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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K7562030 科目区分 専門教育科目
授業科目名 化学プロセスと工学倫理
授業科目名
(フリガナ)
カガクプロセストコウガクリンリ
英文授業科目名 Chemical Process and Engineering Ethics
担当教員名 木原 伸一
担当教員名
(フリガナ)
キハラ シンイチ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 月5-8:工111
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、ディスカッション、学生の発表
対面授業を制限せざるを得ない場合は,WEBにて授業およびディスカッションする. 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 4 : 上級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 08 : 化学工学
対象学生 第三類 化学工学プログラム(3年次生)
授業のキーワード 化学プラント、プロセスデザイン、技術者倫理 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
この科目は第三類の学生を対象とした専門科目であるが,化学工学プログラムの学生に対しては学習・教育目標の「(A)人・社会・自然と工学の関わりの理解と多面的な思考力の養成,(C)化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成 C4.化学工学専門,C5.化学工学応用」に対応している.学習・教育目標の詳細については下記の化学工学講座ホームページを参照されたい. 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
化学工学プログラム
(知識・理解)
・人・社会・自然と工学の関わりの理解と多面的な思考力の養成
(能力・技能)
・化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成(C4)化学工学専門
・化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成(C5)化学工学応用 
授業の目標・概要等 研究開発された化学プロセスはパイロットプラントの実験を経て,プラントとして設計される。技術者はその設計にあたって,化学工業プロセス,単位操作等を総合的に考慮する必要があるが,同時に,人間生活に役立てている科学技術,製造物に対して,社会的要求に答えるとともに安全性等の責任を負わなくてはならない。本講義では化学プロセスおよび製造の実例ならびに技術的な問題解決の実際的な方法について講義する。また,技術者に必要な倫理,その基礎知識を修得すること,さらに工学倫理に関するケーススタディに取り組むことで問題解決能力を習得することを授業の目標とする。具体的な授業の目標は以下の通りである。
(1) 技術者倫理を学ぶ必要性を理解し,ケーススタディに取り組む。
(2) 事例を題材にして,倫理的観点から問題を解決する能力を身につける。
(3) 社会への問題提起と解決課題の提案能力を身につける。
(4) 化学産業の状況を理解し,化学プラントのあり方,プロセス開発,設計の実際を把握することができる。
(5) 装置材料や安全防災を理解することができる。
(6) 環境配慮型化学プロセスの概念を理解し,プロセス開発,設計の実際を把握することができる。
(7) 化学プラント設計における環境管理を理解することができる。
 
授業計画 第1回 ガイダンス 工学倫理について
第2回 カネミ油症問題を取り挙げ、倫理的問題を抽出する(木原担当)
第3回 カネミ油症事件を検討し、解決策を討論する(木原担当)
第4回 JCO事件を取り挙げ、倫理的問題を抽出する(木原担当)
第5回 JCO事件を検討し、今後の解決策を討論する(木原担当)
第6回 チャレンジャー号事件を取り挙げ、倫理的問題を抽出する(木原担当)
第7回 チャレンジャー号事件を検討し、解決策を討論する(木原担当)
第8回 内部告発問題を取り挙げ、その是非を討論する(木原担当)
第9回 ガソリン・灯軽油精製プロセスの化学工学的改善事例(大山担当)
第10回 ナフサ・重油精製プロセスの化学工学的改善事例(大山担当)
第11回 環境配慮型化学プロセス設計の事例(大山担当)
第12回 環境調和型化学プロセス設計の事例と取り組み(大山担当)
第13回 高機能炭素材の現状の紹介(大山担当)
第14回 高機能炭素材の今後の期待(大山担当)
第15回 化学装置・プロセスに関する特許の作成方法(大山担当)

授業でのレポート,宿題

講義の順番と回数は必ずしも一致しない.また、内容の一部変更がありえる. 
教科書・参考書等 自作の資料を配布する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,パワーポイント 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
資料を配付する場合は目を通しておくこと.
毎週課題を出すので,毎次週に提出すること.
授業の中でディベート的なディスカッションを実施するので積極的発言を期待する.
授業の中でのディスカッションに関係する課題を与えるので,復習としてレポートを提出する.
 
履修上の注意
受講条件等
・原則として全ての授業に出席すること.欠席がやむを得ない場合は事前に連絡すること.
・研究室に配属されていない学生は原則として本講義を受講できない. 
成績評価の基準等 講義中のレポート(40%),課題に対するレポート(60%)で評価し,60点以上を合格とする.  
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
特任教授の大山は、実務経験に基づく講義を実施する。 
メッセージ ・上記の講義時間以外に集中的に講義を行うことがあるので掲示に注意.
 
その他 http://www.chemeng.hiroshima-u.ac.jp/

 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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