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年度 2024年度 開講部局 法学部法学科夜間主コース
講義コード F0039970 科目区分 専門教育科目
授業科目名 刑法各論
授業科目名
(フリガナ)
ケイホウカクロン
英文授業科目名 Special Provisions of Criminal Law
担当教員名 伊藤 嘉亮
担当教員名
(フリガナ)
イトウ ヨシスケ
開講キャンパス 東千田 開設期 2年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 金13-14:東千田M203講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生 2年次生以上
授業のキーワード 犯罪、刑罰、殺人、不同意性交等、窃盗、強盗、詐欺、放火 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
法政総合プログラム
(知識・理解)
・法制度の体系的理解に不可欠な基本的知識・理解 
授業の目標・概要等 「刑法各論」は殺人罪や窃盗罪などの犯罪を個別に検討するものですが、成立要件や
争点を抽象的に説明するのではなく、抽象的な理論と具体的な事例の間での視線の往復を常
に心掛けます。受講生に質問や発言を求めることで双方向的な対話形式の授業をつくりたい
と思います。
〔目標〕
①刑法各論の基本的な学識の修得
②社会の変化に伴って生じる新たな問題を主体的に発見・解決する能力の養成
③その解決策を選択した理由を相手に伝達し、納得させられるだけの発信能力の養成

 
授業計画 第1回 イントロダクション:授業計画、総論と各論、刑法の基本原理の確認
第2回 殺人罪、自殺関与・同意殺人罪:偽装心中は殺人罪?
第3回 暴行罪、傷害罪:騒音を出していたら傷害罪?
第4回 危険運転致死傷罪:東名高速道路あおり運転事件を考える
第5回 住居等侵入罪:塀に登った時点で犯罪成立?
第6回 不同意わいせつ・不同意性交等罪:近時の法改正の概要
第7回 名誉毀損罪、侮辱罪:真実だと思っていたけれど証明できなかった場合は?
第8回 財産犯総説、窃盗罪①:「占有」はどうやって判断する?
第9回 窃盗罪②:死者による占有?
第10回 強盗罪①:強盗罪の基本類型
第11回 強盗罪②:準強盗罪の諸類型
第12回 詐欺罪①:特殊詐欺事件なのに「窃盗罪」?
第13回 詐欺罪②:ゴルフクラブでお金を支払っても「詐欺罪」?
第14回 放火罪①:「公共の危険」ってどういう意味?
第15回 放火罪②:建造物の「一体性」はどうやって判断する?

・小テストを4回実施します(実施するタイミングはアナウンスします)。
・期末レポートを提出してもらいます。 
教科書・参考書等 大塚裕史ほか『基本刑法Ⅱ各論〔第3版〕』(日本評論社、2023年)
*既に別の教科書を持っている場合は、それを引き続き使用して下さって構いません。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
・予習:事前にテキストの該当箇所を読み、知らない用語や概念を調べたり、扱う予定の事例
    の概要を理解したりしておいて下さい【1時間程度】。
・復習:テキストやレジュメを再確認した上で、講義で扱った判例を自身で検索し、判決・
    決定文の全体に目を通して下さい。扱った判例が期末レポートの課題になります
   【2時間程度】。
 
履修上の注意
受講条件等
講義中、適宜、受講生に意見や発言を求めます。
*刑法総論で学ぶ基本原則や犯罪論体系の理解が前提になります。
 
成績評価の基準等 小テスト(合計40点)および期末レポート(合計60点)で評価します。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ この講義では新聞やニュース等でよく耳目に触れるであろう犯罪や事件を扱います。刑事事件
に対してアンテナを張ることを習慣にしておいて下さい。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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