年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K6122020 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
光半導体素子工学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ヒカリハンドウタイソシコウガク |
英文授業科目名 |
Optoelectronic Semiconductor Devices |
担当教員名 |
角屋 豊 |
担当教員名 (フリガナ) |
カドヤ ユタカ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 月5-6,木1-2:工102 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
|
実施方法は未定.オンライン(Microsoft teams とBb9を併用)の場合,受講登録者にはteamsから,広大公式メールアドレスに招待が届くはずですので,メールに注意してください.初回にガイダンスを行いますので,必ず出席してください. |
単位 |
2.0 |
週時間 |
|
使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
|
学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
12
:
電子工学 |
対象学生 |
第二類 3年次生 |
授業のキーワード |
光波伝搬,光と物質,電気光変換(半導体レーザ) |
教職専門科目 |
|
教科専門科目 |
|
プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第二類専門科目の中で専門細目分野「集積システム」に属し,基礎的な科目で学習した内容を用いて,専門的な技術に関する知識や理解を深める. ・この授業の前提となる科目:電気磁気学I,電気磁気学II,電子物性基礎,量子力学,固体電子工学,半導体デバイス工学 |
---|
到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 電子システムプログラム (能力・技能) ・電子システム分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力 |
授業の目標・概要等 |
光エレクトロニクスにおいて重要な,波動としての光の伝搬の性質,物質の光学応答の基礎,および半導体レーザーのデバイス物理や動作特性について講義する. 以下の事柄を理解することが目標である. (1) 光波伝搬(平面波,反射と屈折,干渉,回折,コヒーレンス) (2) 物質の光学応答(感受率と屈折率,光学遷移レートと量子力学) (3) 半導体中のバンド間遷移と半導体レーザーのデバイス物理(レーザー発振条件,レート方程式解析) (4) 最近の光科学技術 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション:授業のながれと進め方 宿題:次回の予習(マクスウェル方程式の復習) 第2回 平面波の伝搬 宿題:平面波伝搬の基本事項 第3回 反射と屈折(垂直入射) 宿題:反射率の復習 第4回 反射と屈折(斜め入射)と全反射 宿題:反射率,透過率の復習 第5回 多重反射と光共振器 宿題:光共振器の特性の復習 第6回 回折と集光 宿題:回折に基づくレンズ動作の説明 第7回 光導波路 宿題:プレーナ導波路の特性の復習 第8回 中間試験,複素感受率 宿題:複素感受率の復習 第9回 量子力学のおさらい(固有状態と重ね合わせ状態) 宿題:量子力学の復習 第10回 量子力学のおさらい(摂動論),光学遷移 宿題:摂動とフェルミの黄金律の復習 第11回 電子遷移に伴う感受率と複素屈折率 宿題:感受率の量子論の復習,次回の予習(状態密度) 第12回 半導体の感受率とゲイン 宿題:次回の予習(pn接合) 第13回 pn接合における反転分布と半導体レーザーの発振条件 宿題:pn接合における反転分布の復習 第14回 半導体レーザーのレート方程式解析 宿題:レート方程式解析の復習 第15回 半導体レーザーの変調特性,発光ダイオードとの比較 宿題:なし
中間試験:第8回 期末試験:第16回 |
教科書・参考書等 |
スライドのハードコピーを配布する. 参考書(1):栖原敏明著「光波工学」コロナ社 参考書(2):栖原敏明著「半導体レーザの基礎」共立出版 |
授業で使用する メディア・機器等 |
|
【詳細情報】 |
PowerPointを用い,そのpdfを資料として配布する. |
授業で取り入れる 学習手法 |
|
予習・復習への アドバイス |
この授業では最低限の予復習として,ほぼ毎回宿題を課すが,これらは最低限の内容である.従って,与えられた宿題の問題に回答するだけでなく,授業で説明した関係事項をしっかり学習すること.また,習った内容を知識として記憶するのではなく,理解することが,重要かつ有効である. |
履修上の注意 受講条件等 |
受講生が電気磁気学I・II,電子物性基礎,量子力学,固体電子工学,半導体デバイス工学を習得ずみであることを前提として講義する.これらの理解が不十分な者は,事前によく復習しておくこと. |
成績評価の基準等 |
小テスト(40%),中間試験(30%),期末試験(30%). |
実務経験 |
|
実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
|
メッセージ |
授業開始時にオフィスアワーを設定するので,質問等がある場合は,積極的に来室して下さい. (メール形式の可能性もあり) |
その他 |
|
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |