広島大学シラバス

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年度 2024年度 開講部局 理学部
講義コード HD053000 科目区分 専門教育科目
授業科目名 物理学実験法
授業科目名
(フリガナ)
ブツリガクジッケンホウ
英文授業科目名 Experimental Methods in Physics
担当教員名 梅尾 和則
担当教員名
(フリガナ)
ウメオ カズノリ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 金9-10:理E002AV
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、板書多用、実習、作業、簡単な装置使用 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 06 : 物理学
対象学生 2年次生 後期
授業のキーワード 測定誤差 基礎実験技術 データ処理 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
物理学プログラムにおける「基盤科目」
進級基準の必修科目 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
物理学プログラム
(能力・技能)
・研究や実験の結果や与えられた課題に対する解をレポートとして纏める能力・技能
・物理学に関する実験方法や原理の理解と実験技術の習得 
授業の目標・概要等 物理実験に必要な基礎知識、とくにいろいろな実験に共通する基礎技術やデータ処理に必要な誤差論などの修得。 
授業計画 第1回 本講義を受講する際の注意事項の説明,1.はじめに-実験とは-,2.単位系と物理量(1)
第2回 2.単位系と物理量(2)
第3回 3.誤差の概念とその表記法
第4回 4.確率と確率分布
第5回 5.母集団分布
第6回 6.分布の合成と中心極限定理
第7回 7.標本分布(1)
第8回 7.標本分布(2)
第9回 8.推定
第10回 9.検定
第11回 10.誤差と平均値
第12回 11.間接測定
第13回 12.多項式の最小2乗法
第14回 13.実験器具と測定法
第15回 実技試験

原則として,講義内容に準じた練習問題・小テストやレポートを出題するので,各自で回答すること。
第15回に実習形式の実技試験(40点満点)を行う。
期末試験は通常のペーパーテスト(50点満点)である。

必ずしもシラバスの計画通りに授業を進めるとは限らない。自作のテキストを中心に授業を進める。テキストの全ての内容を講義することは不可能なので,適宜内容を抜粋する。また,講義の性格上,電卓またはパソコンあるいは定規が必要となる演習問題や実習・実技試験があるので,授業の際忘れずに持参すること。 
教科書・参考書等 講義形式(講義中心;板書;講義のレジュメ有)
使用する視聴覚教材の種類(OHP・パワーポイント)
自作のテキストを講義の最初に配布しますので、それをよく勉強してください。
参考書:
1. 「いかにして実験をおこなうか」G.L.Squires著,重川 秀実,山下 理恵,吉村 雅満,風間 重雄 訳,丸善
2. 「物理工学実験1 物理実験者のための13章」兵藤 真一 著,東京大学出版会
3. 「物理科学実験法」小方 厚 著
4. 「実験法入門 実験と理論の橋渡し」 D. C. Baird著,加藤 幸弘,近藤 康,千川 道幸訳 ピアソン・エデュケーション
5. 「計測における誤差解析入門」J. R. Taylor 著, 林 茂雄・馬場 涼 訳,東京化学同人
6. 「測定論ノート」大澤 敏彦 著,裳華房
7. 「第7版 実験を安全に行うために」化学同人編集部 編
8. 「実験の作法と安全」中井 浩二著 吉岡書店
9. 「実験データを正しく扱うために」化学同人編集部 編
10. 「新しい誤差論 実験データ解析法」吉澤康和 著,共立出版株式会社
11. 物理学選書17「応用エレクトロニクス」桜井 捷海,霜田 光一著,裳華房
12. 計測・制御テクノロジーシリーズ1「計測技術の基礎」山崎 弘郎,田中 充,コロナ社
13. 「基礎統計学Ⅰ 統計学入門」東京大学教養部統計学教室 編,東京大学出版会,
14. 「身近な統計」,放送大学教育振興会
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回 テキストを配布し,講義受講上の注意事項を説明します。
第1回~第14回 講義内容に準じた練習問題またはレポートを出題するので各自で必ず解いてください。
第15回 実技試験では,講義で学習した知識を基にして,ノギスとマイクロメータを使って,簡単な測定をして,実際に誤差を算出してもらいます。                      
 
履修上の注意
受講条件等
総合科学部で履修した教養教育科目の物理学実験法・同実験をよく復習してください。その講義・実験で履修した内容と一部重複する個所もありますが,復習のつもりで学習してください。 
成績評価の基準等 小テストとレポートの正答10%(程度)、実技試験40%(程度)、期末試験50%(程度)により評価する。期末試験終了後、原則として追試やレポート提出などの単位認定救済措置は行わない(病気やけが,忌引きなど止む終えない正当な理由で期末試験を受けられなかった場合を除く)。また,成績開示前の成績の通知は行わない。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 本講義の単位を取得しないと3年次の物理学実験I,IIを履修することはできません。したがって,本講義は物理学実験I,IIや,さらに将来の物理学実験に取り組む上で必要最小限(最低限)の知識の学習に主眼を置いています。重要な内容は講義中で強調した個所や練習問題,小テスト,レポートで出題した問題です。期末試験ではそれらの重要な内容の中から適宜抜粋して出題しますので,それらをよく復習してください。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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