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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K7563030 科目区分 専門教育科目
授業科目名 化学工学熱力学演習
授業科目名
(フリガナ)
カガクコウガクネツリキガクエンシュウ
英文授業科目名 Exercise of Chemical Engineering Thermodynamics
担当教員名 宇敷 育男
担当教員名
(フリガナ)
ウシキ イクオ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 金3-4:工114
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
授業時間は講義50%、演習50%で行う。講義については、前回の演習問題の解答解説及びその回に取り組む演習問題の説明を行う。 
単位 1.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 08 : 化学工学
対象学生 第三類3年次生
授業のキーワード 熱力学,物性,状態量,エネルギー,状態方程式,活量係数式,相平衡,化学平衡 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
この科目は第三類の学生を対象とした専門科目であるが,化学工学プログラムの学生に対しては学習・教育目標の「(C) 化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成 C2.化学工学基礎」に対応している。学習・教育目標の詳細については下記の関連URLを参照されたい。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
化学工学プログラム
(能力・技能)
・化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成(C2)化学工学基礎 
授業の目標・概要等  物質系の熱力学的性質の情報は化学プロセスの設計・解析に欠くことのできないものである。本科目では同時に開設されている「化学工学熱力学」の講義に関する演習を行うことにより、以下の知識と能力を習得することを授業の目標とする。
(1) 単位換算や有効桁の概念を含む工学計算を正しく行うことができる。
(2) 熱力学第一法則(エネルギー保存則)を理解し、これをエネルギー変換の計算に応用できる。
(3) 熱力学第二法則(状態変化の方向性)を理解し、エントロピー変化を計算できる。
(4) 種々の過程における理想気体の状態量(温度,圧力,容積,内部エネルギー,エンタルピー,エントロピー等)の変化を計算できる。
(5) 平衡状態に関する熱力学関係式を理解し、これを自在に変形できる。
(6) 状態方程式や対応状態の原理を用いて非理想気体状態の純物質の熱力学的性質を計算できる。
(7) 混合量,過剰量,部分モル量を理解し、理想混合物および非理想混合物の熱力学的性質を計算できる。
(8) 理想混合物および非理想混合物の相平衡関係を計算できる。
(9) 化学平衡定数および化学平衡組成を計算できる。 
授業計画 第1回工学計算法, 1章(序章)
第2回2章(熱力学の第一法則), 3章(第一法則の応用)(1回目)
第3回3章(第一法則の応用)(2回目), 4章(熱力学の第二法則)(1回目)
第4回4章(熱力学の第二法則)(2回目)
第5回5章(平衡の基準)6章(熱力学の基礎関係式)
第6回7章(純物質の熱力学的性質)(1回目)
第7回7章(純物質の熱力学的性質)(2回目)
第8回熱力学法則、純物質の熱力学的性質のまとめ
第9回8章(混合物の熱力学的基礎)(1回目)
第10回8章(混合物の熱力学的基礎)(2回目)
第11回9章(混合物の熱力学的性質)(1回目)
第12回9章(混合物の熱力学的性質)(2回目)
第13回10章(相平衡とその計算)(1回目)
第14回10章(相平衡とその計算)(2回目), 11章(化学平衡とその計算)(1回目)
第15回11章(化学平衡とその計算)(2回目)

試験なし。レポート(一部宿題)の提出を毎回課す。 
教科書・参考書等 講義形式:演習中心
同時開講の「化学工学熱力学」の配布資料を使用する。
必要に応じて追加のプリントを配布する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,関数電卓,必携PC 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
予習:並行して受講する化学工学熱力学の内容を演習の前に必ず復習すること。
復習:
第1回 配布資料を十分復習すること。
第2回-第15回 テキストの該当する章を十分復習すること。また、演習問題で間違えた箇所は合格するまで取り組むこと。
 
履修上の注意
受講条件等
・原則として全ての授業に出席すること。
・化学工学講座の学生は「化学工学熱力学」と一緒に受講し,その際の配布資料も持参すること.
・この科目に先立つ基礎科目:微分学,積分学,化学工学量論,物理化学I,同II,化学工学プログラミング
・この科目が役立つ応用科目:反応工学,物質移動論,伝熱論,化学工学実験,化学工程設計I,卒業論文 
成績評価の基準等 レポート 100% 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ ・口頭,メール,Teams等での質問を随時受け付ける.
 
その他 http://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.8a86a47bd9407b1f520e17560c007669.html
 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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