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年度 2024年度 開講部局 歯学部口腔健康科学科口腔保健学専攻
講義コード J1604070 科目区分 専門教育科目
授業科目名 医療コミュニケーション基礎論
授業科目名
(フリガナ)
イリョウコミュニケーションキソロン
英文授業科目名 Health & Medical Communication
担当教員名 河口 浩之,堀越 励,高永 茂,岡 広子,田地 豪,西 裕美
担当教員名
(フリガナ)
カワグチ ヒロユキ,ホリコシ ススム,タカナガ シゲル,オカ ヒロコ,タヂ ツヨシ,ニシ ヒロミ
開講キャンパス 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 火7-8:歯大講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 
単位 1.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 02 : 歯学
対象学生 歯学部口腔健康科学科口腔保健学専攻2年生
授業のキーワード SDG_03、コミュニケーション、対人コミュニケーション、ヘルスコミュニケーション、医療コミュニケーション、人間関係、倫理・プロフェッショナリズム,実務経験 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 学士課程終了時(卒業)に獲得すべき重要な学習成果の1つは、社会生活をおくる上で、そして医療・健康・福祉における良好な人間関係を構築するための価値ある行動をとることができるような対人並びにヘルスコミュニケーション能力を身に付けることです。勿論、それには倫理・プロフェッショナリズムや批判的・論理的思考、問題解決、推理・推論、評価・総合判断などの認知やメタ認知能力も備える必要があります。
 対人コミュニケーション論、医療コミュニケーション基礎論(2年)はその第一段階としての授業です。
 日常生活での経験や体験によって培ってきたか、あるいはこれから培っていくであろう対人関係能力を医療や健康現場に応用(活用)していく道筋として、コミュニケーションについての科学的意味づけとともに、それに必要な倫理・プロフェッショナリズム、批判的・論理的思考、問題解決、推理・推論、評価・総合判断などの要素についての考え方やエビデンスを学びます。
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
口腔保健学プログラム
(能力・技能)
・歯科医療従事者としてコミュニケーションを行う能力・技態 
授業の目標・概要等  この「対人コミュニケーション論」、「医療コミュニケーション基礎論」では、価値ある行動特性を発揮できるというコミュニケーション並びにヘルスコミュニケーションの基本的能力を身につけ、その後の日常生活でのコミュニケーション経験や体験とともに、専門基礎教育における医療面接、インフォームドコンセント、指導(患者指導)、カウンセリング、安全管理(リスクコミュニケーション)などの習得に際して、この能力をさらに深めていくことになるでしょう。勿論、そのためには、倫理・プロフェッショナリズムや認知心理、科学的・論理的思考、推理推論、省察(リフレクション)などの能力を自己主導型学習により深めていくことが不可欠です。
 「対人コミュニケーション論」、「医療コミュニケーション基礎論」の内容は、学士課程における授業の全て、また、教養的教育における人間関係論(心理学、倫理学、哲学、教育学、行動科学、社会学など)そして、総合歯科医療学をはじめ全ての臨床基礎科目が密接に関連しています。勿論、皆さんが、課外活動(クラブ、サークル、社会活動、アルバイト、日常生活など)によって得られるあるいは体験することも、重要な学習資源となります。
 「対人コミュニケーション論」と「医療コミュニケーション基礎論」の授業は、人文系と医療系並びに専門家が担当するオムニバス形式で行います。なお、単位認定のための評価には、毎回の授業での提出課題の評価と最後の授業でのポートフォリオ(個人の自己学習の記録)を用いて行う予定です。 
授業計画 第1回、第2回:10月8日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:河口)
 テーマ:コミュニケーションへのかかわり方
 授業法:対面授業(資料配布)

第3回、第4回:10月15日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:高永、河口)
 テーマ:コミュニケーション学の基礎1
 授業法:対面授業(資料配布)

第5回、第6回:10月22日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:高永、河口)
 テーマ:コミュニケーション学の基礎2
 授業法:対面授業(資料配布)

第7回、第8回:10月29日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:奥原、堀越、河口)
 特別講義:東京大学 奥原剛先生
 タイトル:行動変容のためのコミュニケーション
 授業法:対面授業(資料配布)

第9回、第10回:11月5日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:岡)
 テーマ:異文化コミュニケーション
 授業法:対面授業(資料配布)

第11回、第12回:11月12日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:田地)
 テーマ:医療コミュニケーションへの関わり方
 授業法:対面授業(資料配布)

第13回、第14回:11月19日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:西、河口)
 テーマ:医療コミュニケーション演習
 授業法:対面授業(資料配布)

第15回、第16回:11月26日(火)12:50~14:20,14:35~16:05(担当:堀越、河口)
 テーマ:対人・医療コミュニケーションまとめ
 授業法:対面授業(資料配布)


各授業で課題を出すので、Bb9で期限までに提出してください。
提出課題を評価し、成績を判定します。 
教科書・参考書等 [1]対人コミュニケーション
○1. 諸井克英ほか:「親しさが伝わるコミュニケーション」, 金子書房, 1999.
   2. M.L. Patterson(工藤 力監訳):「非言語コミュニケーションの基礎理論」, 第2版, 誠心書房, 2001.
○3. 原岡一馬編集:「人間とコミュニケーション 第2版」, ナカニシヤ出版, 2005.
○4. C.B.プリブル:「科学としての異文化コミュニケーション―経験主義からの脱却」, ナカニシヤ出版, 2010.

[2]健康・医療とコミュニケーション
○1. P.G.ノートハウス, R.L.ノートハウス(信友浩一, 萩原明人訳):「ヘルスコミュニケーション」, 九州大学出版会, 2010.
○2. 町田いずみ, 保坂 隆:「医療コミュニケーション入門」, 星和書店, 2001.
○3. 杉本なおみ:「医療者のためのコミュニケーション入門」, 精神看護出版, 2005.
○4. D.L.Roter & J.A.Hall(石川ひろの, 武田裕子監訳):「患者と医師のコミュニケーション-より良い関係作りの科学的根拠」, 篠原出版, 2007.

[3]医療面接
○1. 斎藤清二:「はじめての医療面接 コミュニケーション技法とその学び方」, 医学書院, 2000.
○2. C.K.アドリッチ(田口博国訳):「医療面接法-より良い医師―患者関係のために-」, 医学書院, 2002.
○3. 伊藤孝訓, 寺中敏夫編集:「患者ニーズにマッチした医療面接の実際」, クインテッセンス出版, 2008.

[4]インフォームドコンセント, 真実を伝える
○1. R.フェイドン, T.ビーチャム:「インフォームド・コンセント」, みすず書房, 第4版, 1999.
   2. ロバート・バックマン(恒藤 暁監訳):「真実を伝える」, 診断と治療社, 2000.
○3.星野一正:「インフォームド・コンセント-日本に馴染む六つの提言」, 丸善ライブラリー, 232, 1997.

[5]ナラティブ
○1. T.グリーンハル, B.ハーウィッツ(斎藤清二ほか監訳):「ナラティブ・ベイスド・メディスン 臨床における物語と対話」第3版, 金剛出版, 2002.
   2. 斎藤清二, 岸本寛史:「ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践」, 金剛出版, 2003. 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料、映像(ビデオ/PC/その他画像資料)、音声教材、 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
授業に出席してください。
各授業でポートフォリオ、提出課題、レポートを提出してもらいます。 
履修上の注意
受講条件等
欠席が1/3を越える場合には、成績評価の対象外と判定します。 
成績評価の基準等 各授業での態度、提出課題、ポートフォリオ、レポートを評価します。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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