年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC521504 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
教育・学校心理学 |
授業科目名 (フリガナ) |
キョウイク・ガッコウシンリガク |
英文授業科目名 |
Educational and School Psychology |
担当教員名 |
湯澤 正通 |
担当教員名 (フリガナ) |
ユザワ マサミチ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 水1-4:教K201 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
学力,学習意欲,不適応,発達障害,ITC |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 心理学プログラムの中の専門科目として,心理学の主要領域である教育心理学に関する知識を習得する目的で開設する。教育心理学に関する研究方法や研究成果を知り,子どもの学習や教育を捉えるため多様な視点を身につけることができる。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 心理学プログラム (知識・理解) ・心の仕組みや働きに関する標準的知識を身につける |
授業の目標・概要等 |
授業の到達目標 1.教育現場で生じる様々な問題とその社会的背景を理解する。 2.教育現場における問題の原因となる心理社会的課題を把握し,それに基づいて必要な支援の方法を考える。 授業の概要 今日,教育現場で生じている問題として,学力(基礎学力,考える力)の問題,学習意欲の問題,学校への不適応(いじめ,不登校),発達障害,ITCの普及とその弊害などが挙げられる。まず,それらの問題の社会的背景を議論する。次に,そうした問題に対応するための教育心理学,学校心理学の理論や研究を紹介する。心理社会的課題の見方やそれに対するアプロ-チには,異なる立場がある。子どもの実態に応じて,そうした立場を使い分けることで,適切な支援のあり方を考える。 |
授業計画 |
第1回 ・教育心理学と学校心理学とは 第2回 ・今日の教育の課題と学校・教育心理学 ・課題「自己教育力をどのように育むのか」 第3回 ・学力の問題を考える:学習と問題解決 ・課題「教育(方法)を考えるときの行動主義のメリット、デメリット」 第4回 ・学力の問題に対応するⅠ:行動主義と認知主義 ・課題「教育(方法)を考えるときの認知主義のメリット、デメリット」 第5回 ・学力の問題に対応するⅡ:認知心理学への批判-状況主義 ・課題「教育(方法)を考えるときの状況主義のメリット、デメリット」 第6回 ・考える力を伸ばすⅠ:学校知への批判 ・課題「理科嫌い子どもの多い理由とその対策」 第7回 ・考える力を伸ばすⅡ:日常知から科学知へ ・課題「ビデオの授業実践に対するコメント」 第8回 ・考える力を伸ばすⅢ:知の有用性と転移 ・課題「“学習活動を専門家の文化的実践へ参加と位置づける”ことの意味」 第9回 ・学習意欲の問題:動機づけと学習 ・課題「子どもが自発的に学習するために重視すべきこと」 第10回 ・学校への不適応と教師の役割:いじめと不登校 ・課題「子どもの学習にとっての教師の役割」 第11回 ・学校への不適応と仲間関係 ・課題「学び合うクラスを作るために重視すべきこと」 第12回 ・学び合うクラスと教師の役割 ・課題「学び合うクラスにおける教師の役割」 第13回 ・メディア・コンピュータと教育 ・課題「学習にインターネットを利用することのメリット,デメリット」 第14回 ・発達の過程:発達障害について考える ・課題「直接伝達教授法,構成主義的教授法のメリット,デメリット」 第15回 ・発達障害への支援 ・試験 |
教科書・参考書等 |
教科書は使用しない。 参考書 ・市川伸一(著)「学習と教育の心理学」岩波書店 ・米国学術研究推進会議(編著)「授業を変える」北大路書房 ・湯澤正通(編)「認知心理学から理科学習への提言:開かれた学びをめざして」北大路書房 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
毎回,資料を配布する。パワーポイント,ビデオを使用する。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
講義において提供される情報等に基づいて,それぞれの受講生は,毎時の課題に関して自分毎時間,講義において提供される情報等に基づいて,それぞれの受講生は,課題についてプリントにまとめる。授業の最後に10分程度の時間をとるので,周囲の受講生と話し合っても構わない。その際,可能ならば,自己質問を記入する(問いを考え,簡単に答えをまとめる)。課題プリントは,前半と後半で一括して提出する。課題プリントの提出によって出席と見なす。 |
履修上の注意 受講条件等 |
教職専門科目:幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程に関する科目 |
成績評価の基準等 |
評価の観点 1.教育現場で生じる様々な問題とその社会的背景を理解する。 2.教育現場における問題の原因となる心理社会的課題を把握し,それに基づいて必要な支援の方法を考える。 上記の観点について,期末試験(20%)と毎時提出する課題プリント(80%)で評価する。
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実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
教育現場で生じる様々な問題が日々ニュースに流れています。そのようなニュースに目を向け,その社会的背景について考えてください。 |
その他 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |