館
近藤・平林他共著、ユスリカの世界、培風館
馬渡著、動物分類学の論理、東大出版会 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,パワーポイント 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回 底生生物についてのおおよそのイメージを掴む
第2回 いろいろな観点からの分類を理解する 
第3回 いろいろな系統解析法とその利点・欠点、種分化の概念を理解する 
第4回 海産底生生物の生活史の特徴とその生き残り戦略における意義を理解する
第5回 淡水産底生生物の生活史の特徴とその生き残り戦略における意義を理解する
第6回 さまざまな棲み分けの例を学習する
第7回 生態遷移とそれに及ぼす環境の影響を理解する
第8回 物質循環における底生生物の役割の重要性を把握する
第9回 底生生物の水質浄化能を理解し、環境保全における意義を認識する
第10回 底生生物の驚くべき環境適応能と環境指標としての重要性を認識する
第11回 環境の人為的環境改変が底生生物群集に及ぼす影響を把握する
第12回 食物網における底生生物の重要な役割を把握する
第13回 魚類の摂餌選択・摂餌戦略について、室内実験・野外研究データに基づいて理解する
第14回 複雑な魚類群集における食い分け現象とその生態的意義を把握する
第15回 講義全体のポイントを復習する
 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 授業への参加態度および試験 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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