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年度 2024年度 開講部局 理学部
講義コード HG355007 科目区分 専門教育科目
授業科目名 卒業研究
授業科目名
(フリガナ)
ソツギョウケンキュウ
英文授業科目名 Special Study for Graduation
担当教員名 中田 聡
担当教員名
(フリガナ)
ナカタ サトシ
開講キャンパス 東広島 開設期 4年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 集中
授業の方法 課題研究 授業の方法
【詳細情報】
 
自己組織化現象に関する先端研究についてのディスカッション,試薬調製から廃棄まで実験室の管理,実験と解析,レポート作成と添削,学生の発表. 
単位 4.0 週時間   使用言語 E : 英語
学習の段階 4 : 上級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 07 : 化学
対象学生 化学科4年次生を主たる対象とする
授業のキーワード 自己組織化現象(化学振動反応、パターン形成、非線形現象、自己駆動、同調現象、分岐、膜の興奮等)に関する課題研究 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
文献調査に基づいた研究の背景を学び、未解決問題の解明や研究の新たな発展へと進捗させる研究方法を学ぶ。装置の基本原理の確認や実験ノートの付け方、レポート作成等、研究を行う前の基礎を確認する。研究を行うためのシステム作りや既存装置の応答等、研究の進め方について学ぶ。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
化学プログラム
(総合的な力)
・研究の計画立案能力を修得する
・研究の実行・解析能力を修得する
・コミュニケーション能力を修得する
・個人資質 
授業の目標・概要等 自己組織化学に関する先端研究活動を実施し、データから得られた情報をまとめるための基礎知識を獲得し、考察を深化できる研究者になるための基盤を構築する。 
授業計画 各指導教員の指導のもと,自己組織化学に関する先端研究を行い,その研究成果を卒業論文としてまとめ,研究成果を発表する。
研究の背景1:関連する論文に関するゼミを行う。論文を紹介し、その内容を共有するとともに問題点や参考となる点等、整理する。
研究の背景2:関連する論文に関するゼミを行う。論文内で引用された論文についても調査し、論文内容を理解する。
研究の基礎確認1:研究室内の装置の原理を理解し、基本的なデータが取れることを確認する。
研究の基礎確認2:再現性のある基本的な実験を行い、基本的なデータの取得とともに解析法を理解する。
研究の基礎確認3:試薬の調整、機器の片づけ、整備、清掃等、複数の人数で使用する実験室の運営にかかわる基本的な内容について理解する。
研究計画1:未解決問題や新たな研究テーマについて検討・提案する。
研究計画2:研究テーマについての実験的戦略を検討するとともに新たな実験系の構築や新たな機器の導入を検討する。
研究計画3:予備実験を行い、研究テーマの妥当性や実現性について検討する。
実験:本実験を行うとともに、データの再現性や正当性もチェックする。実験ノートにきちんと記録する。
解析:得られたデータを解析し、統計処理や画像処理を行い、評価・グラフ化する。
考察:得られた実験結果と解析結果、関連する論文に基づき、新発見等、新たに言えることを客観的に表現する。
新たな問題設定:このテーマで得られた課題について解決法を考え、問題解決へと研究を進める。あるいはこのテーマで新たに発想したテーマを発展させる。
得られた知見をレポートにまとめ、学会発表や論文発表へとつなげる。
発表を通じて、専門家と議論を深め、さらに研究を発展させる。 
教科書・参考書等 課題研究に関連する文献等の資料 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 PC,測定装置等 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
研究課題に関する研究論文を読み込み,得られた知見を自らの先端研究に活かす事に努める。 
履修上の注意
受講条件等
入念な文献調査と議論を行い,データの客観的な判断と考察の深化、及びそれらに基づいた解決手段の提案が行えるよう心がけること。
 
成績評価の基準等 研究遂行に対する姿勢,実施内容,成果発表等を総合的に判定する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 失敗したら正せばよい。しかし何も挑戦しないと失敗すらできない。失敗により学ぶことはたくさんあり、それを糧にして、研究がしたくてたまらないと思えるよう願っています。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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