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年度 2024年度 開講部局 理学部
講義コード HJ211000 科目区分 専門教育科目
授業科目名 化学実験I
授業科目名
(フリガナ)
カガクジッケンI
英文授業科目名 Chemical Experiments I
担当教員名 松原 弘樹,松尾 宗征,高口 博志,COSQUER GOULVEN,久米 晶子,中本 真晃,藤原 好恒,平尾 岳大,村松 悟,阿部 穣里,安田 恭大,久野 尚之,眞邉 潤,久世 雅和,岡本 泰明,高橋 修,久保 和幸,大前 英司,片柳 克夫,岡田 和正,高木 隆吉,西原 禎文,芦田 嘉之
担当教員名
(フリガナ)
マツバラ ヒロキ,マツオ ムネユキ,コウグチ ヒロシ,コスケール グルヴェン,クメ ショウコ,ナカモト マサアキ,フジワラ ヨシヒサ,ヒラオ タケヒロ,ムラマツ サトル,アベ ミノリ,ヤスダ キョウタ,ヒサノ ナオユキ,マナベ ジュン,クゼ マサカズ,オカモト ヤスアキ,タカハシ オサム,クボ カズユキ,オオマエ エイジ,カタヤナギ カツオ,オカダ カズマサ,タカギ リュウキチ,ニシハラ サダフミ,アシダ ヨシユキ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 火5-10,水5-10,木5-10
授業の方法 実験 授業の方法
【詳細情報】
 
実験 
単位 5.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 07 : 化学
対象学生 3年次生前期(5セメスター)
授業のキーワード 基礎化学実験,無機・分析化学,物理化学,有機・生物化学 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
化学プログラム
(能力・技能)
・身につけた基礎的知識を元に実験などの実践を遂行できる能力を修得する 
授業の目標・概要等 化学の実験的研究に必要な基本的実験法について学ぶ。6週にわたる基礎化学実験で基本操作を習得した後,(1)無機・分析化学系,(2)物理化学系,(3)有機・生物化学系の3分野について化学実験Ⅱとあわせ各8週ずつ化学実験を行う。 
授業計画 第0回:開講時ガイダンス
実験テキストの配布,安全教育,グループA~Cの3グループ分け
第1回-第6回は基礎実験A~Cを行う。 (グループによって実験テーマの順序が前後する)
基礎実験A  硫酸バリウムとして硫酸根の定量,キレート滴定,酸化還元滴定
基礎実験B  光の回折と干渉,溶解熱,単分子膜
基礎実験C  ベンズアルデヒド誘導体の合成,アルドール縮合,カフェインの抽出・精製,ガラス細工
第1回:基礎実験A(グループA),基礎実験B(グループB),基礎実験C(グループC)
第2回:基礎実験A(グループA),基礎実験B(グループB),基礎実験C(グループC)
第3回:基礎実験A(グループC),基礎実験B(グループA),基礎実験C(グループB)
第4回:基礎実験A(グループC),基礎実験B(グループA),基礎実験C(グループB)
第5回:基礎実験A(グループB),基礎実験B(グループC),基礎実験C(グループA)
第6回:基礎実験A(グループB),基礎実験B(グループC),基礎実験C(グループA)
第7回-第13回は分野別実験を行う。  (グループによって実験テーマの順序が前後する)
 無機・分析化学系実験,物理化学系実験,有機・生物化学系実験の三分野について,各7週ずつグループ毎にローテーションしながら実施する。最初の7週は化学実験Ⅰで,残りの7週2回分は化学実験Ⅱで行う。
無機・分析化学系実験  コバルト錯体の合成,フェロセンの合成,
            ミョウバンの結晶作成,フェライトの合成,
            粉末X線回折とシミュレーション,示差熱分析,磁化率の測定,
            放射線計測,電位差滴定,溶媒抽出-吸光分析,イオン交換樹脂,
            原子吸光分析法による難溶性塩の溶解度の測定,
            コロイド粒子の分散・凝集
物理化学系実験     π電子スペクトルの測定と量子化学による解析,
            原子スペクトル,量子化学,ケイ光測定,
            電子スペクトルを使った化学平衡の実験
            (量子化学の熱力学への応用),光誘起反応,
            相律と相平衡,エステルのケン化,部分モル体積
有機・生物化学系実験  実験1:ニトロフェノール類の合成と分離,
                塩化tert-ブチルの合成・精製と反応,Diels-Alder反応,
            実験2:プロピオフェノンの減圧蒸留とGrignard反応,
                Beckmann転移
            実験3:スルファニルアミドの合成,
                ルミノールの合成と化学発光
            実験4:酵素反応および遺伝子に関する実験
第7回:無機・分析化学系実験(グループA),物理化学系実験(グループB),有機・生物化学系実験(グループC)
第8回:無機・分析化学系実験(グループA),物理化学系実験(グループB),有機・生物化学系実験(グループC)
第9回:無機・分析化学系実験(グループA),物理化学系実験(グループB),有機・生物化学系実験(グループC)
第10回:無機・分析化学系実験(グループA),物理化学系実験(グループB),有機・生物化学系実験(グループC)
第11回:無機・分析化学系実験(グループA),物理化学系実験(グループB),有機・生物化学系実験(グループC)
第12回:無機・分析化学系実験(グループA),物理化学系実験(グループB),有機・生物化学系実験(グループC)
第13回:無機・分析化学系実験(グループA),物理化学系実験(グループB),有機・生物化学系実験(グループC)
第14回 化学情報検索ツールSciFinder講習
第15回:補習

各実験テーマ終了ごとにその実験に関するレポートを提出する。 
教科書・参考書等 (a) 実験テキストを開講時ガイダンスにおいて配布する。
(b) 「新版実験を安全に行うために(正・続)」,「実験データを正しく扱うために」(化学同人)は,購入を推奨。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
実験前に,テキストを熟読して実験の目的と具体的手順を把握しておく。実験の際は,実験が予想にしたがって進行しているかの最低限のチェックを行う。実験終了後は,直ちに得られた結果に必要な解析を加え,総合的な考察を行う。 
履修上の注意
受講条件等
(a) 化学実験Ⅰの履修には,「履修の手引」に記載されている受講基準を充たす必要がある。
(b) 化学実験Ⅱの履修には,予め化学実験Ⅰの単位を取得する必要がある。
(c) 開講時ガイダンスでは,安全教育を受け,そして保険加入の証明を提出しなければならない。安全面から,これらを行わないと化学実験Ⅰの受講を認めない。 
成績評価の基準等 レポートの期限までの提出とその内容,実験ノート,実験状況及び態度などから「実践的能力・技能」を総括評価する。  
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ (a) 本実験の受講者は安全のために保護眼鏡,白衣,靴を必ず着用すること。
(b) 学生災害傷害保険に加入しておくこと。
(c) 必ず予習をしてくること。何をやっているのか理解できずに実験を行っても身につかない。
(d) 実験ノートを作成し,予習および当日の実験経過を詳細に記録すること。
(e) 実験は必ずしも『成功』(自分の思ったとおりに進行)するとは限らない。『失敗した』(思い通りに行かないことの)原因を追求・考察する方が得られる成果は多い。
(f) レポートは原則として実験テーマを終了した翌週の火曜に提出すること。ただし,実験テーマによっては締切日が異なるので,各担当教員の指示にしたがうこと。  
その他 この授業科目は,教職実践演習を受講するために必要な教員免許ポートフォリオに関係する科目です。
教職実践演習は,教員として必要な知識技能などが習得できていることを確認する授業です。
教員として必要な知識技能などを習得しているという証拠や振り返るための資料として,この授業には次のキーワードが設定されています。これらのキーワードを基にして各自で振り返りを行い,教職実践演習への活用に役立てて下さい。
1.物理化学実験,2.無機化学実験,3.分析化学実験,4.有機化学実験,5.生物化学実験,6.実験ノート,7.実験レポート,8.実験操作,9.実験結果,10.考察 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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