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年度 2024年度 開講部局 歯学部歯学科
講義コード J1502060 科目区分 専門教育科目
授業科目名 解剖学実習II
授業科目名
(フリガナ)
カイボウガクジッシュウ II
英文授業科目名 Basic Practice of Anatomy II
担当教員名 寺山 隆司,内部 健太,河野 尚平
担当教員名
(フリガナ)
テラヤマ リュウジ,ウチベ ケンタ,コウノ ショウヘイ
開講キャンパス 開設期 1年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 月5-8,水5-8:解剖センター
授業の方法 実習 授業の方法
【詳細情報】
 
実習中心ですが、一部特別講義があります。 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 02 : 歯学
対象学生 歯学部歯学科1年生
授業のキーワード SDG_03、人体解剖学、実習 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
歯科医師となるために、口腔や顎顔面領域に関する解剖学的知識はもちろんのこと、全身の健康回復、維持、増進を計るためには、人体の諸構造についての基礎知識が不可欠である。それゆえ、この授業科目は歯学プログラムの中で、最も重要な基礎となる授業科目の一つである。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
歯学プログラム
(知識・理解)
・基礎及び臨床歯科医学に関する知識
・生命科学に関する知識
(能力・技能)
・実験や発表を行うために必要な基本的技能
(総合的な力)
・豊かな人間性,専門職の歯科医師としての責務の理解,これを実践するための基礎的知識,技能,態度を含む総合力 
授業の目標・概要等 顎顔面口腔領域を中心に,歯科に関係の深い人体の諸構造を,ご遺骨,ご遺体や標本を使って学ぶ。机上で修得した知識をより深めると共に,将来医療に携わる諸君が,生命の尊厳について深く考えることも目的としている。 
授業計画 1 頸部離断,頭蓋腔,上腕前側
2 頭の折半,前腕前側
3 頸の上部,前胸壁
4 顔面浅層,胸腔と肺,縦隔と心臓
5 頭部の浅層,後胸壁,縦隔の上部および後部
6 口腔,口腔底スケッチ
7 顔の深層,開腹,腹部臓器1
8 側頭下窩,腹膜
9 鼻腔と翼口蓋窩,喉頭,腹部臓器2,腹部臓器3
10 平衡聴覚器,腹部臓器4,腹膜後器官
11 眼窩,後腹壁
12 眼球,男の尿生殖部,女の尿生殖部,骨盤腔
13 剖出評価
14 試験 2
15 納棺 
教科書・参考書等 実習の手引きは実習開始前に配布する。解剖学で使用した教科書に加えて、実習班で以下の図譜の中から1冊準備すること。
解剖学実習アトラス、河西 達夫 (著)、南江堂
解剖学カラーアトラス 第8版、JohannesW. Rohen (著)、医学書院
ネッター解剖学アトラス原書第6版、F.H.Netter (著)、南江堂
あたらしい人体解剖学アトラス、佐藤達夫 (著, 翻訳)、メディカルサイエンスインターナショナル
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,映像(PC) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
人体解剖についての講義は総論と頭頚部以外ほとんど行わないので、予習することが実習を円滑に行い、解剖学的理解を深めるために不可欠である。実習の手引きにある学習課題について、必ず予習して実習に臨むこと。知識量は膨大であるので、復習も不可欠である。名前を覚えることが解剖学ではない。参考書の文章をよく読み、人体の構造を理解することが目的であることを忘れないように。 
履修上の注意
受講条件等
実習では、献体(自らの意志で医学・歯学のために自分の死後の身体を解剖体として提供することを申し出ること)された方々のご遺体を解剖させていただく。これを常に忘れず、ご遺体からすべてを学ばせていただくという態度で実習に臨むこと。 
成績評価の基準等 筆記試験50点、実習中のスケッチ、実習態度等を総合した実習点50点で評価する。局所解剖学IおよびII、解剖学実習IおよびIIはすべてを合算して共通の評価とする。特段の理由のない限り毎回出席すること。実習途中及び実習終了後に口頭試問や筆記試験を複数回行う。実習評価および筆記試験の総合点が60%未満の得点の場合、1回に限り再試験を行う。再試験の結果、得点が60%未満の場合は不合格とする。 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
解剖学の講義・実習に携わった経験を持つ教員が担当する。 
メッセージ 体力と気力を要する実習である。また、ご遺体の防腐処理には有害なホルマリンが使われている。ご遺体の処置方法や部屋の換気に工夫して、学生諸君の健康に害がないよう努めているが、完全ではない。普段の健康に十分注意すると共に、実習中に気分が悪い、体調不良等の健康上の問題があった場合は、速やかに申し出ること。なお、ホルマリン、実習中の手袋やマスク使用等については実習前に改めて説明する。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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