年度 |
2024年度 |
開講部局 |
理学部 |
講義コード |
HN210000 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
地球惑星内部物理学A |
授業科目名 (フリガナ) |
チキユウワクセイナイブブツリガクA |
英文授業科目名 |
Physics of Earth and Planetary Interiors A |
担当教員名 |
須田 直樹 |
担当教員名 (フリガナ) |
スダ ナオキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 火3-4:理B305, (1T) 金3-4:理E208 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心,スライドおよび板書,Moodleによる資料配布 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
04
:
地球惑星科学 |
対象学生 |
3年次生 前期(5セメスター) |
授業のキーワード |
べき乗則,摩擦則,地震発生率,アスペリティ,スロー地震 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 地球惑星システム学プログラム (知識・理解) ・地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を身につける
Earth and Planetary Systems Science (知識・理解) ・地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を身につける |
授業の目標・概要等 |
地震の多様性と沈み込み帯の地震について解説し,近年研究が進んでいる「スロー地震」について最先端の内容を紹介する。 |
授業計画 |
地震の多様性1:大きさの多様性1 (マグニチュード,地震モーメント,グーテンベルク‐リヒター則,べき分布) 地震の多様性2:大きさの多様性2 (べき乗則,ジップの法則,パレートの法則,自己組織化臨界) 地震の多様性3:発生様式の多様性 (本震,余震,群発地震,大森・宇津公式) 地震のスケーリング則 (地震断層のパラメータ,応力降下,破壊継続時間,地震の相似性) 断層の摩擦則1 (アモントン‐クーロンの法則,真実接触点,バヤリーの法則,間隙流体,実効垂直応力) 断層の摩擦則2 (速度・状態依存摩擦則,定常すべり,すべり弱化,速度強化,速度弱化,臨界バネ定数,すべり様式) 地震発生率理論 (Aσ,定常状態,応力速度) 沈み込み帯の地震1:沈みこみ帯の多様性 (沈み込み帯の古典的モデル,遠地実体波,アスペリティ) 沈み込み帯の地震2:日本列島に沿うアスペリティ (十勝沖地震,三陸はるか沖地震,アフタースリップ,相似地震,東北地方太平洋沖地震,すべり欠損) スロー地震1:概観 (すべり様式と地震現象,浅部・深部スロー地震,分類) スロー地震2:低周波微動 (高感度地震計・傾斜計,微動クラスター,潮汐・表面波による誘発,モニタリング) スロー地震3:スロースリップイベント (GNSS,長期的・短期的スロースリップイベント) スロー地震4:超低周波地震・スロー地震の発生モデル (同時観測,摩擦遷移域) スロー地震5:その他の話題 まとめ
期末試験を実施する。 |
教科書・参考書等 |
教科書は無し。以下は参考書。 マーク・ブキャナン (2009):歴史は「べき乗則」で動く(早川書房) 井出 哲 (2017):絵で分かる地震の科学(講談社) 宇津 徳治ほか (2010):地震の事典(朝倉書店) 宇津 徳治 (2001):地震学 (共立出版): |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
授業の際に適宜指示する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
・授業で用いる資料はMoodleにアップロードするのでPCにダウンロードして授業に持参すること。 ・授業ごとに行われる小テストの提出をもって出席とする。 |
成績評価の基準等 |
出席を前提として期末テストで評価する。特別な理由がない限り追試は行わない。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |