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年度 2024年度 開講部局 理学部
講義コード HG290000 科目区分 専門教育科目
授業科目名 物理化学IIB
授業科目名
(フリガナ)
ブツリカガク2B
英文授業科目名 Physical Chemistry IIB
担当教員名 高口 博志
担当教員名
(フリガナ)
コウグチ ヒロシ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 水1-2,木1-2:理E104
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義と演習中心、スライドを多用。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 07 : 化学
対象学生 2年次生
授業のキーワード 電子構造、分子軌道法、量子化学、群論 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
「物理化学IB」で学んだ量子力学の基礎をもとに、3年生以降に履修する「量子化学」「分子構造化学」「光機能化学」「分子光化学」において前提とされる、分子の電子状態の性質、およびその解法についての基礎を習得する。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
化学プログラム
(知識・理解)
・物理化学,無機化学,有機化学の基礎的知識を徹底して理解し習得する
・基礎学問の論理的骨格や体系及び学問形成に必要な知識・技術を理解し習得する 
授業の目標・概要等 分子軌道法を中心として、分子の構造と機能を決定している電子状態を理解するための量子化学の基礎を学ぶ。 
授業計画 (第 1回) 量子力学の復習 前期量子論、シュレーディンガー方程式
(第 2回) 量子力学の復習 多次元井戸型ポテンシャルから水素原子へ
(第 3回) 水素原子から多電子原子へ
(第 4回) 原子の角運動量、角運動量の合成
(第 5回) 原子の電子項の決定、フントの規則
(第 6回) 線形代数と量子力学適応への基礎
(第 7回) 線形代数と量子力学適応への基礎
(第 8回) 変分原理、LCAO法、H2分子、永年方程式
(第 9回) 2原子分子の分子軌道、ヒュッケル法
(第10回) 分子の対称性
(第11回) 対称操作と群
(第12回) 基底と行列表現
(第13回) 既約表現と射影演算子
(第14回) 積分の規則と簡約
(第15回) 期末レポート準備期間

試験やレポートで評価を行う予定である 
教科書・参考書等 アトキンス著、「物理化学(上)」東京化学同人
(トピック9C – 11C)
参考資料・例題資料をMoodleにて配布する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 プロジェクタースライド、配付資料、Moodle 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
毎回講義に出てもらい、毎回の課題をやるだけでも基礎力はつきますので、全出席を目指してください。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 試験やレポートで評価を行う 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 物理化学分野に限らず、有機化学・無機化学などを含む化学の広い領域で必要とされる分子軌道法の基礎を中心に、分子の性質の物理的理解を目的とする。簡単な数式・数学(群論)の扱いを通じて、「分子の物理」を理解する方法と考え方を習得する。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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