年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K9996030 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
化学工学研究能力養成実習 |
授業科目名 (フリガナ) |
カガクコウガクケンキュウノウリョクヨウセイ |
英文授業科目名 |
Chemical Engineering Research Practice |
担当教員名 |
荻 崇 |
担当教員名 (フリガナ) |
オギ タカシ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 通年 |
曜日・時限・講義室 |
(通) 集中 |
授業の方法 |
実験 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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研究,実験,ディスカッション,プレゼンテーション,薬品使用 |
単位 |
0.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
08
:
化学工学 |
対象学生 |
工学技術者のための化学工学キャリアアップ教育プログラム 研究能力養成コース |
授業のキーワード |
研究,ゼミ |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 学部4年生と同様に研究室に配属し、卒業研究と同等の研 究(科目名は化学工学研究能力養成実習。非正規科目)を行うコース。このコースの履修に際しては、既に専門知識修得コースの学修内容と同レベルの専門知識 を有していることが望ましい。化学工学研究能力養成実習では研究室のゼミに参加すると共に、研究成果の口頭発表と論文の執筆を課す。加えて指定した正規科 目(専門知識修得コースの選択必修科目を含む)を受講することができる。学習期間は半期または1年、最低学修時間は120時間とする |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
研究室の中で特定のテーマに対する研究活動(調査、実験、データ解析、ゼミ、ミーティング、研究発表等)を行う。
なお,「知識・理解」,「能力・技能」の評価項目は,下記のとおりである。 本授業の目標は以下の10項目であり、これらの知識・理解と能力・技能の修得を目指す。 (1) 論文等(英文を含む)による研究テーマに関する社会的背景や既往の研究成果等の理解。 (2) 研究の目的を理解し、具体的目標と研究スケジュールを設定する能力。また、それに従って自発的に研究を遂行する能力。 (3) 研究内容に対する社会的要請,及び社会や自然に対する影響・重要性の理解、及び多面的な視野からの技術者としての社会への貢献と責任の理解。 (4) 使用する装置の原理・構造・操作方法の理解、及びそれらを正しく使用する技能。また、実験操作などに伴って得られる現象を観察し、必要事項を実験ノート等に記録する能力。 (5) 得られた結果を正しく解釈すると共に、現象を物理モデルによって表現する能力。 (6) 問題点などが発見された場合、必要な情報を収集すると共にこれまで身につけた知識を創造的に応用して問題を解決する能力。 (7) 研究の内容を口頭及び文書で論理的かつ効果的に表現するコミュニケーション能力。 (8) 研究に関して他人と討論し、質問に対する回答や自らの考えを的確に述べると共に、他人の意見を真摯に受け止め、改善に向けて自己消化する能力。 (9) 問題点や技術的課題を克服し目的・目標を達成することに喜びを見いだし、更なる知的活動に自ら取り組む意欲を持つ能力。 (10) 集団の中で生活・活動するための社会性や人間性を高めるように努力する能力。 |
授業計画 |
指導教員毎に異なるが、概ね以下の内容を含む。これらの総所要時間(学生の学習時間)は最低300時間,平均500時間程度である。また、指導教員だけでなく、研究室の教員や大学院生及び講座内の教員も指導にあたる。 1) 研究テーマを設定し、その概要と研究方法について説明する。 2) 研究目的・目標及び長期・短期的な研究スケジュールを立てさせ、その内容について随時指導する。 3) 研究室全体でゼミを行い、安全管理,専門実験技術,関連分野の基礎知識・研究内容等を講義すると共に、発表,質疑応答,要旨執筆などに関する訓練を行う。 4) 研究目的・目標を達成させるための調査,実験,計算,解析,考察を行わせる。 5) 4)の研究状況について随時ミーティングを行い、研究成果,その解釈,検討事項等について指導すると共に、コミュニケーション能力や論理的思考力などに関する訓練を行う。 6) 講座全体で卒論中間発表会(12月下旬予定)及び卒論発表会(2月中旬予定)を行い、成果の発表,要旨の執筆,質疑応答等について訓練する。 7) 卒業論文の執筆を通じて報告書作成能力や論理的思考力について指導する。 |
教科書・参考書等 |
研究内容や進捗状況に応じて適宜指示する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
文献,パソコン,実験装置 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
授業計画の各項目に対するアドバイスは以下のとおりである。これに加え、指導教員や大学院生の指示や意見に従うのが望ましい。 1) 研究室の過去の卒業論文をよく読む。 2) 頭の中でシミュレーションすると必要な事項が分かる。 3) 書籍、文献、過去の論文などをよく読むと共に、もらった資料で復習する。自分の担当の場合は資料の作成を入念に行い何度も発表練習する。 4) 目的・目標やスケジュールと照らし合わせて詳細な短期的計画を立てて実行する。 5) 取得したデータをすぐに整理・解析する。多面的な視野から結果を考察し、頻繁に報告する。教員や大学院生との研究面でのコミュニケーションが重要である。 6) 論理的な全体の流れ、短時間で内容が理解できるスライド、簡潔で正しく内容が伝えられる文章などに留意して準備をし、学生同士で発表練習をしてお互いに改善点を指摘しあう。 7) 全てのデータを正確に・不足なく・分かりやすく説明することに十分留意する。論理的思考能力と日本語力が必要であり、普段から意識して能力を向上させることが重要である。 |
履修上の注意 受講条件等 |
卒業論文に着手するためには、原則として学生便覧に記載されている「卒論着手条件」を満たしている必要がある。 この科目に先立つ基礎科目:ほぼ全ての科目が該当する |
成績評価の基準等 |
「知識・理解」,「能力・技能」の評価項目に示した10項目の目標の達成状況を、各項目10点満点で評価して成績を判定する。60点以上を合格とする。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
研究目的・目標の達成度、及び「知識・理解」と「能力・技能」の目標の達成度は個々の学生の向上心と研究時間によって大きく差がつく。卒業時により大きな達成感と社会人・技術者としての成長を得るために、常に向上心を持って真摯に研究に取り組んで欲しい。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |