年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K7023030 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
基礎生命科学 |
授業科目名 (フリガナ) |
キソセイメイカガク |
英文授業科目名 |
Basic life science |
担当教員名 |
上野 勝,赤尾 健,藤井 達也,池田 丈,加藤 節,石田 丈典,田島 誉久,中ノ 三弥子 |
担当教員名 (フリガナ) |
ウエノ マサル,アカオ タケシ,フジイ タツヤ,イケダ タケシ,カトウ セツ,イシダ タケノリ,タジマ タカヒサ,ナカノ ミヤコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 火7-8:工111, (4T) 水5-6:工219 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
02
:
生物工学 |
対象学生 |
第三類 2022年度入学生および過年度生(約125名) |
授業のキーワード |
生体分子・細胞・遺伝子・分子生物学・生物資源・バイオテクノロジー・発酵・医療・遺伝子組換え・環境 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第三類専門科目の中で専門基礎科目に属し、第三類の学生に必要な生命科学の基礎的知識を学習する。また本授業は生命科学系の専門科目の導入としての位置付けもある。 ・この授業と合わせて履修することが望ましい科目:生物学実験 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 応用化学プログラム (知識・理解) ・教養教育と専門教育における幅広い基礎知識および化学に関する専門基礎知識 ・応用化学に関する高度な専門知識 ・基礎および専門知識に裏付けられた論理的思考に基づく構想力
化学工学プログラム (能力・技能) ・化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成(C1)工学基礎
生物工学プログラム (知識・理解) ・人・社会・自然と工学との関わりの理解(到達目標A) ・生物工学及び生命科学の基礎および応用知識の修得(到達目標C・講義科目) |
授業の目標・概要等 |
[目標] 生命科学は生物学の基礎的な研究のみならず、医学・農学・工学・環境科学などにおける応用技術の基盤となる学問である。とくに、生物の機能を利用する技術であるバイオテクノロジーを理解するためには、その現状を知ることが大切である。 本講義では、細胞と遺伝子というバイオテクノロジーの基礎と微生物・動植物バイオテクノロジー、機能性素材、環境保全、生物資源、農作物、健康食品、医療診断、創薬などに関する基礎とその応用例を理解することを目標とする。 [概要] 本講義は、1)バイオテクノロジーの基礎、2)微生物、センサー、機能素材、環境、3)生物資源、農作物、健康食品、4)医療、診断、創薬の4つのカテゴリーについて、それらの領域に詳しい教員がオムニバス形式で関連技術の基礎と最新の話題などについて分かり易く解説する。 |
授業計画 |
第1回 イントロ:バイオテクノロジーと産業(加藤) 第2回 [バイオテクノロジーの基礎] 細胞と遺伝子(加藤) 第3回 [バイオテクノロジーの基礎] 遺伝子組換え技術、ゲノム編集技術(加藤) 第4回 [センサー、機能素材] バイオテクノロジーを利用した検出技術(池田) 第5回 [センサー、機能素材] 生体分子や生細胞を材料として活用したバイオデバイス開発(池田) 第6回 [センサー、機能素材] 酵素や微生物を利用した機能性化学品の開発(藤井) 第7回 [生物資源、農作物、健康食品] バイオマス資源とその変換による有効活用(田島) 第8回 [生物資源、農作物、健康食品] 農作物の品種改良、農業用資材の開発、バイオ燃料生産(田島) 第9回 [生物資源、農作物、健康食品] 醸造、発酵(赤尾) 第10回 [微生物、環境]環境微生物、微生物生態学(石田) 第11回 [微生物、環境] 微生物による物質循環と環境浄化(石田) 第12回 [微生物、環境] 仮題目微生物間(細胞間)コミュニケーション(石田) 第13回 [医療、診断、創薬] ゲノム創薬、細胞医薬(中の) 第14回 [医療、診断、創薬] 創薬化学、医薬品工業化学(中の) 第15回 [医療、診断、創薬] 医療診断のためのバイオマーカー開発(中の)、総括
第16回目に期末試験を実施、毎回moodleでの小テストの実施 |
教科書・参考書等 |
参考書:理工系学生のための生命科学・環境科学(榊 佳之・平石 明編、東京化学同人) 、「レクチャーバイオテクノロジー」(橋本直樹著、培風館)、「生命体の科学と技術」(久保 幹・吉田 真共編、培風館)、 「基本が分かれば面白い!バイオの授業」(胡桃坂仁志著、羊土社)など |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 生命科学に対する自分の考えをまとめること 第2回 生物の構成単位(細胞)と設計図(遺伝子)について理解すること 第3回 遺伝子改変技術による恩恵と問題点について理解すること 第4回 様々な検出技術における生体分子の役割について理解すること 第5回 生体分子や細胞を利用した先端バイオデバイス開発における基本的な考え方と将来性について理解すること 第6回酵素や微生物を用いたバイオ変換技術の基礎について理解を深めること 第7回 バイオマス資源とその変換の基礎と有効利用について理解すること微生物の多様性 第8回 持続的な物質生産におけるバイオ技術の基礎とその応用例を理解すること 第9回 微生物の働きによる酒類や食品の製造のメカニズムの基礎を理解すること 第10回 微生物が地球環境へ与えているインパクトについて理解すること 第11回 微生物による生物循環と環境浄化の基礎について理解すること 第12回 微生物の集団における情報伝達やふるまいについて理解すること 第13回 ゲノム創薬などの細胞医薬などバイオが関わる医薬の基礎について理解すること 第14回 バイオテクノロジーを利用した創薬の特色について理解すること 第15回 バイオマーカー開発のための分析技術を理解すること |
履修上の注意 受講条件等 |
本授業科目は、第三類の学生を対象にした専門基礎科目であるが、第三類の学生以外で、高校で生物を選択しなかったが、生命科学の基礎を学習したい学生も受け入れる。 |
成績評価の基準等 |
毎回の小テスト50%(程度)及び定期試験 50%(程度)により行う |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
第三類の学生が最新の生命科学の基礎的知識が得られる内容になっている。 |
その他 |
なし |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |