年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K7022030 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
基礎無機化学 |
授業科目名 (フリガナ) |
キソムキカガク |
英文授業科目名 |
Basic Inorganic Chemistry |
担当教員名 |
片桐 清文 |
担当教員名 (フリガナ) |
カタギリ キヨフミ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 月9-10,金9-10:経B255 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、スライド多用、原則すべて「対面」での実施。 (出張時などはオンラインでの実施の場合あり) |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
07
:
化学 |
対象学生 |
工学部第三類 2024年度入学生および単位未取得の過年度生 |
授業のキーワード |
SDG_07, SDG_09, SDG_13, 原子構造、電子状態、周期表、化学結合、固体化学、溶液化学、元素各論、無機材料、配位化学、生物無機化学、環境化学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | この科目は工学部第三類の学生を対象とした専門基礎科目である。 応用化学プログラムにおいて,本科目は学習・教育目標の「(Ka) 確実な基礎」に対応している。化学工学プログラムでは学習・教育目標の「(c) 化学および化学工学の基礎の確実な取得と応用力の養成 C1.工学基礎」に対応している。生物工学プログラムでは「(C) 生物工学及び生命科学の基礎知識と応用技術の修得」に対応している.教育プログラムに関しては関連URL1(応用化学)URL2(化学工学)URL3(生物工学)を参照されたい。 URL1:http://www.hiroshima-u.ac.jp/prog/syusenkou/53/index.html URL2:http://www.hiroshima-u.ac.jp/prog/syusenkou/54/index.html URL3:http://www.hiroshima-u.ac.jp/prog/syusenkou/55/index.html |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 応用化学プログラム (知識・理解) ・教養教育と専門教育における幅広い基礎知識および化学に関する専門基礎知識 ・応用化学に関する高度な専門知識 ・基礎および専門知識に裏付けられた論理的思考に基づく構想力
化学工学プログラム (能力・技能) ・化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成(C1)工学基礎
生物工学プログラム (知識・理解) ・生物工学及び生命科学の基礎および応用知識の修得(到達目標C・講義科目) |
授業の目標・概要等 |
1) 原子の構造(電子状態)を理解し、周期表と電子状態、化学結合の関係を理解する。 2) 固体物質の構造とその材料としての利用について理解する。 3) 非金属、典型・遷移金属の各元素の概要を理解する。 4) 酸・塩基、酸化、還元などの溶液化学の基礎を理解する。 5) 配位・錯体化学の基礎を理解する。 6) 生体や環境に関わる化学の基礎を理解する。 |
授業計画 |
第 1回 原子の構造1(原子構造モデル) 第 2回 原子の構造2(原子軌道) 第 3回 周期律 第 4回 化学結合1(結合の種類・ルイス構造) 第 5回 化学結合2(分子軌道法) 第 6回 固体状態と無機材料1(結晶構造) 第 7回 固体状態と無機材料2(セラミックス・ガラス・電気伝導) 第 8回 非金属元素 第 9回 典型金属元素 第10回 遷移金属元素 第11回 溶液化学1(酸と塩基) 第12回 溶液化学2(酸化・還元) 第13回 配位化学 第14回 生物無機化学・生体材料 第15回 環境と無機化学
講義において、小テスト等を行うことがある。定期試験として期末試験を実施する予定である。
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教科書・参考書等 |
教科書:平尾一之・田中勝久・中平敦 著『無機化学-その現代的アプローチ- 第3版』東京化学同人 参考書:1) 平易に書かれており、初学者にも分かりやすいもの ・出来成人・辰巳砂昌弘・水畑穣 編著『役に立つ化学シリーズ 3 無機化学』朝倉書店 ・花田禎一 著『新・物質科学ライブラリ 基礎 無機化学』サイエンス社 ・平野眞一 著『基礎科学コース 無機化学』丸善出版 ・合原眞 編著、榎本尚也・馬昌珍・村石治人 共著『新しい基礎無機化学』三共出版 ・三吉克彦 著『はじめて学ぶ 大学の無機化学』化学同人 2) 無機化学について、さらに詳細に解説されているもの ・P. W. Atkins 他 著、田中勝久 他 訳『シュライバー・アトキンス 無機化学(上・下)第6版』東京化学同人 ・F. A. Cotton 他 著、中原勝儼 訳『基礎無機化学』培風館 ・J. E. Huheey 著、小玉剛二・中沢浩 訳『ヒューイ 無機化学(上・下)』東京化学同人 ・J. D. Lee 著、浜口博・菅野等 訳『リー 無機化学』東京化学同人 ・C. E. Housecroft 他 著、巽和行 他 訳『ハウスクロフト 無機化学(上・下)』東京化学同人 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト、配付資料、スライド(パワーポイント) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
教科書に沿って講義を進めるが、時間的制約もあるので, 教科書の中でも重要な項目について解説する。スライドの内容は事前にPDF形式でWeb公開するので、各自で印刷するかタブレット端末等に入れるなどして持参することを推奨する。また、講義終了後に教科書の対応するところで理解を確認すること。 |
履修上の注意 受講条件等 |
高等学校において「化学基礎」および「化学」を履修・理解していることを前提として講義を行う。 出席登録に学生証のIC機能を用いるので、学生証を毎回必ず持参すること(事後の追加登録は行わない)。 真にやむを得ない事由で欠席する場合は、事前にE-mailで担当教員に連絡すること。なお、真にやむを得ない事由とは、急な疾病(インフルエンザなど)・怪我、忌引、公共交通機関の運休などであり、寝坊、アルバイト、急でない定期的な通院、サークル活動、などはこれに該当しない。やむを得ない事由で欠席した場合、次に講義に出席する際に、事由を客観的に示す書類(病院の領収書のコピーなど)を提出すること。 |
成績評価の基準等 |
小テスト等 (15~30 %程度) および定期試験 (70~85 %程度)により100点満点で評価し、60点以上を合格とする。なお、原則、講義出席回数2/3以上を定期試験の受験の要件とする。 (出席そのものは評価点とはしない。) 定期試験における不正行為が発覚した場合も厳正に対処するので、不正行為は絶対にしないこと。 講義開始時に登録だけ行って実際には講義には出席しない、講義途中で無断で講義室から退室する行為など、出席登録における不正行為を行った場合も、同様に厳正に対処するので、そういった行為は絶対にしないこと。出席登録を忘れた場合でも事後の追加・修正は認めないので、忘れず登録すること。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
上記の教科書を持っていることを前提に講義を進めるので、教科書は原則購入しておくこと。 これに加え、予習・復習のためにいくつか参考書も挙げているので、必要に応じて自身にあったものを選んで購入しても良い。 オフィスアワーは原則金曜日18:00-19:00に設定する(ただし出張等で不在になることが多いので、e-mail等で事前にアポイントをとることが望ましい)。 |
その他 |
https://chembioeng.hiroshima-u.ac.jp/ |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |