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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K6227020 科目区分 専門教育科目
授業科目名 電気電子計測
授業科目名
(フリガナ)
デンキデンシケイソク
英文授業科目名 Electric and Electronic Measurements
担当教員名 佐々木 守
担当教員名
(フリガナ)
ササキ マモル
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 月9-10,木3-4:工102
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 12 : 電子工学
対象学生 工学部第二類 令和2年度入学生および過年度生
授業のキーワード 電気計測、電子計測、電磁気計測、応用計測 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
電気電子計測は電気系科目の基礎であり,本プログラム中の電気・電子工学,電子システム工学の専門的内容を学習するためには,本授業科目の内容を十分に理解しておく必要がある. 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
電気システム情報プログラム
(能力・技能)
・電気,システム,情報分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力

電子システムプログラム
(能力・技能)
・電子システム分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力 
授業の目標・概要等 電磁気量の計測は,種々の製品の設計・開発,点検・修理などにおいて不可欠であり,電気電子計測は産業に必要な信頼できる測定に役立つ実学の基礎である。
本講義では、現代の工学諸分野において必要不可欠な電気・電子計測の基本原理と応用について学習し、計測器と計測法の基礎概念を修得することを目的とする。
具体的な目標は以下の通りである。
(1)測定において使われる用語や測定方法の種類,統計処理と誤差評価について理解し,説明できる能力を修得する.
(2)電気計器の種類や動作原理ならびにそれを構成する基本回路について理解し,使用し,応用できる能力を修得する.
(3)直流電圧・直流電流・抵抗の測定の原理について理解し,応用できる能力を修得する.
(4)交流電圧・交流電流・交流電力・インピーダンスの測定の原理について理解し,応用できる能力を修得する.
(5)波形計測,周波数の測定の原理について理解し,応用できる能力を修得する.
(6)磁気に関する測定の原理について理解し,応用できる能力を修得する.

なお,「知識・理解」,「能力・技能」の評価項目は,下記のとおりである。
現代の工学諸分野において必要不可欠な電気・電子計測の基本原理と応用について学習し、計測器と計測法の基礎概念を修得することを目的とする。
 
授業計画 第1回
測定の基礎(測定一般,測定の種類,誤差)
第2回
単位と標準(次元解析,電磁気量の単位系)
第3回
電気計器1(可動コイル計器,駆動装置,制御装置,制動装置)
第4回
電気計器2(減衰振動,不足制動,臨界制動,過制動)
第5回
電気計器3(電磁制動,磁気回路)
第6回
電流計,電圧計(分流器,倍率器,負荷効果)
第7回
電位差計法(差動電圧計,抵抗分圧器)
第8回
時分割形電位差計(フーリエ級数,低域通過フィルタ)
第9回
抵抗の測定(抵抗計,直流ブリッジ)
第10回
低抵抗の測定(四端子測定法),高抵抗の測定(三端子測定法)
第11回
インピーダンスの測定1(容量とインダクタの損失,交流ブリッジ)
第12回
インピーダンスの測定2(電子化ブリッジ,インピーダンス計)
第13回
波形の測定1(オシロスコープ,標本化定理)
第14回
波形の測定2(プローブ,分布定数回路)
第15回
信号検出器(ロックインアンプ、周波数混合器)

第16回:期末試験
試験に関して:期末試験を行う.
宿題に関して:レポートを課題として課す. 
教科書・参考書等 テキスト: 改訂 電磁気計測(コロナ社、菅野充 著)
参考書:よくわかる電気電子計測(オーム社、南谷晴之・山下久直 共著)
    電気・電子計測(森北出版、阿倍武雄・村上実 共著)
    電気・電子計測(昭晃堂、大浦宣徳・関根松夫 共著)

講義形式(講義中心・毎回課題としてレポートを提出)
使用する視聴覚教材の種類(パワーポイント) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
自ら進んで学習してください。授業の録画を参考にしながら、授業内容に直接関係した課題を解くことで、授業内容の確認とその理解を確実にしてください。希望に応じて、授業終了後もしくはその他の時間を設けて、質問には丁寧に対応します。
 
履修上の注意
受講条件等
回路理論I,IIおよび電気磁気学I,IIを履修していることが望ましい. 
成績評価の基準等 成績評価は試験結果にレポートの結果を加えて決定する。
これらの配分は、期末試験(70%)、レポート(30%)とする。
現代の工学諸分野において必要不可欠な電気・電子計測の基本原理と応用について学習し、計測器と計測法の基礎概念の理解の程度を評価する。60点以上を合格とする。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 講義に関する連絡事項などのアナウンスはもみじの掲示板にて連絡する.
オフィスアワーは特に設けないが、希望に応じて対応します。 
その他 この科目は第二類の学生を対象とした専門科目であり,第二類における学習・教育目標の「B: 数学,物理および電気・電子・システム・情報分野で必要とされる基礎知識と論理的思考力」,「C: 電気・電子・システム・情報分野における専門知識の修得とこれらを応用する能力」に対応している.第二類の学習・教育目標の詳細については下記の第二類のホームページを参照されたい.
http://www.huis.hiroshima-u.ac.jp/c2/
 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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