年度 |
2024年度 |
開講部局 |
法学部法学科夜間主コース |
講義コード |
F0040100 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
社会学1 |
授業科目名 (フリガナ) |
シャカイガク1 |
英文授業科目名 |
Sociology 1 |
担当教員名 |
江頭 大藏 |
担当教員名 (フリガナ) |
エガシラ ダイゾウ |
開講キャンパス |
東千田 |
開設期 |
2年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 木13-14:東千田A402講義室 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
05
:
社会学 |
対象学生 |
2年次生 |
授業のキーワード |
M.ウェーバー,E.デュルケーム,G.ジンメル,G.H.ミード,古典的社会学理論と現代 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 法政総合プログラム (知識・理解) ・法学・政治学・社会学を中心とした社会科学における基本的諸視点に関する知識・理解 |
授業の目標・概要等 |
ウェーバー、デュルケーム、ジンメル、ミードなど、社会学的発想の基礎をなす古典的諸理論を理解し、現代社会における諸問題に対する社会学的アプローチとの結びつきを学習する。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション 第2回 M.ウェーバーと近代合理主義の運命 第3回 官僚制の逆機能 第4回 「マクドナルド化」と消費社会 第5回 E.デュルケームと『自殺論』 第6回 逸脱行動とラベリング 第7回 集合的記憶と社会的現実の再構成 第8回 G.ジンメルと社会化の形式 第9回 社会的相互作用と交換理論 第10回 都市伝説と噂の研究 第11回 G.H.ミードと象徴的相互作用論 第12回 準拠集団と相対的不満 第13回 ドラマツルギーと自己提示 第14回 社会学的発想の諸展開 第15回 全体のまとめ
授業内容に関する小テストを不定期に実施する。
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教科書・参考書等 |
各回の授業で適宜指示する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 他の社会科学と比べた社会学の特性を説明し,各回の概要を述べますので,講義の全体的構成を理解してください。 第2回 ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を通して,ウェーバー社会学の特性を解説します。合理性や合理化にかんするとらえ方に着目してください。 第3回 ウェーバーの官僚制論からマートンの官僚制の逆機能という考え方への展開を説明します。目的-手段図式による社会現象の説明に注意してください。 第4回 合理化論の現代社会への応用として「マクドナルド化」を取り上げます。合理性概念や目的-手段図式を応用して現代社会を批判的に捉える視点を身につけてください。 第5回 デュルケームの『自殺論』を通して,デュルケーム社会学の特性を解説します。「集合意識」の考え方に見られる独特の社会観を理解してください。 第6回 デュルケームの「犯罪の潜在的機能」という考え方から,逸脱行動論やラベリング論への展開を説明します。犯罪や非行が相対的な概念であることを理解してください。 第7回 デュルケーム学派のM.アルヴァックスから始まる「集合的記憶」論について解説しますので,歴史的認識が社会的に構成されているという視点を学んでください。 第8回 ジンメルの形式社会学という考え方を説明し,ジンメル社会学の特性を解説します。「社会化の形式」とは何を意味するのかに着目してください。 第9回 ジンメルの影響を受けたシカゴ学派のP.M.ブラウの交換理論について説明します。私たちの日常生活の様々なやりとりが「交換」の観点から説明される点に着目してください。 第10回 いわゆる「都市伝説」がジンメルの純粋社会学の考え方と社会心理学者フェスティンガーの認知的不協和の理論により説明されます。 第11回 ミードの『精神・自我・社会』を通して,象徴的相互作用論の考え方を学習します。鏡に映った自己やIとmeの対話などの考え方を理解してください。 第12回 準拠集団や相対的不満の概念により,満足感のような個人的態度が重要な他者により規定されていることを理解してください。 第13回 ゴフマンのドラマツルギー(演劇論的視点)によって初めて理解できる社会生活の側面について自分の身の回りの事例を説明できるようになってください。 第14回 授業で取り上げた社会学的発想の諸系譜と連なる,あるいはそれらとは別個の,社会学の新しい考え方について全般的に解説しますので,諸々の発想の相互関係を理解するようにしてください。 第15回 総合的に復習をします。授業全体を,社会学的思考の4つの流れとして理解してください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
不定期に実施する小テスト30%,期末試験70%の配分比率で評価する。受講生が多人数にのぼり,出席や小テストの実施が難しい場合には,適宜変更することがある。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
小テストとともに質問やコメントを受けるシステムがうまく働くよう工夫します。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |