年度 |
2024年度 |
開講部局 |
理学部 |
講義コード |
HJ310000 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
有機金属化学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ユウキキンゾクカガク |
英文授業科目名 |
Organometallic Chemistry |
担当教員名 |
水田 勉 |
担当教員名 (フリガナ) |
ミズタ ツトム |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水3-4,金1-2:理E104 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
07
:
化学 |
対象学生 |
3年次生 |
授業のキーワード |
典型元素および遷移金属の有機金属化学,18電子則,酸化付加,還元的脱離,挿入反応,金属錯体触媒 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 無機化学IIIで修得した錯体化学分野のなかの有機遷移金属錯体に関して,合成,構造,反応性について発展的内容を修得する |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 化学プログラム (知識・理解) ・化学諸専門分野や学際領域における高度な専門的知識を理解し習得する |
授業の目標・概要等 |
無機化学IIと無機化学IIIで学んだ金属錯体化学の基礎知識に基づいて、金属元素と炭素との結合をもつ化合物群について学ぶ。 |
授業計画 |
第1回 有機金属化学とは。有機金属化学の歴史 第2回 1族、2族、12族の有機金属化合物 第3回 13族、14族の有機金属化合物 第4回 遷移金属の有機金属化合物 第5回 18電子則の考え方(1) 第6回 18電子則の考え方(2) 第7回 カルボニル配位子 第8回 オレフィン配位子とホスフィン配位子 第9回 酸化的付加と還元的脱離 第10回 有機金属錯体の置換反応 第11回 挿入と脱離 第12回 触媒反応の素反応、アルケンの異性化 第13回 アルケンの水素化ヒドロホルミル化、ヒドロシリル化 第14回 モンサント法、ワッカー法、Heck反応 第15回 期末試験 |
教科書・参考書等 |
講義中心;講義のレジュメを配布し、それに沿って授業を行う。パワーポイントを使用する。教科書は、錯体化学選書6 有機金属化学 中沢浩・小坂田耕太郎編著(三共出版)。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,映像(PC) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 遷移金属元素名と元素記号および族の番号を覚えておくこと 第2回 炭素アニオン反応試剤の構造的特徴と反応をまとめておくこと 第3回 13族、14族の典型元素有機金属化合物の用途をまとめておくこと 第4回 典型元素と遷移金属元素の違いを整理しておくこと 第5回 配位子の供与電子数について整理しておくこと 第6回 18電子則に従わない金属錯体について理解しておくこと 第7回 カルボニル配位子への逆供与結合を理解すること 第8回 配位子の立体的・電子的特徴を整理しておくこと 第9回 酸化的付加と還元的脱離反応の反応機構を理解すること 第10回 有機金属錯体の合成法を整理しておくこと 第11回 挿入と脱離反応の反応機構を理解すること 第12-13回 触媒反応の素反応、アルケンの異性化、アルケンの水素化ヒドロホルミル化の各触媒サイクルを理解すること 第14-15回 ヒドロシリル化、モンサント法、ワッカー法、Heck反応の各触媒サイクルを理解すること
毎回復習のための小テストを行う |
履修上の注意 受講条件等 |
無機化学IIIの履修を前提とする。毎回前回の授業の内容に関連した小テストを行うので、復習して授業に望むこと。 |
成績評価の基準等 |
毎回の小テスト、中間試験、期末試験の成績を各1/3ずつ勘案し,「知識・理解」について実践的思考力を評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |