年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K8176040 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
社会基盤環境工学実験 |
授業科目名 (フリガナ) |
シヤカイキバンカンキヨウコウガクジツケン |
英文授業科目名 |
Experiments in Civil and Environmental Engineering |
担当教員名 |
尾崎 則篤,木戸 隆之祐,NGUYEN HUU MAY,有尾 一郎,畠 俊郎,河合 研至,小川 由布子,内田 龍彦,半井 健一郎,井上 卓也,金田一 智規 |
担当教員名 (フリガナ) |
オザキ ノリアツ,キド リュウノスケ,ヌゥェン ヒウ メイ,アリオ イチロウ,ハタ トシロウ,カワイ ケンジ,オガワ ユウコ,ウチダ タツヒコ,ナカライ ケンイチロウ,イノウエ タクヤ,キンダイチ トモノリ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 月9-10,火5-10,木9-10,金5-10:工106 |
授業の方法 |
実験 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
13
:
土木工学 |
対象学生 |
社会基盤環境工学プログラム3年生 |
授業のキーワード |
コンクリート,地盤,鋼構造,水理,衛生 SDG_06, SDG_07,SDG_09, SDG_11~15 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 各専門科目において、習得した基礎理論と実際の現象を理解することは重要であり、科学的な分析方法や工学的な評価を学ぶ大切な授業科目である。 本科目はプログラムの到達目標のうち(E)評価力、(F)伝達する能力、(G)実行力・解決力に関わっている。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 社会基盤環境工学プログラム (能力・技能) ・問題構成力 ・問題解析力 (総合的な力) ・評価力 ・伝達する能力 ・実行力・解決力 |
授業の目標・概要等 |
各項目の実験を行い、これまでに取得した理論と実際の現象との関係について学習する。また実験結果の整理を行い、問題点や現象の理解を深める。 なお、「知識・理解」、「能力・技能」の評価項目は、下記のとおりである。 1.実験結果を整理し、実験が正しく行えたか、実験結果が妥当であるか評価できる.[E] 2.質疑応答やレポートにおいて、これまでに修得した知識に基づき、自分の考えを論理的に説明できる。[F] 3.自らの分担を十分に理解した上でグループによる問題解決に取り組むことができ、結果が示す事象や現象の工学的意義を自発的に考察することができる。[G] 各実験について、上記の目標を具体化したものを以下に示す。 (1)コンクリート 1)材料物性とRCはりの製造 コンクリートの配合設計を行い、スランプ・空気量の測定結果から適切な配合修正ができる。フレッシュ性状から、コンクリートのワーカビリティーを判断できる。 2)RCはりの曲げ・せん断試験 コンクリートの応力-ひずみ関係、塩化物拡散性状を理解し説明できる。RCはりの引張鉄筋・スターラップの応力、曲げ強度、せん断強度を計算できる。 (2)地盤 1)圧密試験・コンシステンシー試験 液性限界、塑性限界試験を行い、試験結果から土の工学的性質の概略を説明できる。粘土の圧密試験を行い、実験で求められた圧密定数を用いて、実地盤での時間沈下関係を予測する方法を説明できる。 2)一面せん断試験・三軸圧縮試験 三軸圧縮試験により粘性土の非排水せん断強さを求めることができる。一面せん断試験を行い、土の内部摩擦角と粘着力を求めることができる。土のせん断試験の種類と適用方法を説明できる。 (3)鋼構造 1)はりの曲げ変形 はりの載荷実験を行って変形挙動を観察することにより、はり理論を理解し、はり構造物の変形状態を説明できる。 2)材料特性試験 構造材の材料特性試験を行い、変形挙動等を観察することにより、応力―ひずみ関係、弾性などの現象を理解し、説明できる。 (4)水理 1)開水路流の水面形 開水路流の常流・射流等を理解し、開水路流の現象を説明できる。 2)管水路流のエネルギー損失 管水路流の摩擦抵抗則やエネルギー損失を理解し、管水路流の現象を説明できる。 (5)衛生 1)河川水質調査 河川水を対象とした水質調査を実施し、基礎的な水質項目の分析とそれに基づく解析を行う。それを通して河川水質調査の基本的な手順と考え方を学び、またそれぞれの水質項目測定法の原理と方法を理解する。 |
授業計画 |
1)コンクリート(河合, 小川, Riya) 1)材料物性とRCはりの製造 コンクリートの配合設計,RCはりの製造,塩化物浸透試験用供試体の作製 2)RCはりの曲げ・せん断試験 コンクリートの圧縮・引張・曲げ強度試験,RCはりの載荷試験(曲げ破壊またはせん断破壊),コンクリートへの塩化物浸透試験 (2)地盤(畠) 1)圧密試験・コンシステンシー試験 土の液性限界,塑性限界試験および段階載荷による圧密試験 2)一面せん断試験と三軸圧縮試験 砂質土試料を用いた一面せん断試験および粘性土試料の非圧密非排水三軸圧縮試験 (3)鋼構造(半井, 有尾, May) 1)はりの曲げ変形 横荷重を受けるはりの変位と荷重の関係を理解 2)材料特性試験 構造材料の歪と応力の関係を理解 (4)水理(内田, 井上, 中下) 1)開水路流の抵抗則 開水路流の抵抗則,定常漸変流の水面形および跳水 2)管水路流のエネルギー損失 管水路流の抵抗則,様々なエネルギー損失 (5)衛生(尾崎, 金田一) 1)水質の分析法 河川水を対象とした採水及び基礎的な水質項目の分析とそれに基づく解析
各課題ごとに実験を行い、それらの課題に対してレポートを課している。 |
教科書・参考書等 |
各実験におけるテキスト・教材・参考書等は、第1回目の授業(ガイダンス)で提示する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
各実験ごとに異なるため、担当教員に確認すること。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
関連する講義について復習し、理論についてよく理解しておくこと。 実験の試問に対する予習をしておくこと。 |
履修上の注意 受講条件等 |
この科目に先立つ基礎科目: (コンクリート)コンクリート工学 (地盤)土の力学,土の力学演習 (鋼構造)材料学,材料力学,材料力学演習,構造力学,構造力学演習,応用数学 (水理)流れの力学,水理学,水理学演習 (衛生)環境科学基礎 この科目が役立つ専門科目:鉄筋コンクリート構造・演習,環境水理学,海岸工学,地盤工学,橋梁と耐震, 気象学等 この科目が役立つ応用科目: (コンクリート)コンクリートの環境化学 (地盤)地盤工学,地盤防災学 (鋼構造)エネルギー原理と構造解析,維持管理工学,橋梁と耐震 (水理)環境水理学,河川工学,海岸工学,水文・水資源工学 (衛生)環境衛生工学・演習,環境保全論 |
成績評価の基準等 |
各実験に対して、試問ならびにレポート提出を行う。 成績評価はそれぞれの実験の成績を総合して100点満点で評価する。 60点以上を合格とし、単位を認める。各実験の成績における配分は、第1回目の授業(ガイダンス)で提示する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
班分け・実験スケジュールは、第1回目の授業(ガイダンス)にて提示する。 対面実験時はマスクを着用し、服装、靴などは実験に適したものを着用すること。 傷害保険には必ず加入のこと。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |