年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K5138010 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
計算流体力学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ケイサンリュウタイリキガク |
英文授業科目名 |
Computational Fluid Dynamics |
担当教員名 |
尾形 陽一,城崎 知至 |
担当教員名 (フリガナ) |
オガタ ヨウイチ,ジョウザキ トモユキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 木1-4:工108 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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対面講義が基本,状況に応じてオンラインも併用予定.パワーポイント、word file使用.演習・宿題を課す. |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
09
:
機械工学 |
対象学生 |
第一類 エネルギー変換プログラム 3年生 |
授業のキーワード |
シミュレーション,流体力学,CFD |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | エネルギー変換プログラム (能力・技能) ・機械システム工学の基礎の確実な習得と応用力の養成 |
授業の目標・概要等 |
コンピュータの進歩に伴い様々な分野での数値解析手法が発展してきたが,流体力学においても,数値流体力学(CFD)は研究だけでなく産業界の開発(R&D)でも,CAEの観点から重要な役割を占めている.本講義ではCFDにおける数値解析の基礎について学ぶ. (1) 微分方程式の数値解法の基礎の習得 (2) 非圧縮性流体 / 圧縮性流体の基礎の数値計算を用いた理解・習得 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション.工学における流体シミュレーションとCAE 第2回 差分法の基礎:差分の精度と誤差.陽解法と陰解法. 第3回 偏微分方程式(1):移流方程式(双曲型)の基礎 第4回 偏微分方程式(2):移流方程式,クーラン数(CFL数).拡散方程式(放物型) 第5回 偏微分方程式(3):反復法,ポアソン方程式(楕円形) 第6回 非圧縮性流体(1):Navier-Stokes方程式の数値解法(流体力学の復習,基本的な考え方) 第7回 非圧縮性流体(2):Navier-Stokes方程式の数値解法(MAC法/SMAC法) 第8回 前半部分の総まとめ 第9回 保存形と非保存形,数値解析における保存の意味 第10回 圧縮性流体(1):基礎方程式,特性曲線、有心膨張波 (圧縮性流体復習) 第11回 圧縮性流体(2):衝撃波,衝撃波管問題解析解 (圧縮性流体復習) 第12回 1次元圧縮性流体の数値解法1Laxスキーム 第13回 演習Ⅰ Laxスキームによる衝撃波管問題 第14回 1次元圧縮性流体の数値解法2 近似リーマン法HLL, HLLCスキーム 第15回 演習2 HLLスキームによる衝撃波管問題 |
教科書・参考書等 |
参考書 「流体力学の数値計算法」藤井孝蔵著,東京大学出版会 など. |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,パワーポイント, word file. 各自の必携パソコンが中心. Stream/Teamsは状況に応じて使用予定 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
以下を復習しておくこと (1)-(2) 流体力学の復習, テーラー展開 (3)-(5) 常微分方程式,偏微分方程式 (6)-(7) 非圧縮性流体 (10)-(14) 圧縮性流体
「計算機プログラミング」で既習の言語【Fortran90】・コンパイラを用いるので,コンパイル方法・使い方などを復習しておくこと.配布資料も予習・復習のために目を通しておくこと.図書館などでCFD関連図書を探してみるのも良い. |
履修上の注意 受講条件等 |
「計算機プログラミング」「流体力学I, II」「圧縮性流体力学」を履修していることが望ましい. 必携PCにfortranコンパイラ、gnuplot等の作画ソフトをインストールしておくこと. |
成績評価の基準等 |
演習等の平常点,およびレポート・期末試験等で総合的に判断し.60%以上で合格とする. |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
計算流体力学(Computational Fluid Dynamics : CFD)に限らず,数値計算はCAE(Computer Aided Engineering)の形で,様々な分野で研究開発(Research&Development)に用いられるので,本講義を通じて数値計算の基礎を理解してほしいと思います。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |