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年度 2024年度 開講部局 教育学部
講義コード CC605303 科目区分 専門教育科目
授業科目名 国際的視座におけるポジティブ教育
授業科目名
(フリガナ)
コクサイテキシザニオケルポジティブキョウイク
英文授業科目名 International Perspectives in Positive Education
担当教員名 KABIR RUSSELL SARWAR
担当教員名
(フリガナ)
カビール ラッセル サーワー
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 水1-4:教K109
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心,ディスカッション,学生の発表 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 07 : 教育学
対象学生 日本人学生。留学生
授業のキーワード ポジティブ教育,応用ポジティブ心理学,社会性と情動の学習,地域資産の受託管理教育(place-based stewardship education),husa 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
グローバル教員養成特定プログラムを履修する令和3年度以降の入学生にとっては,同特定プログラムの選択必修科目になります。下の履修上の注意・受講条件も参照のこと。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 教育活動を通じて,社会環境とその変化に対する若者や新成人の適応的・発達的調整を促進するには,どうすればよいのでしょうか。ポジティブ教育は,生徒の社会的・情緒的な学習に焦点を当てて,これらのスキルを促進するものであり,国際的に応用されつつある革新的なアプローチの一つです。ポジティブ教育は,感情を表現したり,うまく関係をつくったり,自分自身の資質の強みを肯定的に捉えるためのスキルやストラテジーを形成していきます。自らの振る舞いを調整し,達成意欲を保つ学習者を育てることができるよう,心理学研究から得られたエビデンスに基づく理論と実践があります。このようなスキルを育成する教育者は,その理論と実践をより深く理解することが必要です。

「国際的視座におけるポジティブ教育」は、発達に関わる現象を理解し,社会情動的な学習プログラムを評価し,教育における文化的・社会的な課題を議論するための授業です。受講学生は,応用ポジティブ心理学のパラダイムから,様々なトピックと学習方法で活動に参加します。例えば,プロジェクト・ベースの学習,地域資産の受託管理教育(place-based stewardship education),平和教育などについてです。特に,SDG 3(健康と幸福)と SDG 4(質の高い教育)については,RELX SDG Resource Centreのリソースを活用していきます。このコースの特徴は,体験的・反省的な学習のための実践や,「強みに基づく」教育研究の先進的知見を用いることです。 
授業計画 第1回 オリエンテーション
第2回 ポジティブ教育とは?社会的・情動的学習
第3回 その人ならではの強み(シグネチャー・ストレングス)と真正の幸せ
第4回 自己調整と心理的適応
第5回 学校における心理教育とストレス・マネジメント
第6回 学校におけるリラクセーション・トレーニングとマインドフルネス
第7回 インクルーシブ教育におけるケース・シナリオ
第8回 ポジティブ教育としてのソーシャル・スキルとインタラクション・トレーニング
第9回 マインドセット理論,レジリエンス,社会経済的地位
第10回  学生や親の「グリット(やり抜く力)」と「がんばり」
第11回 多文化教育の話題(1):移民家庭と教育的要因
第12回 多文化教育の話題(2) :文化的・言語的に多様な人々が直面する問題
第13回 ポジティブ教育の話題(1):地域資産の受託管理教育(place-based stewardship education),環境教育,平和教育
第14回 ポジティブ教育の話題(2):市民的参画と向社会的動機づけ
第15回 最終プロジェクト:自分の教育分野や将来像に関連した発表 
教科書・参考書等 コース指定リーディング・リスト:

Seligman, M. E. P., & Adler, A. (2018). Positive education. Global Happiness Policy Report, 52-73. https://ppc.sas.upenn.edu/sites/default/files/posedseligmanadler.pdf

Yamamoto, Y. (2018). Ganbari or Grit? First Graders' Views in Japan and the United States. https://www.childresearch.net/papers/multi/2018_01.html

Excerpts of works from the Essays in Developmental Psychology (2020) series will be provided in class. 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 コースHPもあります 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
履修登録期間の留学生向けコース関連情報:

Social and Emotional Learning in Global Citizenship (UNESCO): https://mgiep.unesco.org/global-citizenship

Progress on SDG 3 and SDG 4 featured in the course: https://sdgresources.relx.com/goal-4-quality-education 
履修上の注意
受講条件等
卒業要件単位に含まれるかとうかは,それぞれの学部の学生支援室でよく確認すること。

グローバル教員養成特定プログラムを履修する令和3年度以降の入学生にとっては,同特定プログラムの選択必修科目です。令和4年度入学生は,1年次でも履修登録できますが,内容の水準から2年生以降の履修を推奨します。令和3年度入学生は,2年次以降の履修になります。
令和2年度以前の入学生でも履修は可能であり,単位は認定されますが,同特定プログラムの修了単位にはカウントできません。 
成績評価の基準等 授業中の活動への積極的参加と英語使用(状況に応じて日本語も使用可)を求めます。以下の観点をもとに,成績評価をつけます。
毎週の課題 (6回):30%
授業への課題(6回):30%
鍵となる概念に関するクイズ形式の中間テスト(1回):10%
最終発表(1回):30% 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 本授業は、英語シラバスを参照すること。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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