年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K7361030 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
食品プロセス工学I |
授業科目名 (フリガナ) |
ショクヒンプロセスコウガク 1 |
英文授業科目名 |
FoodProcess Engineering I |
担当教員名 |
善本 裕之 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヨシモト ヒロユキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
|
資料を用いパワーポイントで講義を行う。途中にサンプルや発酵タンク等の映像も用意する。自分で考え、意見をまとめて、発表する、対話型・参加型の授業も行う。対面式を基本とするが、状況に応じ、オンラインの可能性もある。なお、講義は8月8日(木)と9日(金)を予定している。 |
単位 |
1.0 |
週時間 |
|
使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
|
学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
02
:
生物工学 |
対象学生 |
第3類生物工学プログラム |
授業のキーワード |
食品工業、醸造プロセス、自動制御 |
教職専門科目 |
|
教科専門科目 |
|
プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | (到達目標A) 人・社会・自然と工学の関わりの理解と多面的な思考力の養成(20%) (到達目標C) 生物工学及び生命科学の基礎知識と応用技術の習得/(C-3)応用生物科学(80%) |
---|
到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 生物工学プログラム (知識・理解) ・人・社会・自然と工学との関わりの理解(到達目標A) ・生物工学及び生命科学の基礎および応用知識の修得(到達目標C・講義科目) |
授業の目標・概要等 |
生物工学に関する基礎的な学識や要素技術を習得と共に、企業における研究開発の取り組み・考え方等について、自身の経験を踏まえてトピックスを紹介する。現在学んでいることが、人・社会・自然とどのように繋がるかを理解して、基礎のみならず応用知識の修得を目指す。 |
授業計画 |
1. はじめに:講義概要(狙い、単位評価基準、課題) 2. 有用微生物と有害菌(発酵と腐敗) 3. 微生物の働きと産業 4. 酵母とは何か 5. 酵母とヒトとの違い 6. ノーベル生理医学賞と酵母
7. 産業界における酵母の基礎研究と応用 8. ビール製造における酵母・発酵の研究 9. 酵母における酢酸エステル生成 10. 栄養源バランスによる酵母の寿命・細胞死の決定 11. 酵母生理状態把握の技術 12. 新商品開発と工場における技術課題解決 13. 留学による他流試合(国際感覚、情報発信、英語の必要性) 14. 研究戦略と戦術(ありたい姿、現状、解決すべき課題) 15. おわりに:講義まとめ(今後への期待、課題)
授業の中で行う課題に対する課題提出と授業後の課題提出。 |
教科書・参考書等 |
講義資料 |
授業で使用する メディア・機器等 |
|
【詳細情報】 |
映像(ビデオ/PC/その他画像資料)、板書 |
授業で取り入れる 学習手法 |
|
予習・復習への アドバイス |
授業迄に、生物工学プログラムに関するニュースや研究に目を向けて興味を深めて欲しい。授業後、講義中に出した課題に対しての自分の意見を振り返ると共に、新たな課題について授業で学んだこと踏まえて考えをまとめる。 |
履修上の注意 受講条件等 |
体調が悪い場合には、無理をして出席しない。体調不良で退席・欠席する場合には、資料を読んで、課題に取り組んで下さい。 |
成績評価の基準等 |
授業の中で行う課題に対する仮説立案・根拠構築・検証方法等の提出内容、及び、授業後の課題の提出内容の総合評価により100点満点で評価し、60点以上を合格とする.これらの配分は、授業の中で行う課題に対する課題提出(50%)、授業後の課題提出(50%)とする。 |
実務経験 |
有り
|
実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
1992年にキリンビール株式会社へ入社。酵母・発酵に関する基礎研究・応用研究に携わり、大学で学んだ生物工学プログラムを企業で展開してきた。企業からの米国留学、本社での戦略企画業務、工場でのビール醸造責任者、商品開発や工場での技術開発を支える技術の展開等、幅広く取り組んできた。 |
メッセージ |
学生の時に将来どのような職に就いて、どのような業務を通して社会に貢献できるのかイメージがなかなか沸かなかった。私の企業での業務経験を説明しながら、企業でどのようなことができるのか、どのように先を選んできたのかを紹介することで、皆さんの今後の進路設計に参考にもして頂きたい。 |
その他 |
生物工学に関する知識・経験以外にも、ビールに関するトリビアやトピックスも紹介したい。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |