年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC521303 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
学習・言語心理学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ガクシュウ・ゲンゴシンリガク |
英文授業科目名 |
Psychology of Learning and Language |
担当教員名 |
中條 和光 |
担当教員名 (フリガナ) |
チュウジョウ カズミツ |
開講キャンパス |
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開設期 |
2年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 金5-8:教K104 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心。 受講方法を変更する場合は,もみじの授業掲示版で連絡します。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
心理学系コース生 選択科目 |
授業のキーワード |
SDG_04,学習心理学,認知心理学,言語心理学,学習理論,記憶,動機づけ,言語発達,教授・学習過程 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 心理学プログラムの中の専門科目領域概論として,学習心理学,言語心理学に関する基本的な知識を獲得させること,及び教授・学習過程や言語の獲得・使用の理解の基礎となる知識を獲得させることを目的としています。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 心理学プログラム (知識・理解) ・心の仕組みや働きに関する標準的知識を身につける |
授業の目標・概要等 |
この講義の目標は,学習心理学・言語心理学に関する基本的な知識を得ることです。 学習とは経験を通して行動や知識が変化することです。学習は環境(物理的環境、社会的環境など)に適応するために生物に備わった機能です。学習は環境に適応するために生物に備わった機能であり,学習のメカニズムを理解することが人間に対する理解を深めることに繋がります。この講義では,学習のしくみを行動理論と認知心理学の観点から解説します。また,人の特長として言語の使用があります。講義では,言語の獲得と使用について学習心理学,認知心理学,発達心理学からのアプローチについて講じます。 |
授業計画 |
第1回 受講ガイダンス・学習の心理学的研究について 第2回 学習の基礎過程(学習理論) 第3回 学習の基礎過程(学習理論の臨床・教育への応用) 第4回 知識による行動の制御(メタ認知) 第5回 学習意欲(学習への動機づけ) 第6回 学習意欲を育む指導 第7回 知識獲得としての学習過程(記憶の過程) 第8回 作動記憶(意識的な情報処理の作業場としての記憶) 第9回 長期記憶(エピソード記憶の符号化と検索) 第10回 長期記憶(意味記憶,記憶の潜在的・顕在的利用) 第11回 言語発達の過程と言語発達の理論 第12回 言語使用(言語的コミュニケーション) 第13回 言語使用(リテラシーの発達) 第14回 学習心理学の学習指導や臨床への応用(個に応じた指導) 第15回 講義のまとめ
期末レポート |
教科書・参考書等 |
教科書として,下記の図書を使用します。 1.中條和光(編著)2018 シリーズ心理学と仕事第4巻 学習心理学 北大路書房
講義では、パワーポイントで作成したプレゼンテーション資料などを用います。講義で提示する資料はmoodleにアップし、授業前にダウンロードできるようにします。受講の際には、ダウンロードした資料を閲覧するパスコン等の持ち込みを認めます。 また,以下の4点をテキストに準ずる参考図書とします。 授業内容と深く関わる書籍ですので,適宜,参照してください。 1.山内光哉・春木豊(編著)2001 グラフィック学習心理学-行動と認知 サイエンス社 2.市川伸一 2011 学習と教育の心理学 増補版 (現代心理学入門3) 岩波書店 3.針生悦子(編著) 2006 言語心理学(朝倉心理学講座5)朝倉書店 4.岩立志津夫・小椋たみ子(編著) 2017 よくわかる言語発達 改定新版 ミネルヴァ書房 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
必携PC(ダウンロードした資料の閲覧用),映像(ビデオやPC画像をプロジェクターで投影する) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回から14回 (1)予習として,各回と関連のある教科書,参考図書の内容に目を通しておいてください。内容をすべて理解して授業に臨む必要はありませんが,講義内容をあらかじめ把握し,疑問点や質問したい点を明らかにしておくことを勧めます。 (2)授業中の質問を歓迎します。わからないままで教室を出ることのないよう,臆せず質問してください。 (3)各回の講義で生じた疑問、質問などを授業後の小レポートなどに記してください。次回の講義等で回答します。 (4)復習として,ノート作りをすることを勧めます。自分でノートを整理することで,理解できている点,よく理解できていない点が明らかになると思います。良く理解できていない点については,授業中に配布するプリント,参考図書を読み返す,関連する図書を調べるなどして次の講義までに解決しておいてください。もしも解決がつかないときや参考となる図書がわからないときには,随時,質問してください。 15回 (1)質疑の時間を設けたいと思いますので、講義の各テーマで質問があれば、積極的lに議論してください。 試験(期末レポートとする場合あり) (1)試験問題(期末レポートとする場合あり)は講義した内容の全範囲を対象とします。教科書,配付資料,ノートで復習し,指定参考図書で理解を深めてください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
心理学に関する概論的な講義を受講していることが望ましい。 教職専門科目:幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程 公認心理師になるために必要な科目です。 |
成績評価の基準等 |
期末試験(あるいは期末レポート)と講義中に課す課題などを総合して評価します。
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実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
授業の際に実験や調査への参加や参加協力を求めることがあります。 実験や調査は,授業終了後の教室や,心理学の実験室などで行います。 心理学は,座学の学問ではありません。心理学の主たる研究方法は,人間の心の働きを測定し,それに基づいて実証的に心の働きのモデルを構成するというものです。実験や調査に参加することは,心理学の研究方法を学ぶ良い機会になります。ぜひ,参加してください。 なお,参加の呼びかけに応じるか否かは,成績の評価とは無関連です。 |
その他 |
連絡先 講義担当者:中條和光(kchujo@hiroshima-u.ac.jp) または, 講義世話教員:森田愛子(amorita@hiroshima-u.ac.jp) |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |