年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC334106 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
近代日本文学史 |
授業科目名 (フリガナ) |
キンダイニホンブンガクシ |
英文授業科目名 |
History of Modern Japanese Literature |
担当教員名 |
小橋 玲治 |
担当教員名 (フリガナ) |
コハシ レイジ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
04
:
芸術 |
対象学生 |
主として日本語教育系コース3年生ですが,他コース,他学部,研究生の聴講も歓迎します。 |
授業のキーワード |
比較文学,日本近代文学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 日本語教育プログラム (能力・技能) ・日本語教育6領域に関して個別的・専門的に研究する。 |
授業の目標・概要等 |
日本の近代文学において、既存のものの影響によって生み出された事例、特に海外からの海外からの受容がどのようになされているか、そして海外だけでなく自国の中でもいかに既存の作品を受容したり、現実社会で起こったことを反映することで新しい作品が生み出されているか、学んでいく。「日本」近代文学が海外の影響なしには成立しえなかったのかを理解し、日本近代文学に対して具体的に再考できるようになることが、この授業の目的である。また、特に日本語教育学の学生については、日本語教師の海外派遣事業という実際にあった事実が、虚構である文学作品に取り入れられた事例について取り上げる回が複数回あるので、その回を踏まえた上で日本語教育学について再考してほしい。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション:『押しの子』というタイトルをいかに海外は翻訳したか 第2回 「桃太郎」の小説化 第3回 ヨーロッパの詩の翻訳が落語に 第4回 仏教説話が落語に、そして漫画に 第5回 ヨーロッパの歌が唱歌に、そしてコミックソングに 第6回 適切な言葉がない時、人はどう表現するだろうか? 第7回 言葉の発明がいかに作品に影響を与えるか―内田魯庵と水谷不倒の場合 第8回 番外編 メディアがいかに現実の事件を取り込むか―社会学的なアプローチ 第9回 永井荷風『地獄の花』(1902年)をいかに読むか(1) 第10回 永井荷風『地獄の花』(1902年)をいかに読むか(2) 第11回 海外に渡航する女性教師とその表象①-1 世紀転換期(1900年近辺)の場合 第12回 海外に渡航する女性教師とその表象①-2 世紀転換期(1900年近辺)の場合 第13回 無名作家の無名作品、先行研究もない作家、作品をいかにして取り上げる価値のあるものに仕立て上げるか―大月隆『臥龍梅』(1906年)の場合 第14回 海外に渡航する女性教師とその表象② 戦時下の織田作之助の場合 第15回 番外編 文学作品の漫画化:藤子・F・不二雄の場合
レポートの課題があります |
教科書・参考書等 |
授業時に指示するが、授業計画の中で日本語タイトルを示しているものについては、事前に国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)でパラパラと眺めるだけでもしてもらえればありがたいです。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,パワーポイント |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
日本近現代文学史的な面もあって網羅的に行うので、日本の近現代文学の流れについてはある程度事前に把握しておいてください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
Moodleで課した小レポートについては次の日、もしくは授業内でもうける記入時間後に記入者のお名前を伏せて共有することでフィードバックするため、この授業に出られるということはその旨ご了承いただいたものとみなします。 |
成績評価の基準等 |
Moodleの課題を利用して毎日その回に応じて課す小レポート、及び授業時間内で数回行う小レポート |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |