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年度 2024年度 開講部局 理学部
講義コード HJ540000 科目区分 専門教育科目
授業科目名 基礎有機化学
授業科目名
(フリガナ)
キソユウキカガク
英文授業科目名 Fundamental Organic Chemistry
担当教員名 中本 真晃
担当教員名
(フリガナ)
ナカモト マサアキ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 火1-2,金1-2:理E002AV
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
対面,講義中心,スライド利用(適宜必要に応じて板書),小テスト 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 07 : 化学
対象学生 理学部化学科1年生を念頭において講義するが他の学部学科の学生も受講可
授業のキーワード 有機電子論,立体化学,命名法,反応機構,付加反応,求核置換反応,脱離反応,アルケン,アルキン,ハロゲン化アルキル,SDG_04, SDG_09 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
「基礎化学B」と2年生以降に勉強する「有機化学I,II,III」の間の橋渡し役として有機化学の基礎的な考え方を修得する。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 有機電子論の基礎を学び,電子の流れ図による反応機構の書き方を習得する。分子の三次元構造や共鳴構造,および分子構造と化学反応の関連について基礎知識を学ぶ。具体的な化合物や化学反応の例として,アルケン・アルキン・ハロゲン化アルキルの性質と反応性についての総合的理解を目指す。 
授業計画 第1回 ガイダンス(+復習)混成軌道、形式電荷、共鳴、酸と塩基の強さ
第2回--立体化学 四面体炭素 順位則,キラリティー(マクマリー有機化学(上)第5章)
第3回--有機電子論の基礎:共鳴構造式の書き方,電子の流れ図の書き方 (第6章)
第4回--有機反応の分類と反応機構 平衡と活性化障壁,反応図,速度論(第6章)
第5回--アルケンの性質(1):命名法と基本的な性質 (第 7 章)
第6回--アルケンの性質(2):π結合 共鳴,共役 ハモンドの仮説(第 7 章)
第7回--アルケンの反応(1):アルケンの合成,付加反応, ハロゲン化, 水和 (第 8 章)
第8回--アルケンの反応(2):ヒドロホウ素化,酸化(第 8 章)
第9回--中間試験(45分) 試験の解説と質疑応答
第10回—アルキンの性質と反応 (第 9 章) 製法,酸性度,アセチリド
第11回—ハロゲン化アルキル合成 ラジカル反応,アリルラジカル (第 10 章)
第12回--ハロゲン化アルキルの反応(1) Grignard 反応 (第 10 章)
第13回--ハロゲン化アルキルの反応(2); 求核置換反応 SN1とSN2 (第 11 章)
第14回--ハロゲン化アルキルの反応(3); 脱離反応  E1 とE2 (第 11 章)

第15回--期末試験

第16回--試験の解説(予定)

授業の進行状況によって試験等の日時が変わることがあります。
各回にMoodleを利用した小テストを行います。復習に活用してください。
 
教科書・参考書等 講義形式(講義中心;板書多用)
教科書:J. McMurry「マクマリー有機化学(上)」第9版 東京化学同人

参考書
[1] ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)化学同人; 第8版 (ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4759820294)
[2] ウォーレン有機化学 東京化学同人; 第2版 (ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4759820294)
[3] D.R. クライン  困ったときの有機化学 化学同人; ( ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4759810868 )
[4] 富岡 秀雄 有機化学の基本: 電子のやりとりから反応を理解する 化学同人; (ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4759815597)
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 プロジェクター
(教科書とは別に視聴覚教材を使うことがあります。)
 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
教科書には簡単にしか書いていないことでも,必要に応じて授業で詳しく解説します。ノートおよび小テストを活用して復習してください。基本的にはMcMurryの教科書に沿って講義します。予習や復習に利用してください。教科書を持っていなくても講義は理解できますが,図書館で借りることもできます。授業の前には一読してください。必ずしも教科書のみの解説ではなく,教科書にある内容は基本として,さらなる応用についても解説します。そのためMcMurryの教科書を予習していることが前提の講義になります。
 
履修上の注意
受講条件等
基礎化学Bの内容を理解していることを前提として授業を行う。 
成績評価の基準等 各回の小テスト+中間試験および期末試験(+授業中の質疑応答など)の合計点で評価する。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 小さい字が見にくい者は見やすい前の方の席で受講してください。授業の復習をしっかりと行い,理解した上で次の授業に臨むこと。積み上げ式なので,わからないことがあったら早いうちに質問などして解決しておいてください。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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