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年度 2024年度 開講部局 法学部法学科昼間コース
講義コード F1355253 科目区分 専門教育科目
授業科目名 西洋政治史
授業科目名
(フリガナ)
セイヨウセイジシ
英文授業科目名 History of Western Politics
担当教員名 荒木 隆人
担当教員名
(フリガナ)
アラキ タカヒト
開講キャンパス 東千田 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 月5-8:東千田M303講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、毎回配信するレジュメに基づき講義を行う。基本的には対面で講義を行う。状況に応じて、マイクロソフトTeamsを使用したオンライン講義でも行う。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 02 : 政治学
対象学生 2年次生以上
授業のキーワード 国民国家、ナショナリズム、コモンウェルス、多文化主義、間文化主義 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
ビジネス法務プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

公共政策プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

Law and Politics Program
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

法政総合プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解 
授業の目標・概要等  西洋近代に成立したとされる国民国家とナショナリズムは、今日、グローバル化の進展により多文化・多民族化が進む中で問い直しを迫られている。1971年に世界で初めて多文化主義という多文化共存の理念を国家政策として定式化したのは、カナダであった。カナダは、その建国時からイギリス帝国の自治領として成立し、「イギリス帝国の忠誠な長女」とも呼ばれるほどイギリス帝国の影響を政治、経済、文化の面で強く受けてきた。本講義では、カナダにおける、多文化・多民族の共存を可能とするナショナリズムの形成と多民族帝国であるイギリス帝国(コモンウェルス)との政治的関係性を歴史的に辿ることで、コモンウェルスという国家観と多民族共存の可能性を政治学的に検討することが本授業の目的である。なお、この検討過程を通じて、近現代のフランスとアメリカ合衆国の国家形成の特徴についても言及したい。 
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 近代国民国家とナショナリズム
第3回 英仏植民地抗争とイギリス領北アメリカ植民地の形成
第4回 カナダ連邦結成と自治領ナショナリズム
第5回 19世紀末のカナダ・ナショナリズムの形成
第6回 多民族国家カナダと多民族帝国イギリス(1)
第7回 多民族国家カナダと多民族帝国イギリス(2)
第8回 第一次世界大戦とブリティッシュ・コモンウェルスの成立(1)
第9回 第一次世界大戦とブリティッシュ・コモンウェルスの成立(2)
第10回 第二次世界大戦とカナダの自立化
第11回 1982年カナダ憲法移管とカナダの独立(1)
第12回 1982年カナダ憲法移管とカナダの独立(2)
第13回 多民族共存の国家:多文化主義と間文化主義(1)
第14回 多民族共存の国家:多文化主義と間文化主義(2)
第15回 まとめ

期末試験を実施する。 
教科書・参考書等  特に教科書は指定しないが、参考書として、細川道久『カナダ・ナショナリズムとイギリス帝国』(刀水書房、2007年)、荒木隆人『カナダ連邦政治とケベック政治闘争』(法律文化社、2015年)、細川道久編『カナダの歴史を知るための50章』(明石書店、2017年)を挙げる。その他の参考書は講義中に指示する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
授業中に紹介する参考書を利用して予習・復習をしてください。 
履修上の注意
受講条件等
特に受講の条件はありませんが、イギリス史や北米史を中心とした西洋近現代史についての知識があると望ましい。 
成績評価の基準等 期末試験(100%)で成績評価を行う。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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