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年度 2024年度 開講部局 理学部
講義コード HM610000 科目区分 専門教育科目
授業科目名 岩石学演習
授業科目名
(フリガナ)
ガンセキガクエンシュウ
英文授業科目名 Petrology laboratory
担当教員名 岡崎 啓史
担当教員名
(フリガナ)
オカザキ ケイシ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 火5-8:理A715
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
前半では講義を中心としておこない、後半では岩石標本の鑑定と、偏光顕微鏡を用いた岩石薄片の観察をおこなう。
演習形式のため対面で授業をおこなう。 
単位 1.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 04 : 地球惑星科学
対象学生 理学部地球惑星システム学科
授業のキーワード 岩石記載学,岩石の分類,岩石成因論,偏光顕微鏡,岩石・鉱物の鑑定 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
主専攻プログラム(地球惑星システム学プログラム)の高度な研究に必要な3つの項目のうち、特に(1) 鉱物・岩石・鉱床について、その基礎を習得することを目指す。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
地球惑星システム学プログラム
(知識・理解)
・太陽系と地球の誕生および進化に関する専門分野の知識・理解を身につける
・地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を身につける
・地球表層環境の変遷および生物圏進化に関する専門分野の知識・理解を身につける

Earth and Planetary Systems Science
(知識・理解)
・太陽系と地球の誕生および進化に関する専門分野の知識・理解を身につける
・地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を身につける
・地球表層環境の変遷および生物圏進化に関する専門分野の知識・理解を身につける 
授業の目標・概要等 岩石の多様性とその成因についての知識の習得、偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定法の修得 
授業計画 第1回:岩石の分類 その1-堆積岩と火成岩
第2回:岩石の分類 その2-火山砕屑岩と変成岩
第3回:火成岩の多様性と火成岩成因論
第4回:岩石標本とその鑑定
第5回:偏光顕微鏡の原理と使用法についての復習(花崗岩を例に)
第6回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その1-超マフィックな火成岩(レポート)
第7回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その2-マフィックな深成岩
第8回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その3-鉱物の晶出順序を岩石組織から読み取る
第9回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その4-フェルシックな深成岩
第10回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その5-変形岩
第11回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その6-泥質変成岩I
第12回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その7-泥質変成岩II
第13回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その8-苦鉄質変成岩I
第14回:偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定 その9-苦鉄質変成岩II
第15回:岩石標本の実践的鑑定

岩石鑑定と薄片鑑定の試験を2回に分けておこなうほか、授業中に数回課題を課す。

下記に指定する教科書もしくは参考書を持参しない者は出席を認めないことがある。少なくても教科書については古本でもいいので購入しておくこと。 
教科書・参考書等 教科書1:「記載岩石学」周藤賢治・小山内康人共著 共立出版
参考書1:「岩石学 I」都城秋穂・久城育夫共著 共立出版
参考書2:「岩石学 II」都城秋穂・久城育夫共著 共立出版
参考書3:「岩石鉱物と偏光顕微鏡」黒田吉益・諏訪兼位共著 共立出版 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料、偏光顕微鏡、顕微鏡ビデオモニター 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
予め教科書の指示したページを読み、その内容を理解しておくこと。 
履修上の注意
受講条件等
本科目の単位の取得は、3年生を対象に開講される「地球惑星システム学実習A」の受講前が望ましい。また、本演習の単位取得のためには,第3期に開講される「結晶光学演習」の単位を取得していることが望ましい。「結晶光学演習」の内容を理解していなければ、本科目の単位を取得するのは難しい。
指定された教科書を持参しない者は出席を認めないことがあるので、必ず教科書持参のこと。古本でもいいので購入しておくこと。 
成績評価の基準等 授業態度(10%)、レポート(20%)、期末試験(70%) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他 中間試験に関しては岩石標本の肉眼鑑定をおこなう。期末試験は、岩石標本の鑑定と、偏光顕微鏡で撮影した岩石薄片の写真をPCプロジェクターで投影するので、それを観て設問に答える形式で行う。試験に際しては、指定した教科書、ノート、配布資料、および「地学事典」の持ち込みを許可する。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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