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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K6319020 科目区分 専門教育科目
授業科目名 電力システム基礎
授業科目名
(フリガナ)
デンリョクシステムキソ
英文授業科目名 Fundamentals of Power Systems
担当教員名 佐々木 豊,餘利野 直人
担当教員名
(フリガナ)
ササキ ユタカ,ヨリノ ナオト
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 水3-4,木3-4:工107
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
本講義は特任教授の餘利野直人のオンデマンド教材を用い、世話教員の佐々木豊が担当する。初回講義(2024年4月10日(水)) 10:30-12:00@工学部107講義室は授業資料の配付など対面で実施する。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 11 : 電気システム制御工学
対象学生 学部3年生
授業のキーワード 電力系統、電気エネルギー、発電、変電、送電、配電、SDGs、CN 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
電気システム情報プログラム
(能力・技能)
・電気,システム,情報分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力

電子システムプログラム
(能力・技能)
・電子システム分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力 
授業の目標・概要等 電気エネルギーは現代社会において、安定的にかつ経済的に常時供給する必要があり、このための電力システムは極めて重要な社会インフラとしての役割を担っている。本講義では、電力システムにおける必須の基礎項目を、極力網羅的にわかりやすく解説する。具体的には以下の項目を習得することで発電・変電・送電・配電の重要事項、および電力システム全般における概略を理解することを目的とする。
1.効率的な電気エネルギーの伝送法
2.そのために必要な電力流通設備の概要
3.およびその特性に関する基礎的知識
4.システム論的な取り扱い方法 
授業計画 第1回 講義方針の説明および電力システムの概略説明
第2回 交流および三相交流の特徴、発電機構造、変圧、変圧器、高電圧化による送電損失の低減、回路遮断,回転磁界、誘導障害の緩和、送電効率についての概略理解
第3回 瞬時電圧、瞬時電流、瞬時電力、単相および三相交流電力、平均電力
第4回 無効電力、皮相電力、力率改善とその効果、ベクトル図に基づく考察
第5回 三相巻線による回転磁界の発生、三相交流送電原理、変電、送配電方式
第6回 三相交流発送電の基本事項、同期の概念、安定性、電力動揺に関する基礎
第7回 公称電圧、三相回路方式、変圧器結線方式 YΔ、YY、ΔΔ、VV結線、単相2線式 ・単相3線式、3相3線式、V結線灯動共用式、3相4線式など
第8回 発送電システムの電気回路特性、同期発電機の等価回路、同期機のリアクタンス、極数、出力特性
第9回 同期機の自己励磁現象
第10回 電力システムの現象、不安定性、保護、システム解析の手法
第11回 発電機の運動方程式(動揺方程式)と一機無限大母線系統モデル
第12回 電力システムの平衡状態、平衡点、保護方式(高速再閉路など)、電力潮流問題
第13回 電力システムのシミュレーションの概念と手法  オイラー法、ルンゲクッタ法、トラペゾイダル法、汎用ツール(Y法、V法など)
第14回 シミュレーションによる過渡安定判別、想定故障解析、過渡安定度
第15回 演習

数回のレポートを課した上で、試験を実施する。

授業に出席し、復習を行えば、完全に理解できる授業内容である。 
教科書・参考書等 講義を中心とし、講義のレジュメはあらかじめ配布する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
交流回路理論の完全な理解を要する。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 成績は授業中の取り組み態度および試験(100点満点)により評価します。取り組み態度を考慮した上で60点以上を合格とします。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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